金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

路上がビアガーデンに

2009-08-30 12:34:30 | Weblog
福島県いわき市にて。

気前のいい社長さんが向かいの居酒屋さんに二万円を渡して、これだけビール持ってこいと。


もう聴いてくれる人みんなにビールを振る舞ってすごい人だかりになった。

社長ありがとうございました。

そのまま酔った勢いで大好きなクラブのママにキスしようとしたら拒まれた。ウケる。


旅に恋は付き物だよな。

どうせ~、出ていく~、この町で~、
惚れた~、おいらが~、野暮なだけ~




ゆうべはクールフールでmitiさん見に行ってきた。やっぱカッコイイ。
ノリがいいんだよなぁ。
あのリズム感が欲しい。

山崎怠河さんギターうますぎ。
檸檬さんのウクレレ弾き語りの完成度は教育テレビの域。

あ-、やっぱクールは楽しい。
今日は壊れるぞ。

夜明けの郡山

2009-08-27 17:47:51 | Weblog
見知らぬ町を歩いていると

見慣れた帽子のあいつがいた

井戸の中に落ちた月を

見つけた虫が羽を揺らす

缶ビール一本の乾杯じゃ

旅の孤独はまぎれないけど

缶ビール一本の喜びに

羽を揺らす鈴虫だ

竹原ピストルを呼ぼう物語 最終章

2009-08-26 09:44:41 | Weblog
竹原ピストルは色気でも落ちなかった。

男気でもダメだった。



これが最後のチャンスだ。


☆指令
『三顧の礼作戦で竹原ピストルを一匹狼の遠吠えに呼ぶべし』


これで落ちなければ今回は見送りだな。
最後の壁、金丸文武、出動。




東北南下ルートをねじまげて、無理矢理やってきたのは福島県福島市。
この日はピストルさん福島市内でライブだ。


このわずか10日の間に宮崎、三重、福島で次々と声をかけられる異常性。

シツコスギル

そしてライブハウスの前で入り待ち。
タバコすぱすぱ。


あ-、怖いよ-怖いよ-。
ライブするより緊張するよ-。


文武
「いや-、緊張しまくりです。」

剛兵太
「大丈夫!ほんとに気さくな人だから~。今なぁ429と熊野大社きとるからお願いしとくでなぁ。」

429
「どうも-♪税金泥棒です-♪」

文武
「あ-、断られたらどうし‥‥あ!!ピストルさん!!!!」

ピストル
「ん?どうもどうも。」

文武
「え、あ、今日ライブ頑張ってください!‥‥‥ん?なんで宮崎Tシャツ着てるんですか!!?」

ピストル
「え?宮崎行ったときにもらったんだよ。ていうか電話いいの?」

文武
「僕宮崎なんですよ!で、これ剛兵太です。」

ピストル
「えぇ~!!うそ~!!なんで-!!」

文武
「あ、あのピストルさん。ちょっとお話があるんですけど、年内に九州回る予定ないですか!!?」

ピストル
「あ-、もう結構いろんなところで詰まっててね-。もしかして宮崎で話した女の人の?」

文武
「あ、そうです。僕も歌ってて剛兵太さんとも仲良くさせてもらってて、僕と剛さんとピストルさんでやりたいって話してたんですよ‥‥‥‥そっかぁ‥‥‥‥厳しいですか‥‥‥‥」

ピストル
「いつ頃なの?」

文武
「12月で、ピストルさんの都合のいい日曜だったらどこでも大丈夫です!!!!」

ピストル
「12月だったら今のとこ空いてるよ。まぁ後でゆっくり話そう。」





ヨッシャッ

ヨッシャッ!!!!

シャ-----!!!!!!!

いけるんじゃねぇの-------!!!!!!!!!これ-------!!!!!!!


文武
「ごごごごご剛さん、やばいやばいやばいやばいやばい!!!」

剛兵太
「落ち着け!!金丸君落ち着け!!」

429
「どうも-♪税金泥棒です♪」





爆発しそうな心を抑え、ライブハウスに入り、本番が始まる。


ゆずっ子たちが恋について歌っている。上手いんだけど妙にこなれたステージ運びがムカつく。



ついに竹原ピストル登場。


蜂の巣。


ゴッドファーザーのソニーくらい蜂の巣。




ライブが終わり片付けをしているピストルさんに話しかけた。

もう‥‥‥‥もうここで決まってしまうんやない‥‥‥‥

しかし、バタバタしていたのでその場は俺の電話番号を教えただけで終わった。


あれ‥‥‥?
え‥‥‥なんか‥‥‥このパターン‥‥‥

まずくない?




眠れない夜をすごす。

嘘です。爆睡しました。



朝、さっき電話がきました。





竹原ピストル





出演決定





12月6日(日曜)

金丸文武
剛兵太
竹原ピストル


定員50人です。



予約は早めに僕まで。

ズン子、剛さん、ご苦労様でした!!

竹原ピストルを呼ぼう物語 第二章

2009-08-25 17:18:39 | Weblog
剛兵太
「いや-、ズン子ちゃん頑張ったようやけどダメやったみたいやな~。」

文武
「そう簡単にはいきませんね‥‥‥」

剛兵太
「俺もピストルさんとは対バンしたいね-って話するんやけどなぁ~。」

文武
「‥‥‥剛さん、確か明日ピストルさんのライブ行くんですよね?」

剛兵太
「そうやでぇ~。打ちのめされに行ってくるわ~。そやなぁ、俺からもピストルさんに話してみるわ~。」

文武
「お願いします!!」


☆指令
『男気作戦で竹原ピストルを一匹狼の遠吠えに呼ぶべし』


剛さんはピストルさんが野狐禅の時代から、三重に来たときはほとんど毎回共演をしており仲がいい。

ピストルさんがソロになってからも、いつか一緒にやりたいね-、と常々話しているそうだ。

4日前に宮崎で見知らぬ女から一匹狼の話をされたばかりのところに今度は三重でも!!!



これはいける!!!!!








22日、竹原ピストル、
三重ライブ当日。




ライブ終了後、剛さんから報告電話が入る!!!!!



剛兵太
「金丸君ごめんなぁ~。すぐに打ち上げ始まってもうてあんまり話せんくてさ~、一匹狼のこと切り出せんかったわ~。スケジュールも年内つまっとるみたいやし、厳しいみたいやでぇ。ズン子ちゃんのことは覚えとったみたいやけどなぁ。ごめんなぁ。」





撃沈





もう‥‥‥無理か‥‥‥‥





い-や!!
諦めない!!!

諦めないから!!

剛さん、無理言ってすみませんでした!!
必ずや‥‥‥‥



つづく

デイサービス施設にて

2009-08-24 17:23:17 | Weblog
ちなみに写真のモデルは僕です。
下半身あたり。


嘘です。調子に乗りました。

山内地方の山奥にあった日本一でかい藁人形だそう。





さて、仙台の友達が勤めているデイサービスの施設でたった今歌ってきました。

すると一人のお爺さんがすすり泣いている。
上を向いて歩こう、涙がこぼれないように。


それからレクリエーションに混じり、いろいろと仙台についてのお話を聞かせていただいた。
貴重な時間。
埃をかぶった分厚い古本のページをめくるような、そんな貴重な時間。


帰宅の時間になり、社長が皆さんをお宅まで送っていった。
しばらくして帰ってきた社長が僕を呼んだ。

さっきすすり泣いていたお爺さんが車の中でも、家に着いてからも、しきりに僕の歌のことを話していたそうだ。

実はかなり難しいお爺さんらしく、いつもなら知らないやつがいるだけでキレたり、そしてすぐに何故キレてたかも忘れてしまうような方で、お爺さんの娘さんはもうお父さんはあの頃のお父さんじゃない、と諦めかけているそうだ。

そこに、今日のこと。
歌を聞いて昔を思いだし家に着いてボロボロ泣いていたという。

そんな心、とうの昔に消えてしまっていたと思っていた娘さん。
ありがとうありがとうと、歌った方に渡して下さいとお花を社長に渡してくれた。




ライブハウスには、もう歌を聞き飽きたやつらが新しいものを求めてやってくる。

そんなすれた歌の世界にあまりにものめりこんでいると、なにがいいものなのか、なにが人の心の琴線に触れるものなのか、全く見えなくなる。
歌の力を信じられなくなるほどに。

もっと当たり前にあるものなんだよな。歌って。
飾るものじゃない。




‥‥‥‥だからこそ針の穴を通すようで‥‥‥あ~!わからん。

でも少しだけ歌の本質を見た気がします。

いただいたお金は有り難く今夜の友達との飲み代に使わせていただきます。


幸せは雲の影に
幸せは月の影に