やっと雪のないとこまでおりてきたぞー！！
雪なんてもう見たくない！！
今回のヒッチハイクで大活躍したダウンジャケットとリュックをくれたスー兄とゆうゆうさんに土産を渡すべく、群馬県太田市に戻ってきたよ。
またタイミングよく、今夜ライブがあるから飛び入りしちゃいなよということに。
ありがたやー。
しかしこれが今まで体験したことのない恐ろしいライブになるとは………
ライブが始まる。小さなレストラン。
ステージと客席の境もない。
スー兄と飲んでいると、群馬のチョイ悪シンガー浜田さん一行もやってきた。
浜田さんは群馬じゃ知らない人がいないくらい有名なシンガーだ。
そしてライブは一組目が終わり２番手の男の人へ。
ちょっと変わった感じの歌い手さん。
オタクっぽい感じの。キレたらヤバイって感じの。
まあ、演奏はなかなかキツイんだよね。
我慢してないと聴けないくらい。
そしたら浜田さんがやってくれた。
オタクシンガー
「あ、あの、こ、こんな感じで、やっています。３０分だけ、が、我慢して聴いて下さい。」
浜田さん
「我慢できねぇよ。」
シーン…………………
(´Д` )ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク
張り詰める会場。みなうつむくことしかできない。
浜田さんはステージのど真ん前の席にいる。
このオタク君もなんか反応すればいいのに、そのまま次の曲に突入。
なんて気まずいんだろう…………
曲が終わる。
オタクシンガー
「はい、ありがとうございました。えー、ぼ、僕の歌、き、聴きたくない方は、喋っててもいいです。で、でも、僕、頭の病気を持ってまして、ほんと何するかわかりませんので。な、何回も警察のお世話にもなってますし、こ、この前はケンカした相手が、あ、頭から血を吹き出しましてね。では次の曲いきます。カントリーロード。」
シーン………………
(´Д` )ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク！！！
カントリーロードじゃねえよ。
こんな恐ろしいライブ見たことねえよ。
身の毛もよだつ３０分だったな。オタク怖え。
まあなんとか誰も頭をカチ割られることなくライブ終了。
僕はまあ、いつも通り。
入ってくれた、ピアノ、ハープ、バイオリンのみんな、ありがとうございました。
このところずっと飛び入りばっかりだったけど、ようやくブッキングライブですよ。
気合い入りますよね。スー兄と一緒に拓郎かなんかやろうかな。
３月９日（金曜）
前橋きしん
オープン……１９：００
スタート……２０：００
チケット……１０００円（ワンドリ付き）
出演……小林進、新太郎、TOMIO、金丸文武
遊びきてね！
あ、写真は日本三大うどんの一つ、水沢うどん。
伊香保の麓に密集するうどん激戦区で、頭一つ抜きん出ている老舗、田丸屋さんに行きましたよ。
高いよ。
岩沼の住宅地にひっそりとたたずむ名店、麺組。
甘く、コクのある味噌。
野菜が信じられないくらいシャキシャキして美味しい！
今まで食べた味噌ラーメンの中で野菜一番うまい。
味噌に野菜がたっぷり入ってるという意味を教えてくれる。
辛味が分けて出されるのもいい。
オススメ！
さぁ、やってまいりました！石巻ストリートファイトのお時間です！
ルールはもちろんバーリトゥード！金的、頭突き、噛みつき、なんでもあり！
実況は金丸文武がお送りします。
第１試合
泥酔おじいちゃん VS 鼻ヒゲ紳士
あっ！いきなり泥酔おじいちゃん、何もしてないのによろけてすぐ横にいた実況席の私に突進！
楽譜立てを破壊。
「おっさん、これ弁償だぁ。なにしでんだぁ。」
鼻ヒゲ紳士の的を射た言葉に逆上したおじいちゃん。狙いを定めて紳士の顔に拳骨を放る！
しかしこれはテレフォンパンチだー！華麗なフットワークでさばく紳士！
あーっと、おじいちゃん、空振りの勢いで激しく転倒！メガネが吹っ飛ぶ！
しかし街頭ルールですのでダウンではありません。
猪木ばりのカニばさみをしかけるが、紳士は少し離れたところにいるので、誰を狙っているのかわからない！
ついに戦意を失った泥酔おじいちゃん、タクシーに向かってヨロヨロと歩きだしたー！
「おらー！壊したんだがら金さ置いでげぇ！」
紳士の挑発にも耳を貸さないおじいちゃん。ついにタクシーに乗車！
勝者！鼻ヒゲ紳士ー！
勝利者インタビュー
「あっだらごどしでで子供にしめすつかねぇよ！腹立つなー！え？キレてないですよ。」
第２試合 メーンイベント
角刈りおじさん VS ロマンスグレーおじさん
角刈りおじさん
「お、おじさん、ほにゃほにゃがい？おらほもほにゃほにゃだぁ。」
ロマンスグレーおじさん
「そっがえー。どごよぉー。」
静かな出だしとなりました。まずはお互い様子を見る作戦のようです。
ロマンスグレーおじさん
「おー、そうがそうが、いやー今日はいい歌聴いだすぃ、お宅とも知り合えてぇ。で、今は何かやっでんのが？」
角刈りおじさん
「ボランティアだぁ。いやー、ほんどいい歌聴げてえ。」
ロマンスグレー
「ボランティアー？何さそれえ？あぁ？」
おっと、先に仕掛けたのは以外にもロマンスグレーおじさんだ。
ボランティアという言葉にくってかかる。
ロマンスグレー
「ボランティアがなんだぁ？なにがしでんだぁ？」
角刈りおじさん
「……ボランティアっづーのはぁ、みずから進んで動……」
ロマンスグレー
「なんだぁ？！ボランティアが偉いのがぁ！？うつは２人とられだぁ！家も全壊だぁ！なにがボランティアだぁ！！」
※とられた→亡くなる
角刈りおじさん
「………」
ロマンスグレー
「あぁ？！」
角刈りおじさん
「……ぉぉぉおめボランティアの何が悪いだーー？！！！」
おーっと！角刈りおじさんついにキレた！
角刈りおじさん
「おめ何しだ？！うつも流されだぁ？！でも家族置いて町のために必死になってどぶさらいしだんだぁ！？おめ何しだよー？！ボランティアの何がほにゃららほにゃらら！！！！」（聞き取り不能）
あまりの勢いにたじろぐロマンスグレーおじさん！角刈りおじさんのショルダータックルに弾き飛ばされる！
しかしロマンスグレーも負けてない！大声をあげて角刈りおじさんを突き飛ばす！
互角の勝負だ！
５分後
角刈りおじさん
「俺一生懸命やっだんだぁ……辛い中で町のためにぃ……それをけなされだらぁ……ヒッグヒッグ……」
ロマンスグレーおじさん
「わりがっだぁ……ボランティアあっでの石巻の復興だぁ……ありがとなぁ……ヒッグヒッグ……」
二人
「俺たつ頑張ったんだよなぁ！これからも頑張ってかなきゃなんねんだぁ！ウォーん！」
両者、涙を流しながらの抱擁。感動の場面です！
お互いの健闘を讃えあい晴れ晴れした笑顔でリングを降りた両者。
第２試合 ドロー
みんなものすごくたくさんのやりきれない想い、情熱を胸に抱え込んでいるのでしょう。
吐き出す場もないままに。
石巻の熱い男たちの戦いはまだまだ始まったばかり。
こんな男たちのいる石巻が大好きだ。
以上、石巻ストリートファイトでした。
あ、僕はこの後、誘われて三番館ビルの中にある「hachi」というお店に行ってママの胸の谷間にデレデレしてました。
シラハタさん、またセッションしましょう！
ルールはもちろんバーリトゥード！金的、頭突き、噛みつき、なんでもあり！
実況は金丸文武がお送りします。
第１試合
泥酔おじいちゃん VS 鼻ヒゲ紳士
あっ！いきなり泥酔おじいちゃん、何もしてないのによろけてすぐ横にいた実況席の私に突進！
楽譜立てを破壊。
「おっさん、これ弁償だぁ。なにしでんだぁ。」
鼻ヒゲ紳士の的を射た言葉に逆上したおじいちゃん。狙いを定めて紳士の顔に拳骨を放る！
しかしこれはテレフォンパンチだー！華麗なフットワークでさばく紳士！
あーっと、おじいちゃん、空振りの勢いで激しく転倒！メガネが吹っ飛ぶ！
しかし街頭ルールですのでダウンではありません。
猪木ばりのカニばさみをしかけるが、紳士は少し離れたところにいるので、誰を狙っているのかわからない！
ついに戦意を失った泥酔おじいちゃん、タクシーに向かってヨロヨロと歩きだしたー！
「おらー！壊したんだがら金さ置いでげぇ！」
紳士の挑発にも耳を貸さないおじいちゃん。ついにタクシーに乗車！
勝者！鼻ヒゲ紳士ー！
勝利者インタビュー
「あっだらごどしでで子供にしめすつかねぇよ！腹立つなー！え？キレてないですよ。」
第２試合 メーンイベント
角刈りおじさん VS ロマンスグレーおじさん
角刈りおじさん
「お、おじさん、ほにゃほにゃがい？おらほもほにゃほにゃだぁ。」
ロマンスグレーおじさん
「そっがえー。どごよぉー。」
静かな出だしとなりました。まずはお互い様子を見る作戦のようです。
ロマンスグレーおじさん
「おー、そうがそうが、いやー今日はいい歌聴いだすぃ、お宅とも知り合えてぇ。で、今は何かやっでんのが？」
角刈りおじさん
「ボランティアだぁ。いやー、ほんどいい歌聴げてえ。」
ロマンスグレー
「ボランティアー？何さそれえ？あぁ？」
おっと、先に仕掛けたのは以外にもロマンスグレーおじさんだ。
ボランティアという言葉にくってかかる。
ロマンスグレー
「ボランティアがなんだぁ？なにがしでんだぁ？」
角刈りおじさん
「……ボランティアっづーのはぁ、みずから進んで動……」
ロマンスグレー
「なんだぁ？！ボランティアが偉いのがぁ！？うつは２人とられだぁ！家も全壊だぁ！なにがボランティアだぁ！！」
※とられた→亡くなる
角刈りおじさん
「………」
ロマンスグレー
「あぁ？！」
角刈りおじさん
「……ぉぉぉおめボランティアの何が悪いだーー？！！！」
おーっと！角刈りおじさんついにキレた！
角刈りおじさん
「おめ何しだ？！うつも流されだぁ？！でも家族置いて町のために必死になってどぶさらいしだんだぁ！？おめ何しだよー？！ボランティアの何がほにゃららほにゃらら！！！！」（聞き取り不能）
あまりの勢いにたじろぐロマンスグレーおじさん！角刈りおじさんのショルダータックルに弾き飛ばされる！
しかしロマンスグレーも負けてない！大声をあげて角刈りおじさんを突き飛ばす！
互角の勝負だ！
５分後
角刈りおじさん
「俺一生懸命やっだんだぁ……辛い中で町のためにぃ……それをけなされだらぁ……ヒッグヒッグ……」
ロマンスグレーおじさん
「わりがっだぁ……ボランティアあっでの石巻の復興だぁ……ありがとなぁ……ヒッグヒッグ……」
二人
「俺たつ頑張ったんだよなぁ！これからも頑張ってかなきゃなんねんだぁ！ウォーん！」
両者、涙を流しながらの抱擁。感動の場面です！
お互いの健闘を讃えあい晴れ晴れした笑顔でリングを降りた両者。
第２試合 ドロー
みんなものすごくたくさんのやりきれない想い、情熱を胸に抱え込んでいるのでしょう。
吐き出す場もないままに。
石巻の熱い男たちの戦いはまだまだ始まったばかり。
こんな男たちのいる石巻が大好きだ。
以上、石巻ストリートファイトでした。
あ、僕はこの後、誘われて三番館ビルの中にある「hachi」というお店に行ってママの胸の谷間にデレデレしてました。
シラハタさん、またセッションしましょう！
半田屋の看板大好き。
この子かわいいよね。
今頃どんな大人になっているんだろう。
さて、苫小牧からフェリーに乗り込む。
あれやね、最近のフェリーには銭湯がついちょりやる。自衛隊の人たちに混じって湯船につかった。
八戸港に到着してバスで八戸インターまでやってきた。
ここから高速ヒッチ。目的地は仙台の近くの石巻。
ヒッチ始めようとしたらまた吹雪。もうヤメテクレ！
道路の脇でギターの裏にガムテープを貼る。
あー、どんどん雪が積もっていくよー。
早く早く！
うおっしゃー！完成！親指を立てる！
止まれー！止まってくれー！
頭に雪が積もっていく！
あー！
………あっ！止まった！
「仙台までだよー。」
(´Д` )あなた神ですか？
というわけで一撃で仙台までゲット。
ドコモの電波塔を建てる仕事をしているという神様に乗せてもらい、楽しいドライブ。
「これ見てみな。わぁの宝物だ。」
と言って見せてくれたのはケータイのメールボックス。
なんだ？これの何が宝物？
開いてみた。
「連絡くれ！こっちは無事」
「連絡してくれ！」
「津波が来てる！名取が流されてる！逃げろ」
「たのむから反応してくれ」
そこには１０分おきくらいで連続でそんなメールが入っていた。日付は３月１１日。
東京で暮らす息子からのメールだった。
当時ケータイは電波のパンクで送受信できない状態だったし、さらに停電で充電ができなかったためこのメールを見たのは数日後だったらしい。
おじさんだけではなく、こういった状況になった家族はたくさんいた。
家族の絆がなによりも強くなっただろうな。
というわけであっという間に石巻到着。
といっても結構歩いて、結構疲れた。
迎えに来てくれたヒデ君と晩ご飯をたべる。
話は盛り上がり、なぜか差別の話題に。
文武
「あのさ、あんまり大きい声じゃ言えないけど、あの……ってあるの？」
ヒデ君
「え？なにそれ？」
文武
「え！……役所にいるのに差別知らないの？」
ヒデ君
「あー、それは知ってるよ。カッコいいよね。」
差別がカッコいい？
こいつ一体何を言ってるんだ？
文武
「石巻ではどうなの？」
ヒデ君
「うーん、あんまり知っでる人さいないんでないが？俺もそんなによぐ知らねぇし。」
話がどうも噛み合わないなと思っていたら、どうやら差別がブラックサバスに聞こえていたようだ。
ヒデ君
「いや、ビックリしだよぉー。役所なのにブラックサバス知らねぇのがとか言われても困るがら。」
ヒデ君、最高だよあんた。
そしてゆうべ二週間ぶりに車に戻ってきた。
雄勝の町は二週間前に比べるとずいぶん片付いていた。
しかしやっぱりきつい。
二週間離れただけなのに、戻ってくるとこの惨状が新鮮に胸をえぐる。
次は福島。
一体どんな状況なんだろう。
そして人々の心境は。
下りの旅始まりだ。
ライブがんがんやるぞー！
次は３月９日の火曜。
前橋きしん！
出演……小林進、新太郎、TOMIO、金丸文武
オープン……１９：００
スタート……２０：００
チケット……１０００円（ワンドリ付き）
遊びに来て下さいー！