重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

早くも失恋?

2007-03-20 | つれずれ
今朝も立ち寄ってきた名古屋市北区「名城公園」。

まず園内の池に足を向けましたが、
…………
あれぇ………。

この時間はいつも、池の中の小さな島の、所定の場所に佇んでいるはずのアオサギ「仙人1号」の姿が見えません。


仙人と言えども「春眠、暁をナントヤラ」で、たまに寝坊することもあるのかな、
と思っていた次の瞬間、
どこからともなく突然飛来したのは、



最近「仙人1号」と仲睦まじくエサを捕っている姿をよく見掛ける「シロサギ」です。
2人の関係はどうやらアヤシイ、と「パパラッチuwanosora」はニラんでいました。


それにしても、
「仙人1号」はどうしたんだろう?
と思いながらファインダーから目を外し、周囲を見回すと……、

居ました!!



なんと、
私が立っているほとんど足元の、池の端の石積みの陰から、頭だけが出ている「仙人1号」を見つけました。


この場所は、園内のジョギングコースのほんの数メートル脇。
警戒心が強いアオサギが普段、羽を休める場所ではありません。

それなのに、なぜこんな至近距離に?
と首を傾げながら向けていたカメラのファインダーの隅を、
何やら黒っぽい、別の陰が横切ったのです。

「ん?」と思いながらその陰の正体を探すと、
これです。



「川鵜」…ですよね?


これまでも時々、見かけていました。
彼らの漁の仕方は、すごいですよね。

アオサギやシロサギのように、
池の中でじっと立ち、
たまたま射程範囲に近づいた小魚を捕まえる「待ち伏せ作戦」とは違います。

水中に、頭だけでなく身体全部を沈めた「高速潜水泳法」で魚を追い回し、捕まえてしまうんですから。
こんなふうに――。




そして、
ひとしきりエサを捕り終わった後、川鵜が近づいて見せたのは、
意外にも、
このツーショットだったのです。



シロサギ君も、満更ではなさそうで、
逃げません。


というより、
シロサギと川鵜はしばらくの間、つかず離れずの距離を保ち、
あの「仙人1号」との位置関係は、



こんな「三角関係」状態になっていました。


もしかすると、
「仙人1号」は、
せっかく訪れた「春」もつかの間、
早くも失恋してしまったのでしょうか。


それからしばらく……。
いたたまれなくなったのでしょうか、



どこかへ飛び立って行った「仙人1号」の後姿――。

「仙人1号」にはまた、
修行の日々が、
待っているのでしょうか。


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