重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

「王様」。

2007-03-25 | おすすめ
「王様」に、
お目に掛かりました。

………などと書くと、
最近、誇大妄想の傾向が一段と激しくなってきた私のことなので、
何をまたトボけた話を始めたのかと、
眉をしかめた方もいらっしゃるのではありませんか?

でも、
妄想なんかじゃありません。

正真正銘の「王様」に、
私は昨日、
お目に掛かったのです。

この方です。




東京都立杉並高等学校、上智大学経済学部を卒業。
パルコに就職したが1年半で退職し、バンドや個人での音楽活動を続けながら職を転々とする。
1990年代に入り、英語詞を直訳し原曲に乗せて歌う「直訳ロック」と呼ばれるスタイルを確立。

1995年、ディープ・パープルの英語詞を直訳したメドレー曲「深紫伝説」を発表し、売り上げ25万枚のスマッシュ・ヒットとなる。本作品により、同年の日本レコード大賞企画賞を受賞。
(以上、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」から

いわば、「異色のロッカー」です。

これまで、海外の著名アーティストの楽曲を数多く、独得のセンスで直訳し、歌ってきました。
どの曲も、聴くと、「名訳」に思わず吹き出してしまいます。


けれども、
「王様」は、
いわゆるお笑い芸人がするような「おふざけ」では、
決してありません。

歌詞の和訳が、
意訳も含めてまさに絶妙で、
ユーモアがあり、
なのにちゃんと理にかなっていて、
説得力があるのです。


歌唱力ももちろんギターリストとしての技能も、
本人が言う通り「意外」に、一流です。

そして何より、
ひたむきで、
とても心温かな人なんだなということが、
この「直訳ロック」を聴けば聴くほど、分かってきます。

だからこそ、
彼から和訳化の許可を求められ、
サンプル盤を受け取って聴いた、著作権がらみにはうるさい海外の著名アーティストでも、
多くが快く「OK」を出すのでしょうね。


その「王様」が、
所用で出掛けた土曜日、
静岡市に来ていたのです。


この日の「特設ステージ」は、
市内「小梳(おぐし)神社」神社境内の神楽殿。



今月15日にオープンした「静岡パルコ」の関連イベントに招かれたようです。
なんて言ったって、
「王様」は、「パルコ」の元社員でしたから。


時折り小雨が降る中を集まったマニアックなファン100人余を前に、
「王様」はこの日も全力で飛ばして絶唱し、
巧みなギター・テクニックを披露していました。











人には好き嫌いがありますから、
決して無理には勧めません。

でも、
「王様」の歌の何曲かをお聴きになったり、
できればライブをご覧になれば、
たぶん、お分かりいただけるんじゃないでしょうか、

人を、
姿・形で判断してはいけない、ということが――。


ミニ・ライブが終わった後、
CDアルバムのジャケットに、



「御名御璽」を頂戴しました。


そして、
一緒に記念写真まで。



ま、
「オッサン同士のツー・ショット」写真という説もありますが。


それと、
目を細めて写真を眺め、モザイク部分から私uwanosoraの素顔を妄想するようなムダな努力は、
おやめになったほうがいいと思いますよ。

どうせ胃腸の具合を悪くするのが、
オチでしょうから。

「王様」のHPはこちらです。
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