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山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

西宮市立浜脇中学校

2016-03-03 23:32:00 | ここで愛ましょう
今日は、浜脇中学校の影絵発表会です。

なぜ、私がここにいるかと言うと・・・
昨年末の一通のメールがはじまりです。

特別支援学級のクラスで今年の影絵発表の原作は「かたあしだちょうのエルフ」。

ひとりの少年が「小学校時代に歌ったエルフのうたを歌いたい」と、エルフの歌をたどって、私のブログにたどり着いてくれた。
そこから役割は先生に代わり。
彼は過去に歌ったうたとして、私オリジナルのエルフの歌詞を書き写し先生に託してメールをくださった。

一生懸命に書かれたひらがなの歌詞は紛れもなく、私が作った歌。
彼が歌ったうたとは違うだろうけれど、とてもうれしかった。


時間がおもうようにとれないジレンマの毎日。
でも、一生懸命なひらがな文字に応えたい思いだけ・・・オリジナルの歌を譜面にして送った。

発表会の5日前に速達が届いた(笑)

「ご案内」

2、3月は動きが取れないくらい毎日予定が入っている。
兵庫県。
土日があるので各方面に連絡は取れない。
美術、音楽の授業で準備を進め、特別支援学級のみんなだけでなくて、今年は初の試みでサポーターが入り作品に取り組んでいるという。

いろいろな役割や心がつながった「エルフ」
エルフの心がみんなをつなげたと思った。

でも、約束の予定も大事な保育園の子どもたちとの約束。
簡単に変えることはしたくない。

・・・・。
・・・・・日曜日のコンサートを終えて、思い切って二つの園に打診。
調整をしていただいた後に、町の園長先生におうかがいをたてた。
行かせていただけることになった。

そして、アトリエのレッスンを調整させていただいた。

前日の夜中に切符を買った。


行かせていただいて、本当によかった。

準備の日々が伝わる本番。
とてもきれいでりっぱな作品だった。






 

 

 


体育館2階の来賓席に席を用意してくださっていた。
全校生徒800人、大きな中学校。

エルフの歌からはじまった。

どう表現していいかわからないけれど、声と言葉が手をつないだような、純粋なひびきがした。

来てよかった・・・再び思った。


 


上演が終わり全校生徒の前で紹介いただき挨拶をした。

いつもの感覚・・・子どもたちが愛おしい。
少しの時間だったけれど、メールをくださった音楽の先生、支援学級の先生、今回お世話くださった教頭先生とお話しをした。

やりとげた子どもたちを見つめる先生方の眼差しが愛であふれていた。



 

片付けがはじまるステージの上で子どもたちに挨拶をした。
みんな、いい顔をしていた。
手紙をもらった・・・。


うれしくなって、一緒に歌いたくなった。
大きな声で「大好きだよエルフ」をみんなで歌った。

ずっと歌っていたかった。
しあわせ。

放課後の支援学級教室にお別れに行った。

コミュニケーションの苦手なそれぞれの生徒の帰り際、ポソッと発する「言葉」がまるで贈り物だった。


「きてくれて ありがとう」

「またあおうね」

「わすれないよ」



「私もわすれないよ。」

また会いたいね。

浜脇中学校の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。






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