北海道編

＜＜＜２００４年８月１４日

　メルヘンの木は一般的には展望台か車道からしか見えないのだが、ゆうきが穴場スポットを知っているというので、ナビってもらう。
畑の中の農道をトコトコ進むと、木のすぐ近くまで来ることができた。
　
　ニンジンと大根の葉が生い茂る広大な緑の絨毯の中に、２本の木が風にそよいでいる。絵本のような風景に夢中になって写真を撮っていると、

「畑の中に入らないでーー！！！」

とおばちゃんに怒られてしまった。あぜ道にも入っちゃ駄目だ。
地球上にこんなに美しい景色があるのかと、しばらくその雄大さに動くことが出来なかった。

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長く厳しい北海道生活の始まり。
でも旅中で１番充実してたといえるかもしれない。



北海道は、特に富良野なんかの開拓から間もない土地は、完全にライフスタイルが違う！！
ほんと外国というか、人間が違うというか、とにかく、内地で培ってきた対人関係の距離感で富良野に行くと、自分がなんて警戒心の殻に閉じこもった人間なんだと、恥ずかしくなる。

メルヘン！！

ライブ

昨日の「ジール」でのライブ、楽しかった。

大野勇太君の軽快で爽やかなポップ。

あやかさんの伸びやかでどこか影のある歌声。オリジナルの歌詞がすごい。

俺、絶叫。

鬼塚・有田組さんの味のあるギターと歌声。鬼塚さんの下ネタ。

そして、今回のメイン、坂本梨奈さんのささやくようなナチュラルな声とルックス。かわいい・・・細い・・・妖精みたい。

宮崎のライブハウス関係者もたくさん来ていて、挨拶を交わすことも出来た。
充実したライブだったな。
ジールの料理もおいしかった。オーガニックな上品な味。ライブじゃなくてもふらっと行ってのんびり出来るお店だ。宮崎も面白いとこがまだまだありそうだ。

ライブハウス

日本一周の中でたくさんのライブハウスに行った。
そしてその土地土地で名を馳せてるミュージシャンともたくさん知り合った。

いいライブハウスは、演奏者同士が切磋琢磨しあい、マスターもミュージシャンを育てようと真摯なアドバイスをくれる。何より店内に、音楽に対する情熱が充満している。
とても刺激になる。


宮崎に帰ってきて、そういう店に出会えてなかった。
確かに出演者はみんなレベルは高い。
MCもうまい。

でもそれだけじゃだめなんだよな。
『音楽を伝えたい』っていう熱いものがどこか感じられないから、刺激にならない。
そしてそんな中で演奏していて、俺自身もどこか丸くこぎれいに収まろうとしていた。




そして昨日、ホームページでチラッと見かけて気になっていた延岡のライブハウス「ＴＡＭ」にフラっと寄ってみた。郊外の住宅地。２５人キャパの小さなバーカウンター。
遠藤ミチローさん、湯川トーベンさんをはじめ、全国で活躍する、知る人ぞ知る大御所たちが出演していることに驚き。こんな田舎でミチローさんを見られるなんて！！

ミチローさんのライブビデオを流しつつ、マスターと喋った。
熱い人だ。
「万人受けする金目当ての音楽なんてただのカラオケです。本当に心に響くプレイを見てもらいたいんですよ。でも・・・県北はほんと音楽に貪欲な人が少ないです。」　


久しぶりに旅中の頃の熱い気持ちがよみがえった。
明日の宮崎でのライブ、ぶちかましてやるぞ。


２月２５日　（日）
宮崎市加江田　天空カフェ「ジール」
２５００円ワンドリンク付き
出演者　坂本梨奈　鬼塚・有田組　大野勇太　あやか　俺

青森編

＜＜＜２００４年　８月４日　（水）

　ちょっと怖い名前のショッピングモール「エルムの街」に車を停め、シャトルバスで五所川原の市街地へ。

　バスを降りるとすごい人ごみと熱気。その時、ビルの間を何かが動いた。

なんだありゃ・・・

　高さ２２ｍ、７階建てのビルと同じでかさの日本画の巨人が夜空にそびえ立ってる。こいつが噂の五所川原立佞武多か！！まじかよ・・・

　江戸、明治の頃はもっともっとでかかったというから驚き。最盛期には３２ｍなんてやつもいたらしいが、電線の普及で巨大化がストップ。青森市のねぶたがあんなかがみこんだ姿になっているのもそのせい。
　その後１００年、五所川原からねぶたは消えたが、電線を地下に通すことにより平成８年に復活。そのあまりのスケールに、一気に青森３大ねぶたと呼ばれるまでに人を集めるようになった。

　それにしてもでかい！！そしてお囃子もハネトも元気すぎ！！

「ヤッテマーレー！！ヤッテマーレー！！」

の地鳴りのような掛け声に合わせ、踊り狂う人々。いてもたってもいられず踊りだす観客。
みんないい顔してる！！汗びしゃびしゃで輝いてる！！


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「青森ねぶた」、「弘前ねぷた」、に並んで青森県３大ねぶたの１つに数えられる「五所川原立倭武多」。
じとじとと汗ばむ熱帯夜に、燃え尽きるような祭りだった。
青森の夏は特別暑い！！

プリンス

ゆうべプリンスの映画「パープルレイン」を見た。



ちょーかっこよかった。




アルバムの「パープルレイン」は持ってて、いつもなんていい曲なんだろうと思いながら聴いていんだけど、あのジャケットのシチュエーションは映画のシーンだったんだと初めて知った。



それにしてもまじかっこよかった。
プリンス天才だ。
ただプリンスを売りにするだけじゃなくて、映画としての内容もよかった。

必見。