金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

愛知編

2007-04-30 10:09:38 | Weblog
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2006年 2月19日 (日)

 どこにでもあるような城下町の風情を残す犬山の町を通りすぎ、橋の手前で曲ると、小高い山の上に小ぢんまりとした城が見える。姫路、松本、彦根と並ぶ、国宝4城の1つ、犬山城だ。・・・・・・・


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日本中、何十箇所も城に行ったけど、ここが1番美しいと思ったな。
黒板壁や石垣など昔のままの姿をとどめていて、コンパクトにお城の要素が詰まってるという印象だった。

愛知の路上はやくざが多かったな。


友達が「大好きな変態だよー。」とDVDを送ってきた。
ダニエル・ジョンストン。今から観ようかな。
どんな人なんだろう?
なんか逸話を知ってる人は教えてください

群馬・山梨編

2007-04-27 15:12:40 | Weblog
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2005年 12月15日 (木)

・・・・・・

 酒飲みの間では間違いなく日本最高の蔵、神亀酒造。ラベルに、
『このお酒は35歳以上の人生の機微が分かる方におすすめします』
と堂々と書く潔さ。しかしどっかのプレミアブランドのような偉そうな態度は一切なし。飾らず威張らず手を抜かず。これこそ酒蔵のあるべき姿!!・・・・・が見学は無理。洒落た観光蔵とはかけ離れたえ?どこが蔵ですか?って外観の酒蔵の周りをうろついて、やっとこさ蔵人を捕まえた。
「神亀のお酒は燗するとビックリしますよ。あ、今仕込み中で忙しいものですから。すみません。」
ほとんど何も聞けないまま、蔵人さんは雑木林の中に走って行った。仕方なくすぐ横の売店で『ひこ孫』の300mlを購入。こんなこだわりの酒を300mlで出してるとこがまた最高だよな。早く人生の機微がわかる人間になりたい。

 草加センベイをかじりながら太田市の路上に向かった。今日は6000円でフィニッシュ。


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旅の間に何ヶ所酒蔵を回っただろう。有名どころから潰れる寸前の蔵。それぞれに個性があった。
田んぼの中に立つ煙突を目指してあぜ道を進んだり、城下町の辻にどっしりと看板をあげてる屋敷、近代的な大工場も。

人間は必ず『音楽』と『酒』を生み出す。そういうプログラムがあるんだろうな。
日本は日本酒。
その一滴の中に、芳醇な味わいの中に、森と水と米の国、日本の風土が溶けていると感じる蔵巡りだった。

神亀の本当のすばらしさはまだわからん。
うまい!!と震えるほど感動したのは

青森の『初駒』
三重の『るみ子の酒』

他にもたくさんあるがこの2つは俺の中で不動の上位です。


日本酒好きな人でまだ飲んだことない方はどうぞ。

写真は『初駒』の佐藤酒造さんにお邪魔した際の、試飲時のもの。
この琥珀色を見ただけでたまらん・・・

群馬編

2007-04-24 13:40:20 | Weblog
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2005年 11月27日 (日)

・・・・・・
 久しぶりのライブ。気合充分。駅前で喉を暖めてからワンズホームに向かった。
「おー!!来たねー!!」
中にはすでに数人が楽器を触っている。
ぼちぼち集まってきたところで1発目で俺。
気合で4曲、アンコールで2曲、さらにアンコールでみんなバックに加わってくれスタンドバイミー。飛び入りなのに7曲もやらせてもらった。

『LOTUS』

前橋から来てるロータスさん。ギターにハーモニカのスタイル。1曲目に『I shall be rereased』の日本語カバーをやってくるちょー渋い人。

『林田さん』

路上ミュージシャン。レベル高い。

『浜田正』

この人すごかった。
ギンギンのギターにシャウト気味のヴォーカル。楽曲の完成度も高すぎ。
こんなに熱くなる演奏久しぶりだった。
一気に客席のボルテージも上がり、最後は弦ぶち切って終了。
この人すごいわ。ソッコーでCD買ってしまった。

『今井洋一』

ギター弾き語りにソルティーさんというドラマーとのコンビ。
ビートルズファンの公認ライブコンテストでグランプリを獲る実力者。
爽やかなポップス、ブルース、バラードと飽きさせないセンス。
痺れるわ・・・

『アブノーマルジェネレーション』

その名の通りど変態な歌詞をファンキーに歌い上げるバンド。
固定メンバーは2人。毎回その場にいるミュージシャンに入ってもらうという綱渡りバンドだ。
「よっしゃ!!次はB♭のエジプトっぽい感じで!!カモン!!」
ばっちりキメてくる。みんなすげーうまい!!

そのままのテンションで飲み方開始。
前橋にもこういった弾き語り系の『CoolFool』というライブハウスがあるらしい。
いろいろ情報ゲット。
「弾き語りやってるんなら遠藤ミチロウのライブは見なきゃいかんな!!」
遠藤ミチロウ。
今まで色んなライブハウスで耳にしてきたこの名前。
一体どんな人なんだろう?

 みんな帰り、今井さんたちもソファーで爆睡し、マスターと2人静かな店の中で飲んだ。
いい出会いがあった。
来てよかった。
胸の中にフツフツと熱いものがこみ上げてくる。俺もすてたもんじゃない、そしてもっと上達したい。
火照った体で外に出た。角を曲がり、見えなくなるまで気が狂ったように手を振り続けてくれたマスター。
車に入り、冷たい毛布を頭までかぶる。俺はもっといける。こんな気持ち初めてだ。
俺はもっといけるぞ。

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今思えば、このライブハウスで俺のプレイスタイルが変わった。
それまでは、いかにきれいに、いかに正確に歌うえるかに躍起になっていた。

ステージでも座りで歌っていたのが、アブノーマルのヴォーカル、タマチキさんのアドバイスにより立ちに変わった。
俺の音楽人生にとって革命的な夜。

つーか早くライブしたい!!


写真は浜田正さん。
彼のホームページ『音暮路船』。これで検索したら出てきます。
まじでかっこいいです。俺が旅の中で見たアマチュアの中では、いや、プロも含め、最も印象に残ってるミュージシャンの1人です。

群馬編

2007-04-21 11:48:04 | Weblog
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2005年 11月16日 (水)

日が沈みネオンに灯りがともりだす20:00。太田の町に繰り出す。
やっぱすげーなこの町。風俗街には明らかに普通の繁華街にはないタブー的な空気がある。
呼び込みの数も半端じゃない。しかもほとんど中国人。
ファミレスのメニューみたいの持ってて近づいてきてそれを広げて見せてくる。

「ドデスカ?オニサン。」

詳しくは書けない。夜の繁華街は行った者しか知ることの出来ないタブーだらけのミステリアスな掟に溢れている。
これだけの町なのに路上をやってるやつはいない。
でも易者さんはいた。易者のいる町はポイントが高い。路上で金を落とす人がいるという証だ。
歌い始めるとゾロゾロとキャッチの兄さんたちが集まってきた。

「おー、すげーすげー。みんな呼べよ。どうせ今暇だからよ。」

店の女の子もわんさかやってきた。

「えーすごーい!!日本一周してるんで・・あ、4000円飲み放題でどうですかー?今ならマンツーですよー。ねぇー・・・・フンッ!!ねぇねぇ泣けるの歌ってー。」


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はっきり言ってギャルは苦手だ。
特にキャバとかスナックにいる、ヘタに自分のことかわいいと思ってるやつはなおさらたちが悪い。
あのバカノリ。周りに一切気を配らない傲慢さ。股開きっぱなし。・・・これはいいか。



写真のやつらはいいやつらだった。

山形編

2007-04-19 10:24:16 | Weblog
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2005年 6月19日 (月)

 天童は全国の将棋駒の95%を生産している将棋の町。
いたるところに『王将』の駒の看板が掲げられている。
まずは将棋資料館へ。

 将棋とはもともと古代インドで行われていたサイコロゲームが起源で、そこから世界中に広がったといわれている。
日本に入ったのは諸説あるがだいたい1000年~1500年前。徐々に形が定まっていったのだが、今の形になる前、平安後期には354枚もの駒を使う対戦が大流行したりと、時代に合わせ色んな形の駒や遊び方が生まれていたようだ。
そのほとんどをここで見ることが出来る。

町には将棋駒を生産する店が無数にある。
その中の栄春堂というお店へ。
店内ではお弟子さんらしき若い方が、すごいスピードで駒の文字を彫っている。
どうやら他の伝統工芸に比べ若手さんは結構いるらしい。

ツゲの木で彫られた伝統工芸師の駒はセットで20万も30万もする。
漆を重ね塗りする「盛上駒」なんて高級品になるとさらに跳ね上がり80万なんてのもあった。
同じ場所、同じ道具、同じ手作りの技法で100年続けられているもののみその称号を得られる伝統工芸品。
やはりこの駒も、武士の内職として伝えられたもの。
美しい端正な形に日本の美を見るも、機械彫りと区別つきゃせんが、こら。

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東北 山形県

この将棋、決着まで一体何日かかるんだろう?


テレビを見ていたら拓郎の『今日までそして明日から』が流れてた。いつ聞いても新鮮でいい歌だ。

路上でおじさんがよろこぶトップ3
・今日までそして明日から
・いちご白書をもう一度
・22歳の別れ


飲み屋街での路上は客を楽しませてなんぼ。
オリジナル曲も大事だけど、ネオン街では1つの娯楽。重くなりすぎないようにさらっと、「よかったよ。」が出てこないといけない。

流し。カラオケ機械が普及する前の、飲み屋街の大切な人員。
昔は1つのネオン街に何十人もいたようだが、今では失われつつある文化だ。ガットギター爪弾きながらスナックのドアを開けて歩いている。

人生の重みをさらっと歌いこなす。俺はまだまだ未熟もいいとこだけど、こんなすばらしい歌を1曲でも作れたら歌うたいとして肩の荷がおりるだろうな。