乱鳥の書きなぐり

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『妖怪』  明治大学公開文化講座 VI  風間書房

2008年07月04日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登

(写真はイランのテヘランにあるガラス博物館の皿。絵が興味深い。カメラはOK。フラッシュ無し。)

 

記録だけ  

 

2008年度 74冊目  

 

 明治大学公開文化講座 VI

  『妖怪』

 

 発行 明治大学人文科学研究所   

 風間書房

 昭和62年9月5日 第1版発行

 680円+税

 

 近隣図書館には無かったため、大阪府立図書館に借りていただき、明治大学公開文化講座 VI 『妖怪』 を読了。

 明治大学公開文化講座シリーズは『悪』等、四冊目。

 

 この 『妖怪は、かなりおもしかった。

 この本も四部構成。内容は以下のような具合。

 

①「泉鏡花の幽玄美」   村松定孝

②「怪異の出現 歌舞伎の場合」  原道生

③「妖怪の図像学 西洋に見る奇跡」  森洋子

④「中国の妖怪」  駒田信二

 

 泉鏡花あり、歌舞伎あり、西洋絵画や図柄などの妖怪あり、中国妖怪あり・・・とあらば、これは読まない手は無い。

 心ははやり立つ。

 楽しくて楽しくて、家族やこども二人に内容を伝えるが、話内容総てをまともに聞いてくれたのは家族一人なり。

 それでも家族の一人は、③の挿絵に興味を持ち、一人は歌舞伎に興味を持っていた。

 

 ところで③の挿絵は楽しかった。

 一部だが記録しておこう・・・。

 

 「巨耳人間」 『世界の不思議』より

 「異人たち」 『宇宙世界』より

 「インドの怪物」 『世界年代記』より

 「グロリス」(古代ギリシャの彫刻 『幻想中世』より

 「頭脚人間」(メッス天井画) 『幻想中世』より

 「人喰い龍」

  (ジョビニー聖ピエール聖堂内陣の柱頭 12C前半)

  『幻想中世』より

 「悪女フリー」(1956)「地獄の入り口」「怪物人間」

  ピーテル・ブリューゲル 画

 

 面白くて、公開講座よっつでは、我慢できない。

 もっと読みたいよ~~。

          (吠える乱鳥)

 

 


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4 コメント

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Unknown (オオタ)
2008-07-04 11:41:08
きれいな皿ですな。これも、イランの、ものですかな。絵柄は、何でしょうな。色は、そのままですかな。いろいろありますな。
返信する
 (オオタ様)
2008-07-05 08:11:33

ガラス博物館はもう一度行きたいな!
お皿はイランのものです。

1三人いる絵は多いです。
独断ですが・・・

2頭に輪がついているのは 聖人が多いです。

3キリストのような顔立ちですが、頭に装飾品がついているので、おそらく王様のような方。
(イランにもキリスト教は一部の地域であります。)

4女性も豹柄のコートなどを重ね着しています。貴族でしょう・・・。
 イランに豹がいたのであれば別ですが、外国からの献上物であれば、相当に地位の高い人物です。

5王の手にはこども(世継ぎ?)を抱いているようにも見えます。

6王と女性の足の間二は、種子の種によくあるような文様で隔たりがあります。
これは男女、王と女の位置関係を表わしてるのでしょうか・・・。

7空部には曲玉文様。こちらも王の富を表わしていると考えています。

ご存じの方、補足と訂正、お願いいたします。
返信する
こちらは。 (綾子)
2008-07-05 08:30:14
なんて、難しいことを、書いておられるのでしょうか。勉強します。お皿一つなのに、いろいろわかるのですね。ところで、今パソコンの前にいらっしゃるのですか。
返信する
昨日書くことができなかったコメントのお返事中ですよ。 (綾子様)
2008-07-05 08:47:09
あららら・・・。
本当ですね。
お皿一枚なのにね。
おそらくお皿の形や色も特徴があるのでしょうね。

先日入れた鳥の顔?のついた壺も、同じ色使いですね。
透明色の、オーレオリンの釉薬が掛けられていますね。
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