goo blog サービス終了のお知らせ 

山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

手を合わせる

2009-08-15 20:34:00 | 歌語り
終戦記念日の今日、お寺さんで歌語りを聴いていただくことに、お導きを感じました。

今日も残暑が厳しい日中ですが、田んぼの中にあるお寺は、甲府であるにもかかわらず、昼間でも乾いた風がよく通り、暑さを感じない気持ちのよい本堂でした。

紙漉阿原区の育成会とお寺さんとの共催企画。

ライブ準備の最中、防災放送で「歌語り」のお知らせが入りました。

お盆さんでお寺さんにとってはお忙しい時期、これも修業と100日の荒行を終えたばかりの若住職が首に手ぬぐいまいてセッティングのお手伝いをして下さり、ライブの空気を盛り上げて下さいます。

育成会の皆さんが表に看板を書いて下さいました。

手作り感いっぱいの、温もりのあるライブになりました。
 
    
はじめに泉応寺ご住職にお経をあげていただき、皆で手を合わせます。
この光景にまず、私は今日ここにいてよかったと思うのでした。

大人も子どもも世代を越えて、お盆にお寺さんでご先祖さまへ手を合わせる姿は美しく、尊いお祈りの時間でした。

    
どのくらいの皆さんが参加してくださるのか予想もつかず・・・しかし時間となり徐々にたくさんの方にお集まりいただき、ライブが終わり灯をつけた時に本堂は満員で驚きました。
     

今日は「おばぁちゃんの手紙」の後に「一本の鉛筆」という広島音楽祭で古賀政男さんが美空ひばりさんのために依頼した曲を、リンのピアノでうたいました。

今日の日にうたいたかった歌、はじめてだったけれど、すんなり・・・これもきっとお導き。

汗か涙か・・・ライブ中の暗い本堂の中に、顔を拭う白い手ぬぐいが何度も浮かび上がり、気持ちを受け入れて下さっているのが伝わり心は穏やかに・・・。
皆さんがお帰りになる背中を見送り、ありがたい気持ちに自然に手が合わさるのでした。

わたしの歌語り、心のお遍路の旅で積み重なってゆく出会った皆さんの平和への祈りは、土に還った先人のいのちを受け継いで、一本の樹のように地球に根を張り、枝葉が延び、愛やいのちの花を咲かせて、またそのいのちは巡りいつまでも絶えることのない年輪となる事を願う夜となりました。

紙漉阿原区育成会の皆さん、泉応寺さま、スタッフの皆さま、遠くから応援くださるたくさんの皆さま、本当にありがとうございました。

                      音響・写真 ROKU岩切

次回58回目歌語りは9月5日、笛吹市につなぎます。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする