重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

思いのまま。

2007-03-07 | つれずれ


金ピカ塗装のわが愛車「マツケン・サンバ号」の今朝の屋根です。

霜ではありませんね、これは。
「伊吹下ろし」の北風に運ばれて来た、間違いなく粉雪。

名古屋地方は、今朝も寒かったですよ。


さて、
こちらは――



紅梅です。

そして、こちらは――



白梅です。

何の変哲もありません。


けれども、左右を合わせると――



根元は1本の梅の木です。
自宅近くで発見しました。


真ん中あたりでは、



紅白が入り混じって咲いています。


なるほど、接ぎ木するとこうなるのか――
とは思いましたが、念のため確認しようと、持ち主らしい家の呼び鈴を押し、聞いてみると、

「いや、接ぎ木じゃなくて、元々こういう品種らしいんだ。詳しくは知らないけど」と。


ええ~?……

半信半疑で、調べてみました。
すると――。

あるにはあるんですね、こういう「紅白咲き分け」または「源平咲き分け」と呼ばれる梅が。

「輪(りん)違い」あるいは「思いのまま」という名前の品種があると、
ネットで調べた「梅の品種一覧」にちゃんと載っていました。

はい、「思いのまま」という品種名です、間違いなく。


梅は古くから親しまれ、植栽されてきた木だけに、
自然交配や品種改良が繰り返された結果、
花梅で300種、実梅で100種の品種を数えるそうです。

「思いのまま」も、その中の1つなのだとか。


たしかに、



白梅が咲いている枝に1輪だけ紅梅が混じっていたり、

中には、こんなふうに――



一輪の半分が紅白に分かれているものもあります。


だからと言って、
今日見つけた「紅白咲き分け梅」が、

家人が言う通り、専門的な品種分類では「野梅系野梅性」に属するホンモノの「思いのまま」なのか、
それとも、実は接ぎ木によるものなのかは確認できませんでしたが、

どちらにせよ、
おめでたそうな紅白梅を見られたうえ、
おまけに「思いのまま」だなんて、
まるで「アラジンの不思議なランプ」みたいな嬉しい名前の梅があることを知って、
ちょっぴり満足気分の、今日の私なのでありました。




ところで……、
さりげなく書いた「野梅系野梅性」って、
どう読むのか戸惑いませんでした?

こう読むんだそうですよ、本当に。
「ヤバイケイ・ヤバイショウ」。


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