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(写真はイランのテヘランにあるガラス博物館の皿。絵が興味深い。カメラはOK。フラッシュ無し。)
記録だけ
2008年度 74冊目
明治大学公開文化講座 VI
『妖怪』
発行 明治大学人文科学研究所
風間書房
昭和62年9月5日 第1版発行
680円+税
近隣図書館には無かったため、大阪府立図書館に借りていただき、明治大学公開文化講座 VI 『妖怪』 を読了。
明治大学公開文化講座シリーズは『悪』等、四冊目。
この 『妖怪』は、かなりおもしかった。
この本も四部構成。内容は以下のような具合。
①「泉鏡花の幽玄美」 村松定孝
②「怪異の出現 歌舞伎の場合」 原道生
③「妖怪の図像学 西洋に見る奇跡」 森洋子
④「中国の妖怪」 駒田信二
泉鏡花あり、歌舞伎あり、西洋絵画や図柄などの妖怪あり、中国妖怪あり・・・とあらば、これは読まない手は無い。
心ははやり立つ。
楽しくて楽しくて、家族やこども二人に内容を伝えるが、話内容総てをまともに聞いてくれたのは家族一人なり。
それでも家族の一人は、③の挿絵に興味を持ち、一人は歌舞伎に興味を持っていた。
ところで③の挿絵は楽しかった。
一部だが記録しておこう・・・。
「巨耳人間」 『世界の不思議』より
「異人たち」 『宇宙世界』より
「インドの怪物」 『世界年代記』より
「グロリス」(古代ギリシャの彫刻 『幻想中世』より
「頭脚人間」(メッス天井画) 『幻想中世』より
「人喰い龍」
(ジョビニー聖ピエール聖堂内陣の柱頭 12C前半)
『幻想中世』より
「悪女フリー」(1956)「地獄の入り口」「怪物人間」
ピーテル・ブリューゲル 画
面白くて、公開講座よっつでは、我慢できない。
もっと読みたいよ~~。
(吠える乱鳥)
ガラス博物館はもう一度行きたいな!
お皿はイランのものです。
1三人いる絵は多いです。
独断ですが・・・
2頭に輪がついているのは 聖人が多いです。
3キリストのような顔立ちですが、頭に装飾品がついているので、おそらく王様のような方。
(イランにもキリスト教は一部の地域であります。)
4女性も豹柄のコートなどを重ね着しています。貴族でしょう・・・。
イランに豹がいたのであれば別ですが、外国からの献上物であれば、相当に地位の高い人物です。
5王の手にはこども(世継ぎ?)を抱いているようにも見えます。
6王と女性の足の間二は、種子の種によくあるような文様で隔たりがあります。
これは男女、王と女の位置関係を表わしてるのでしょうか・・・。
7空部には曲玉文様。こちらも王の富を表わしていると考えています。
ご存じの方、補足と訂正、お願いいたします。
本当ですね。
お皿一枚なのにね。
おそらくお皿の形や色も特徴があるのでしょうね。
先日入れた鳥の顔?のついた壺も、同じ色使いですね。
透明色の、オーレオリンの釉薬が掛けられていますね。