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山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

ノートルダム寺院

2013-04-24 08:53:00 | フランスライブ


パリの街の花屋さんは、とても目立つ。
道ばたにウィンドー越しに、とてもおしゃれな存在。
boutique というイメージ。
パリではお店をboutiqueと総称するらしいけれど。



セーヌ川がパリの街をわかりやすくしてくれている。
大きな橋がいくつもあって、それぞれに物語がある。



街を造る建物はみんなおしゃれ。
そこには、地震のない国の石の歴史がある。
「石」




ノートルダム大聖堂に案内していただいた。
聖母マリアを称える聖堂。
ちょうど、礼拝が行われているところだった。
1163年に着工だから、850年の記念の年にあたる。
観光客であふれていた。












直径13mあり、「バラ窓」と呼ばれています。



パリの桜も満開に。
二週間の滞在の間に季節はずいぶん進みました。
緑がふえて、街が少しずつ明るくなってきました。




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ガレット

2013-04-23 06:50:00 | フランスライブ
約束の10時を目指し、移動。
二人のカトリーヌさん、同じように疲れているだろうに、せっかくだからと、ベルサイユ宮殿にお誘いいただいた。

私は、昨日、パワーすべてを使い果たしたので、今日は頭は空っぽ・・・
じわじわと疲れが出てくるような感じだけれども、もう、いいやと流れにのる。

まさか、こんなになるなんて・・・。


   

   

いつもの駅から郊外へ
今回のフランスでは二人のカトリーヌさんに、大変お世話になりました。
はじめてのパリで私たちが楽しめるように、時間を有効に使えるようにいつでも配慮していただき、移動も少し遠回りになっても名所の前を車で通ったり、遅い打ち合わせや食事の後はライトアップされた街を案内して下さいました。
言葉を返すことの出来ない私がつまらなくならないように、ちょっとした気配りが優しい。
そして、知的で勉強家。
見習いたいです。

4人でベルサイユ宮殿の庭園を散歩しました。
なんでもない時間のしあわせ。

ライブも終わり緊張感や責任からゆっくり解放されていく感じ。
日本でも歌語りの翌日は疲れを感じる日があります。
今日もそんな感じかな・・・と思っていましたが、後がないのでゆるゆると。


   

遅めのお昼にガレットをいただきました。
これは食べてみたかったので嬉しい!

マグカップに林檎の発泡酒、シードルが並々と注がれる。
飲みやすい大人味の林檎ジュースのようで・・・
   ようで・・・

完全にお酒です。

この時点で、疲れが出てきているし、酔ったかな~と軽く感じていました。


   

これが定番ガレット。
そば粉のクレープにハムチーズ。
美味しい!!
日本に帰ってから、焼いてみようと思いました。

フランス人は本当に会話が豊富。
途切れることはありません。
harumi、撃沈。
でも十分楽しいです。



   

このランチセット10ユーロには、ガレットとシードルとクレープとコーヒーが付きます。
この優しい顔をしたクレープ、、これが、、これがぁ・・・

ものすごい強いお酒がしみていました。

口に入れたとたん、火をふくかと思いました。
しかし、くせになる味。
甘みとマッチしたアルコール感が・・・

えっ、、、

   えっ、、、

気が遠くなるぅ・・・

フランスに来てワインをいただく機会は何度かあったので、まさか、クレープで眠り姫になる・・とは思ってもいませんでした。

席に座ったまま、Zzzz・・・失礼いたしました。

  
 

明日は帰国。

この後、近くの駅まで送っていただき、凱旋門からシャンゼリゼ通りを散歩。
どこもかしこも人が多いです。

放心状態とでも言うのかな、ひたすら安堵感、頭は空っぽ、ライブの後の拍手やカタコトでお話した皆さんの温かさを思うだけで泣きそうになります。

直前までの日本での忙しさから、緊張がゆるんで体調不良だとか、変な緊張感で本番にアガル・・・とかは避けたい一心で昨日までを過ごしました。

大げさに思うでしょうが、今のわたしに出来る精一杯をやりたかったから。
たぶん、こんな私にイライラしているだろう隣を歩くmakotoさんに申し訳ないと思いつつも、何も考えられないくらい放心。

気がつくと、いつものどが乾いている。。



   

夜9時でもまだ明るい。
部屋に戻る前に、やっと見つけた中華のお店。
おいしかった。


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学校

2013-04-22 07:07:00 | フランスライブ
こんな貴重な時間が持てるなど、予想になかったことです。
私はLYLEE JEAN DE LA FONTAINEという学校の授業に参加させちただきました。

フランスの学校で先生をされている犬飼さんは、シャヴィルのライブに来て下さり、今回のパリ滞在中に、お忙しい中を何度も時間をさいて下さり、トラムの乗り方やルールを教えて下さったり、アパルトマンでの諸変更などを円滑に進めて下さったり、ヴィストロへ連れて行っていただいたり・・・大変お世話になった方。

パワフルでありながらきめの細やかな心使いをして下さった先生。
何より感謝しているのが、担当をされている日本語クラスの生徒さんにライブを進めて下さり、参加された子には感想文の宿題を出して下さったこと。

その感想文から、フランスの子どもたちと共通の思いの確認が出来ました。
これは今後の「万歳峠」にとっても重要な役割を持つ資料になります。




  

校舎の前で。

  

これが感想文。
文法や言葉の使い方のテェックが入っています。
犬飼先生の課題の出し方で素晴らしいと感じたことは、生徒たちのポジションのアドバイスがあること。
日本語を学ぶクラスですから、字幕と同時に私の日本語も耳に入ります。
言葉と同時に内容の理解を文章にするには、感じるだけでは難しくて書けません。

登場人物が自分の恋人だったら・・・どうするか?

生徒の感想文は、万歳峠の内容をなぞるだけでなく、自分をストーリの中に登場させるので、それはまるで、もうひとつの万歳峠のお話のように悲しい痛みを感じる文章でした。

生徒さんの許可のあったものはコピーをいただけることになりました。
すばらしいサプライズでした。


  

とてもシャイな子どもたち。
15歳、高校一年生です。
最初に「ハチドリのひとしずく」のお話を聞いていただき、Stream Liveのことをおはなししました。
そして「雨二モマケズ」を映像とともに聞いていただき、座談会ははじまりました。

日本でも大場先生がチャレンジして下さったのですが、今回の「雨ニモマケズ」は犬飼先生と息子さんとフランス人の先生のフランス訳を使わせていただきました。


日本以上に、学校の教室に入ることの難しいフランスで犬飼先生のご配慮でこんな時間が持てたこと、とても貴重なことです。
今日だけでなく、先生とは同じ日本人としてそれぞれの意見を遠慮なく話すことが出来る時間が持てました。
私も自分の意見をしっかり持つ大人でいたいです。
言葉がわかるだけに、緊張しましたよ~

犬飼先生は、今回のフランスの滞在をより充実させて下さった。
心より感謝しています。

ありがとうございました。


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Congratulations

2013-04-22 06:21:00 | フランスライブ
パリライブ二日目。
感動が次々と重なり、感情のコントロールが出来ない。
文章になりませぬ・・・。

Congratulatins harumi & makoto

大成功!
3ステージとも、フランス人の共感を得られました。
そして犬飼クラスの子どもたちに聞いてもらえたことがどんなにうれしかったことか。

日本ではフランス語訳の宿題がありました。
ライブ終了後になんと、日本語版が欲しいとおっしゃるフランス人が登場。
日本語の上手なマダムは、普通のマダムではないらしい。
さて、どんな展開に・・・うれしいな。



 

  

  

  

  

今夜もRolandと「雨ニモマケズ」を一緒に。
言葉を伝える私だけれど、音楽は言葉を超える。
Rolandはすてきなジャズマン。

いつでも音楽とコンプレックスは同居していて、辛い時が多い。
でも今夜は「いいんだ、わたしでもいいんだ」・・・なんておもいが湧き出る。
この気持ちはRolandとパリの神様からのプレゼントかな。

Rolandのクラリネットは深くなめらかな美しいメロディー。
一緒に奏でる音楽に涙がこみ上げてきました。

「こういうものに私はなりたい」

すべての想いを込めました。

ありがとう。



  

世界旅をしているmiyukiさん。
おととい知り合ったばかりなのに、来てくれました!
感激。
優しい感性の彼女ともっと話がしたかったよ。
おちついたらメールします。


  

makotoさんと一緒に音響室でサポートしてくれたアントニー。
声をかけてくれます。
「素晴らしいパフォーマンスだったよ、おめでとう!」優しい人でした。

しっとり白い髪の美しいBrigitte 。
おしゃれで、恋人のAanyeといつも一緒。
彼もフォトグラファー。
私よりひとまわり年配のすてきなカップルです。
昨日はバイクの二人乗りで登場~♪


  

日本で一度食事をしたフランソワーにmakotoさんがライブ案内のメールをしたら、「明日の朝のパンだよ~」とご自分で焼いたパンをお土産に、来てくれました。
再会がうれしいし、歌語りを通して、共有出来る「思い」が出来たことが嬉しいな。
また会えるかな。

左の女性は英語の先生。
すっかり流暢になったmakotoさんの英語と知的な会話が続いていました。

そう、makotoさんの語学能力にスイッチ入って二週間。
見事です!
基本の会話だけでなく、交渉や、ジョークまで飛ばしています。
会話にリズムがあり、、、「慣れだよ」と喧噪していますが、素養があったにしても日本ではそうそう外国語に触れることはないから、やっぱりどこかに切り替えスイッチがあるのでしよう。

私も来年までに、外国語でお返事が返せるように・・・新しい目標が出来ました。
今回フランスライブに参加下さった方々の知的向上心は見習わなくては・・・と思います。
マルグリット・デュラスつながりだからか、学者さんタイプが多いみたいです。



  

ノルマンディーの帰りに一泊お世話になったClaudeさんも遠路を駆けつけてくれました。

なんて幸せな私たちかな。。

みなさん、ありがとうございました。




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パリライブ

2013-04-21 16:48:00 | フランスライブ
リハーサル
  Roland×harumi
こんな日がくるなんて・・・オリジナル曲「雨ニモマケズ」 

 
   
    

    

    

PAの部屋より
小さなシアターには小さな音響室。
そこにはアントニーとmaktoさん。
いつもは定員一名だと思うけれど、まるでコックピットのような空間でガラス越しのサポート。

今日になりどこから持ってきてくれたのか?マイクが使えることに。
電子ピアノだから生声よりマイクはありがたい。

映像チェック。
折り合いをつけながら、ここで出来るベストをつくす。
アントニーもとても誠実にがんばってくれています。

    

    

「万歳峠」

初めてのパリライブ。
20時5分前、表に並ぶお客様が入ってこられた。

「ボンソワール~」

日本でこしらえたフレンチバージョンのパンフレットが配られる。
すでに、うれしい私。

はじまった。
カトリーヌさんの挨拶。
そして私が日本語で

「戦争は愛する人を失うのみ 私は愛する人を守りたい」

続き、フレンチカンパニーのカトリーヌが万歳峠のプロローグをフランス語で読んでいただいた。


    

ステージは進む。
私は最後まで日本語。
映像に今回ぎりぎりまで苦労して制作した字幕が入る。

    

お客様の真剣さが伝わってくる。
同時に鼻をすする音も。

    

薄暗闇に、目頭を押さえる人が何人か見える。

    

    

新「万歳峠」のクライマックス。
初めてのヴァージョン。
とても難しいがmakotoさんとの息が合わないと台無しに。

う、うまくいった!

    

桜花操縦員 藤田幸保

    

桜花を抱いた一式陸攻の操縦員 長沢政信


    

Fin
終わった。
大きな拍手。
身を乗り出して、大きな拍手をして下さった。

深く頭を下げた。
手を合わせ、頭を下げた。
やっぱり涙がでた。


つづいて、フレンチカンパニーによる、マルグリット・デュラス作品のパフォーマンス。
Brigitteの手を取り、ステージを変わる。


    
    
    

    

Brigitte
Catherine
Roland

はじめてのパリ公演での共演者たち
同じ気持ち。

そして、ともだち。


    



    

 
    

パリでの公演初日も大成功でした。
たくさんのみなさま、ありがとうございました。
明日もがんばるよ。


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