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山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

11年めの駿台中

2018-02-02 15:12:00 | 広島
学び続けることに感動を覚えた1日。

毎年、駿中のコンサートには私なりの課題があり、初心にかえる気持ちがくっきりよみがえる。
私自身が学び続けること、そのジレンマと達成感に勝手に感動して、一年の始まりで一年の終わりのような、そんな1日を味わう。

修学旅行の事前学習会として山口校長先生が続けてくださった企画。

歌語りのどの作品のメイキング場面にも、駿台中学校でのライブがある。
11年前のテレビニュースの特番で紹介された歌語りを観て、コンサートに足を運んでくださった先生。
本当に下手くそで、一生懸命だけが救いのような気がしてた自身の演奏。

すぐに学校で企画をしてくださった。
平和への思いはもとより、「一歩、歩き出すことの大切さ」、私の生き方を応援して下さったのだ。

感謝でしかない。
だからこそ、応えるように毎年頑張れた。

そして今年。
昨日まで確認作業は続いた。
何度も発表している作品なのに、まだ「万歳峠」のような達成感はないからだ。


 


来月修学旅行に行く中学2年生が対象。
ふと・・自分が中学2年生の頃を思い出した。
始まる前なのに、切なくなった。
あの頃は、周りとも、自分とも折り合いがつかなく、私には生きにくい毎日だったから。

この子たちがぐっと愛おしくなった。
そして歌語りは始まった。

 

 

 
今回、特に意識したのは、ストーリーの後の基礎学習の「原爆が落ちた時に起こること」の説明。
初めて火球という言葉を使った。

あと一歩、、、ながらも、理想に近いところをウロウロした。
あと一歩。。


 

先月の広島でのコンサートが脳裏に浮かんだ。
あの1日がなければ今日はない。
選ばれたガイドの皆さんのプロの解説、案内。
何回も傍で聞かせていただいた。

おかげでストーリーは整理され、短期間に進化した。
学習の部分は刺激が大きかっただけに、私自身の向上心が一気に盛り上がり改善、構成がわかりやすくなった。

広島の皆さんに感謝があるだけ。

 

 

代表の生徒の感想が素晴らしかった。

「今日までにたくさん学んできた「広島」だったが、本当に怖いと思い、広島へ行きたくなくなった。だからこそ、私たちはそこに行き、平和について学ぶことが大切だと思った」

用意した原稿があるわけではない。
リアルな感想。

私は急に涙がこみ上げてきた。
「広島」が「万歳峠」の完成度に一歩近づけた実感があったからだ。

 

コンサート前後に今まで関わってくださった先生方が挨拶に来てくださった。
私の涙も苦笑いも、喜びも知っている先生方。
今年もありがとうございました。

生徒の皆さん、しっかり向き合ってくれてありがとう。
広島でたくさん勉強してきてください。
先生方ありがとうございました。

機材撤収後、来年の日付が書いてある紙を手渡された。
ありがとうございます。
私も学び続けます。


コメント
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