少林寺流空手道拳昇会

道場案内・活動記録・会員間出来事など

ゆく年くる年におもうこと

2019-12-31 18:44:16 | 日記

 2019年も終わろうとしています。寒波がやってきて寒々とした大晦日です。災害に見舞われ、仮設住宅やブルーシートで囲った屋根の下で年を越す方々や野良猫ちゃん達の事を思うと胸が痛みます。それでも年が明ければおめでとうとお祝いです。現在の世情を思えばめでたいことなんか何もないけどと思うのですが・・・1月1日から発効される不平等条約・日米自由貿易協定FTA、自衛隊中東派遣の閣議決定、憲法改正の国民投票や改正に伴う緊急事態条項の盛り込み、復興五輪の陰で犠牲になる災害地や国内外の自然破壊、予想される五輪後のリーマンショックを遥かに超える不景気。日本の民主主義・三権分立の破壊は進み、耳障りのいいグローバル化という言葉に飲み込まれて貧富格差増大の止まらぬ日本。一体、日本はどこに向かっているのでしょう。でも、何が何でも、私達大人は次世代に平和の時代をバトンタッチする義務があります。そこんとこだけは固守しなければなりません。思えば、来る年をこれほど複雑な思いで迎えるのは初めてかなと。道場に立てば、子供達の変わらぬ笑顔、笑顔! しかし・・真綿で首を締められるように、気づかぬうちに子供たちから笑顔を取り上げるような日がいつか突然やってくるのではと。 先日、アフガンの支援活動中に銃撃でお亡くなりになった中村哲さんが、生前に身近の人に話したお言葉をお伝えして、一人でも真実と平和に向かい合う人が増えますよう、来る年に希望をつないでいきたいと思います。

 憲法9条は遠く感じていたけど、アフガンに行って、日本が戦争しない憲法を持っていることの大切さを知った。

 裏切られた人を裏切らない誠実さこそ人を引き付ける力がある。

 大変な国に行った時には、助けるのではなく、そこで自分たちが失ったものを見つけなさい。 西日本新聞掲載より抜粋

 PS 長渕剛さんの反戦歌「静かなるアフガン」を聴くと中村哲さんの目指したアフガンと一つに重なり、魂が揺さぶられ涙が溢れます。YouTubeから取れなかったので歌詞を掲載します。

海の向こうじゃ戦争がおっぱじまった 人が人を殺し合っている

アメリカが育てたテロリスト ビンラディンがモグラになっちまってる

ブッシュはでっかい星条旗を背に ハリウッド映画のシナリオすげかえる

悪と戦うヒーロー アフガンの空黒いカラスに化けた

ほら また戦争かい ほら また戦争かい

戦争に人道(みち)などありゃしねえ 戦争に正義もくそもありゃしねえ

 

黒いカラスにぶら下がるにっぽん人 僕らはテレビで銃弾に倒れた兵士を見てる

空爆に両足吹っ飛ばされた少女の瞳から真っ赤な血がしたたりおちる

日の丸と星条旗に僕は尋ねてみたい 戦争と銭(かね)はどうしても必要ですか?

広島と長崎が吠えている「もう嫌だ!」と泣き叫んでいる

ほら また戦争かい ほら また戦争かい

ああ早くアフガンの大地に平和と緑よやどってくれ!

あの時の少女の瞳をこわさないで 僕は祈る静かなるアフガンの大地

僕は祈る静かなるアフガンの大地

 


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