乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『猿之助四十八撰の内 當世流小栗判官』4,7★/5 177分 昭和58年 歌舞伎座 三代目市川猿之助(現・猿翁) 中村児太郎(現・福助)實川延若 澤村宗十郎

2022年06月08日 | TVで 歌舞伎・能楽

 

 

   歌舞伎『猿之助四十八撰の内 當世流小栗判官』4,7★/5 177分 昭和58年 歌舞伎座  三代目市川猿之助(現・猿翁) 中村児太郎(現・福助)實川延若 澤村宗十郎

 

 

『當世流小栗判官』を見ました。

 實川延若が出演のこの舞台、懐かしくて見入理ました。

 澤村宗十郎でもウンウンと唸りながら、演じ方に見入ってしまいました。

 

 中村児太郎(現・福助)の立ち振る舞いが浮世絵の美人画のようで、美しかった。

 まだ若く細身でした。

 美しいだけでなく、所々に中村児太郎(現・福助)さんの個性を醸し出された舞台は、楽しく、会場は沸いておりました。

 

 東蔵、歌六、歌昇が出ておられました^^

 中村東蔵さんは少ししか出ておられませんでしたが、実に印象深い場面を展開されていました。

 

 三代目猿之助の所作は足の運びが流暢で、舞を心得た方なのだと感心しました。 

 あまり猿之助劇団に縁のなかった私ですが、素晴らしい役者さんたちを脇に固め、三代目猿之助の個性を十分に発揮されていました。

 

 馬の存在は大きかったです。

 そしてラストの白馬に乗った小栗半官と照手姫の宙吊りは会場の観客の心を虜にしたことでしょう。

 

       大当たり!

 

 この芝居は近松門左衛門原作です。

 筋書きはダイナミックですが、途中割合にドロドロとしています。

 兄の妹に対する愛の告白や行動は笑わずしてすみません。

 お駒の半官に対するねたねた感のある愛情などは切ないとしか言いようがありません。

 ラスト忠義でまとめめでたしめでたし感を近松が書き下ろすとこういったお舞台が出来上がるのだと満足しました。

 

      ブラボー

 

 


小栗判官、浪七、お駒/三代目市川猿之助(現・猿翁)
照手姫/中村児太郎(現・福助)
横山大膳/實川延若
遊行上人/市村羽左衛門
胴八、横山太郎/市川段四郎
橋蔵、お槇/澤村宗十郎
お藤、上杉憲実/七世市川門之助

東蔵、歌六、歌昇、ほか

◎昭和58年7月 歌舞伎座にて収録

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奈良県立馬見丘陵公園 菖蒲園情報 (2022年6月7日)満開   (8景)   八つ橋近くに「業平」と云う名の菖蒲が咲いていた。

2022年06月08日 | お出かけ

 

奈良県立馬見丘陵公園 菖蒲園情報 (2022年6月7日)満開 蕾もあり、少しだけ終わった花もあった。

八つ橋近くに「業平」と云う名の菖蒲が咲いていた。

 

 奈良県立馬見丘陵公園の菖蒲を見にいった。

 5月20日には蕾が目立っていたが、6月7日は満開であった。

 

奈良県立馬見丘陵公園 菖蒲園情報(2022年5月20日 蕾多し。満開まで10日から2週間ではないか。)

奈良県立馬見丘陵公園 菖蒲園情報(2022年6月7日)満開(8景)八つ橋近くに「業平」と云う名の菖蒲が咲いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

八つ橋近くに「業平」と云う名の菖蒲が咲いていた。

 

 

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『昔く桃太郎発端話説』上,中,下 /  山東京伝 作 ; 春朗 画 通油町(江戸) : つたや, [出版年不明] 早稲田大学図書館 (Waseda University Library)

2022年06月08日 | 山東京傳

 

 

  『昔く桃太郎発端話説』上,中,下 /  山東京伝 作 ; 春朗 画 通油町(江戸) : つたや, [出版年不明] 早稲田大学図書館 (Waseda University Library)

 

桃太郎発端話説. 上,中,下 / 山東京伝 作 ; 春朗 画

 

 早稲田大学図書館 (Waseda University Library)(様 以降省略)で『桃太郎発端話説』を見つけたので、コピーをさせていただいた。

 江戸時代の草本『桃太郎』はいろいろな話が作られていて、今に残る。

 早稲田大学図書館も多くの『桃太郎』を所蔵されており、また、多くの『桃太郎』をネット上で公開してくださっている。

 

 パラパラと見ていると、舌切り雀のような図があったり、これはどういった展開なのだろうと、心は高鳴る。

 

 今年の2月からなんとなく『枕草子』がなおざりになっている。

 こちらの江戸時代の写しの読み物も、早稲田大学図書館からお借りしたものだ。

 三巻の途中になっているのが、後ろめたい。

『枕草子』と『桃太郎発端話説』を併読しようと思う。

 

 ご来場、誠にありがとうございます。

 感謝申し上げます。

 

早稲田大学様よりお借りしました、)

 

データーは全て早稲田大学図書館 (Waseda University Library)より引用

    ▼

山東 京伝, 1761-1816

葛飾 北斎, 1760-1849

通油町(江戸) : つたや, [出版年不明]

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