私が出勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」の蓮池です。
正式名称は「御深井池」と名付けられているこの池を、
以前は私が勝手に「蓮池」と呼んでいたのは、
この季節になると、すくすく育った蓮の葉が水面をびっしりと埋め尽くし、
そう呼んだほうが分かりやすいと思ったからです。
しかし最近は、
この池を「蓮池」ではなく「御深井池」と正しく呼ぶことにしたのには、理由があります。
実は、
上の写真は一昨年の7月初めごろに撮った写真です。
それが
去年は――
ご覧の通り、葉がずいぶん少なくなってしまいました。
そのことを、昨年7月17日付の拙ブログで「何か変です。」と書きました。
それが今年は、
まだ1カ月早いとは言え、どんなふうになっているかと言うと――
………。
もはや、惨憺たる状態です。
素人目に見ても、
1カ月後に新しい葉が水面の半分、いや3分の1でさえ覆っているとは、とうてい考えられません。
「御深井池」の蓮はもはや死滅したと、
ほぼ断定していいんじゃないでしょうか。
これでは、「蓮池」と呼びたくても、呼べませんよね。
去年でさえずいぶん減ってしまった、真っ白で美しい蓮の花を、
今年はたぶん、一輪も見ることができないのではないでしょうか。
とても、とても残念です。
ただ――。
濁った水面の広さが目立つ今年の「御深井池」の
わずかこの一角だけは、
奇妙なことにこんなふうに新しい葉が育って伸びています。
「なぜ、ここだけなんだろう?」と不思議でなりませんでしたが、
今朝その理由を偶然、「名城公園情報」に詳しいある方から聞くことになりました。
「いつごろだったか忘れたけど、誰かが、そのあたりの池の中に、よほど大事な何かを落としたらしく、池の中に飛び込んで、底浚(さら)えして探したことがあったんだよね。それで、その辺りの底だけ、堆積していたヘドロが掻き回され、蓮の根っこに酸素が送られて助かったんじゃないの?」
おそらくそうに違いありません。
去年、生育の悪さの原因を管理事務所に聞いた時、返事は
「原因は分かりません。私どもが何かをしたとか、逆に、何かをしなかったというわけではありません」とのことでしたが、
いえいえ本当は、すべきだった手入れを、しなかったからではないんですか?
なんなら、
管理事務所のみなさんの、絶対に、絶対になくしたくない大事な物を、
池のあちこちに、ばら撒いて投げ込んでみましょうか?
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