金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

三連休と秋休み

2009-10-11 03:21:00 | Weblog
岐阜県の長閑な田園風景の中を走っていると、黄金色にそよぐたんぼの中に刈り取りの人の姿が見える。


なんとなく見ていると、じいちゃんばあちゃんに混じってキャップと軍手をした子供がいた。

あ-、最近はゆとり教育で秋休みなんてもんがあるらしいが、田舎の家では刈り入れ時に人手が増えてありがたいことだろう。

北海道の天売島では確か学校は午後からだったな。
民宿なり漁なり家のこと手伝ってから学校行くっていう。

勉強ばっかじゃ応用のきかないやつしかできないよな。




連休で渋滞する道を走り、一気に長野に突入。
南木曾の深い山に点在する宿場風景を横目に諏訪にやってきた。


写真は下諏訪の諏訪大社、秋宮。旧中山道という石碑がいたるところに立つ生活用の路地裏にひっそりと鳥居を構えている。

鳥居から直線上の道路に不思議な建物があった。

橋のような形をしている。

よく見るとその下に小さな用水路が流れていた。
アスファルトがかぶせられてもはや川とは呼べないが、こうして古くからの橋が残っているということは、昔はれっきとした川だったんだろう。


民家の前には何やら丸くて大きな石。
これは力石といって、かつて町内の集まりなんかがあったときに若衆たちが力比べに持ち上げていたらしい。60キロくらいだって。



町の下にひそむ歴史の埋み火を感じながら、かつて街道を行き交う旅人の疲れを癒した諏訪温泉の銭湯へ。


体を洗って湯舟に。


うい-‥‥‥ぅぅぅあああああちぃぃぃぃ----!!!!!!!


3年前も来たこの古い銭湯。
相変わらず尋常じゃない熱さ。

47度。

ウケる。

入れるわけねぇ。


このくらいが気持ちいいんだ-、と威勢よく湯に入ったじいちゃんの顔が歪む。






夜は上諏訪の町で路上。
寒すぎ。


なんとか稼ぎも出て、車に戻りさらに運転。

鹿だらけのメルヘン街道。

温泉やお洒落なペンション、のびやかな高原‥‥‥‥はもちろん見えず。

長い長い坂を登りきった頂点は麦草峠。
標高2127メートル。
国道では日本2番目の標高だ。


運転しながらブルブル震えているのは車の暖房がきかないから。


気温4度。


暖房がきかない。


荒行。




そしてやっと今、明日のライブ会場がある佐久平に到着。


毛布にくるまる。


歩き野宿で日本一周しているNOBさん大丈夫かなと思いながら、今回の更新を終わろうと思う。


そんな僕の日常。

4時間後には集合だ。



明日のライブがいいものになり、美味しいお酒が飲めますように。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (滋賀は秋晴れしがなおや)
2009-10-11 19:24:51
日常

人それぞれの営みがあり、その人となりの視感がある。

組織に属して主観は悲しいかなネジ曲がってしまっているが、代えがたい部分は残しておきたいもんだ。

朝日がキレイとか、
ツバメが越冬に飛び立つとか、
太陽の光の角度が変わったとか、
空気が澄んで来たとか、
お米が旨いとか、
水が旨いとか、
トンボをつかまえるときは、指をグルグルして捕まえるとか…

当たり前に感謝するとかさ!

鈍っちまって出来なくなって来たけど。

日常に感謝!
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Unknown (文武)
2009-10-12 18:01:51
滋賀は秋晴れしがなおやさん

長野もはっとするくらい真っ青な空ですよ

日常の何気ない出来事や風景に心を合わせていたい。
毎日感動なんて忙しいです
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先日はお疲れ様でした。 (Lily)
2009-10-13 22:42:29
Lily☆Bellです。

そろそろ宮崎へ帰られましたか?

進歌前日の夜、上諏訪で路上をされていたとは知りませんでした。

ちょうどその頃、お猪口を片手に
上諏訪の酒蔵を呑み歩いていたので
知っていたら聴きたかった・・・残念!

話しているときは、気さくで話しやすい方なのに

ステージの上ではまるで別人で、とても大きく見え

その歌声はまっすぐ心に響きました。

次回、諏訪へお立ち寄りの際はぜひお知らせくださいませ。

また会える日を楽しみにしてます。


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Unknown (文武)
2009-10-14 15:18:52
Lilyさん

こちらこそお話できてうれしかったです。
なんかラブソングが染みる歳になってきたんだなぁと思いながらしみじみ聴かせていただきました。

あんなまっすぐなラブソングが歌えるようにいつかなりたいものです。

また上諏訪に行きましたら美味しいソースカツ丼のお店教えて下さいね-

お疲れ様でした!
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