大輔
「あれやろ。チェケラッチョっていきなりイエーとか言って抱き着いてくるんやろ?ラブ&ピースとか言って。」
大輔と電話しながらやってきた人生数度目のクラブ。人で賑わう入口。
あまりの恐さになかなか入れない。
チェケラッチョがいっぱいいる。
じゅじゅみたいな女の子がいっぱいいる。
向こうでポイをカチカチ鳴らしているラッパー風の男。
なぜかクラブ好きはポイを持ち歩いている。
※ポイとは卵くらいの小さな二つのマラカスを短い紐でつないだ鳴り物。紐を操って軽快にリズムを刻む。
決死の思いで階段を降りていくと、ものすごい爆音。
「あ、あ、あの、当日ですけど入れますか?」
「はい、どうぞ。」
「ハバナ何時くらいに出ますか?」
「0時過ぎっす!」
俺は宮崎生まれヒップホップ育ちなお兄さんに声をかけ、中に入った。
今日は友人のいるバンド、ハバナを観るためにやってきたのだが、0時過ぎか‥‥‥
いやいや、福岡から来てくれたんだ。絶対観たい。
よーし、楽しんでやる!!
楽しみまくってやるぞ!!!
その後2時間、隅っこでピクリとも動かない俺。
みんなゆらゆらと踊っている。まるで踊ってないと非国民みたいな雰囲気の中、頑なに体を固定する髭面。
爆音とミラーボールの光が交差する暗闇。
ん-‥‥‥暇だ。
暇だ‥‥‥
暇‥‥‥
数時間してようやくハバナの登場。
全員体中入れ墨だらけ。
難しい漢字が書かれた編笠をかぶり輪を描いてスタンバイ。
ドラム、ジャンベ、ギター、ベース、シタール、ディジュリドゥ、ボーカルの編成。
始まった瞬間、ビートの嵐。
原始的なリズムとシャウトでいやがおうでも体が動く。
あ-、こりゃカッコイイわ。
帰ったのは2時。
イエーって抱き着かれなかった。
タオルは振り回さなかった。
加川良は流れなかった。
色んな世界があるなぁ。
ああやって踊ってるのがものすごく楽しくてストレス発散になるんだろうな。
いい経験した。
ハバナ、宮崎でやってくれてありがとう!
「あれやろ。チェケラッチョっていきなりイエーとか言って抱き着いてくるんやろ?ラブ&ピースとか言って。」
大輔と電話しながらやってきた人生数度目のクラブ。人で賑わう入口。
あまりの恐さになかなか入れない。
チェケラッチョがいっぱいいる。
じゅじゅみたいな女の子がいっぱいいる。
向こうでポイをカチカチ鳴らしているラッパー風の男。
なぜかクラブ好きはポイを持ち歩いている。
※ポイとは卵くらいの小さな二つのマラカスを短い紐でつないだ鳴り物。紐を操って軽快にリズムを刻む。
決死の思いで階段を降りていくと、ものすごい爆音。
「あ、あ、あの、当日ですけど入れますか?」
「はい、どうぞ。」
「ハバナ何時くらいに出ますか?」
「0時過ぎっす!」
俺は宮崎生まれヒップホップ育ちなお兄さんに声をかけ、中に入った。
今日は友人のいるバンド、ハバナを観るためにやってきたのだが、0時過ぎか‥‥‥
いやいや、福岡から来てくれたんだ。絶対観たい。
よーし、楽しんでやる!!
楽しみまくってやるぞ!!!
その後2時間、隅っこでピクリとも動かない俺。
みんなゆらゆらと踊っている。まるで踊ってないと非国民みたいな雰囲気の中、頑なに体を固定する髭面。
爆音とミラーボールの光が交差する暗闇。
ん-‥‥‥暇だ。
暇だ‥‥‥
暇‥‥‥
数時間してようやくハバナの登場。
全員体中入れ墨だらけ。
難しい漢字が書かれた編笠をかぶり輪を描いてスタンバイ。
ドラム、ジャンベ、ギター、ベース、シタール、ディジュリドゥ、ボーカルの編成。
始まった瞬間、ビートの嵐。
原始的なリズムとシャウトでいやがおうでも体が動く。
あ-、こりゃカッコイイわ。
帰ったのは2時。
イエーって抱き着かれなかった。
タオルは振り回さなかった。
加川良は流れなかった。
色んな世界があるなぁ。
ああやって踊ってるのがものすごく楽しくてストレス発散になるんだろうな。
いい経験した。
ハバナ、宮崎でやってくれてありがとう!