乱鳥の書きなぐり

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浄土真宗本願寺派 ​龍華山 善照寺〔はじめての安堵町) 樹齢300年の盆栽と云われる冨生の松(ふしょうのまつ)は重厚で美しい(11景)

2022年06月25日 | お出かけ

 

 

   浄土真宗本願寺派 ​龍華山 善照寺

 

 

善照寺

山号  龍華山

宗派  浄土真宗本願寺派

御本尊  阿弥陀如来

住所  奈良県生駒郡安堵町大字東安堵342

善照寺

善照寺の向かって右は田畑、お向かいには重厚な民家

善照寺の鐘

善照寺の鐘堂を上の写真の反対方向から見る。

善照寺の本堂正面の左右にある四角い石柱

左右の石の下にはそれぞれ4匹の異形が重そうな土台を支えている。

支えている異形をアップして見る。

雷封じの井戸

こういった雷封じの井というのは日本の各地に残る。

善照寺には、美しい飾り瓦が残る。

迦陵頻伽の瓦 極楽の鳥 迦陵頻伽の瓦 というものがあり、珍しいそうだ。

私は何の知識もなくこの寺を訪れたので、意識せずにいた。

なんとなく迦陵頻伽の姿を認めるが、はっきりしないので、機会があれば是非もう一度、この寺を参ってみたい。

冨生の松(ふしょうのまつ)

美しすぎて、ただただ圧巻。

もう一度見てみたい!

冨生の松(ふしょうのまつ)

樹齢300年の盆栽

どの角度から見ても素晴らしいフォルムの黒松

冨生の松(ふしょうのまつ)

見上げても重厚

力強さを感じる 冨生の松(ふしょうのまつ) 

今回浄土真宗本願寺派 ​龍華山 善照寺をお参りし冨生の松(ふしょうのまつ)に出会えたことは、大変喜ばしいことである。

初めて、安堵町をおとづれた甲斐があったと考えている。

  

冨生の松(ふしょうのまつ)

「冨生の松(根上の松)」は浄土真宗中興の祖、第8世蓮如上人の教化地である福井県より水路で運ばれてきたと寺伝にありました。

 今年、その「冨生」という地名は、福井県越前市蓑脇町付近であるということが分かり、そこにはまさに鞍谷川が流れています。

 樹齢300年の盆栽を大きくしたような形の松は、根が盛り上がるようにして人工的に作られたのが特徴で、国内でも珍しい形の唯一無二の黒松です。

(浄土真宗本願寺派 ​龍華山 善照寺 公式HPよりお借りしました。)

 
 
 

浄土真宗本願寺派 ​龍華山 善照寺

電話 0743-57-2154
奈良県生駒郡安堵町大字東安堵342

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『廓庵 十牛図 入鄽垂手(にってんすいしゅ)』   『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』至文堂ハードカバー より

2022年06月25日 | 哲学

 

  『廓庵 十牛図 入鄽垂手』

 

 入鄽垂手(にってんすいしゅ)= 入鄽垂手(町に出て生活する) 

『廓庵 十牛図 入鄽垂手』

手ハそれて是ハ

 空なるおとこ山

かれたる枝に

 鳥やすむらん

 

身をおもふ 身をハ

 心そくるしむる

あるにまかせて

 有にあるへき

 

  座禅儀

般若菩薩起大悲心弘誓精修三昧

 

(『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』より『廓庵 十牛図 入鄽垂手』を写す。)

 

   『廓庵 十牛図 騎牛帰家』

 

騎牛帰家

 善もなく悪もない。

 対立を排除してしまったところに、新しい自分(=本性)が存在する。

「入鄽垂手」に描かれた牧人(=本性)に出会うには、、、

 

 『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)  至文堂ハードカバー より

  

  • 至文堂 (2003/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 426ページ

 

 
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『廓庵 十牛図 騎牛帰家』  『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)  至文堂ハードカバー より

2022年06月25日 | 哲学

 

  『廓庵 十牛図 騎牛帰家』

 

すみのふる心の

 空にうそ

  ふきて

 立ふり行

  みねの白雲

かへり見むとを山

 道の雪きゝて

心のうしに

 のりてこに せき

 

(『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』より『廓庵 十牛図 騎牛帰家』を写す。)

 

 

『十牛図』とは

『十牛図』は、中国の宋の時代の禅の入門書

 絵には、それぞれ漢文の「序(じょ)」と漢詩の「頌(じゅ)」がつけられている。

 禅の考えや絵の説明が書かれてる。

 漢詩(頌)は廓庵師遠(かくあんしおん)禅師が作り、序は弟子の慈遠(じおん)禅師がのちに付けた。

『十牛図』の絵はさまざまな種類のものが残されているとのこと。

 

『十牛図』は、一頭の牛が登場。

 牛は普段はおとなしく、物静かでだが、あばれると非常に強く、手がつけられない。

 その姿はまるで、人間の心の様子に似ているとされ、こういった話が生まれたのかもしれない。

 

   『廓庵 十牛図 騎牛帰家』

 

騎牛帰家: 騎(旅人)は牛に乗って、家へ帰る。

 旅人は、なぜ楽しそうに歌を歌ったり、笛を吹いたりしながら、のんびりと家に帰って行くのか。

『十牛図』の説くところでは、旅人も牛も、もともと同じもの。

 やっとの思いで牛をつかまえ、手なずけても、「元に戻った」にすぎないのだ。

 

 それでも旅人が満足しているのは、誰に言われるでもなく、自からが牛を探しはじめたから。

 自分の足で歩きまわって、いろいろ大変な思いをしてきたことは自分だけの財産であり、満足に値する。

「元に戻った」ことと、「何もしなかった」ことは同じではないという教えである。

 

 

 

 『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)  至文堂ハードカバー より

  

  • 至文堂 (2003/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 426ページ

 

 
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