乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『ソクラテスの弁明 クリトン』24 ソクラテス(もし私が、正しきに従って私が当然受くべきものを提議すべきであるならば、私はこれを定義する、すなわち、プリュタネイオンにおける食事を。)

2021-04-28 | 哲学

カシャーン(イラン) バザールの屋根の上

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』24 ソクラテス(もし私が、正しきに従って私が当然受くべきものを提議すべきであるならば、私はこれを定義する、すなわち、プリュタネイオンにおける食事を。

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.50 抜萃)

 

 諸君、・・・・・・・

 ・・・・・・・しからば、諸君に忠告を与えるために私が当然ぬ受くるべきものはなんであるか。

 それは何か良きものである、アテナイ諸君よ、いやしくも賞罰が真に当然の評価を受くるべきであるならば、しかもそれは、それは何か私にふさわしい良きものでなければならない。

 しからば諸君に忠告を与えるために、閑暇を必要とする一人の貧しき功労者に、ふさわしきものとはなんであろうか。

 アテナイ諸君よ、かくの如き人は、プリュタネイオンにおいて食事をさせる以外にふさわしいものがないのである。

 少なくともそれは諸君の一人が、あるいは乗馬により、或いは二頭もしくは四頭の馬車によって、オリュンピヤの競技に勝利を得たよりも遙かにふさわしい。

 なんとなれば、彼は諸君を幸福であると見えるようにするだけであるが、私はそうあるようにさせるのだからである。

 彼には教養の必要はないが、私には死に必要があるからである。

 されば、もし私が、正しきに従って私が当然受くべきものを提議すべきであるならば、私はこれを定義する、すなわち、プリュタネイオンにおける食事を。

 

 

プリュタネイオン

 プリュタネイオンとはギリシアの各都市国家におけるアルコン(最高行政官)のための政庁であり、公的な行事の中心地を指す名称です。

 少なくともそれは諸君の一人が、あるいは乗馬により、或いは二頭もしくは四頭の馬車によって、オリュンピヤの競技に勝利を得たよりも遙かにふさわしい。

『ソクラテスの弁明 クリトン』の注釈によれば、オリュンピヤの競技に勝利を得たようなくらいのものであっても、プリュタネイオンで食したのだから、私(ソクラテス)こそ、プリュタネイオンで食事を食べる権利がある。

     オリンピック

     コロナ禍でも強行ね

     競技ね

     経済優先

     選手優先

     世間体優先、ね

 

     真実かどうかは知らないけど、

     ギリシヤ古代オリンピックのように

     男性は真っ裸

     女性は右乳出して

     競技すればいいじゃん。

     見たくはないけど!!!

     あら!ま!お下品なこと。

 

     立場が違えば、考え方は違って当然ですので、

     お気になさらずに!

     ご意見はご容赦願いまする。わっはっは^^v

     

古代オリンピックについて ↓

古代オリンピック (ギリシア人の血筋を持つ者のみ 裸体で参加、罪を犯した者や女性は参加不可。詩の大会も有り) (英: Ancient Olympic Games)をウィキる

     

   

 

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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『ソクラテスの弁明 クリトン』23 ソクラテス(三十票の投票が違えば、私は無罪放免になるところだったのである。)

2021-04-28 | 哲学

イラン絵画

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』23 ソクラテス(三十票の投票が違えば、私は無罪放免になるところだったのである。)

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.48、49 抜萃)

 

 アテナイ人諸君、今現れた結果において、すなわち諸君が私を有罪を宣告したことについて、私が憤慨を感じないのは他にも多くの理由があるが、しかしその主たるものは、この結果が私の予期に反したものではなかったことである。それどころかむしろ・・・・・・・・・・・・・・

 三十票の投票が違えば、私は無罪放免になるところだったのである。・・・・・・・。

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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『ソクラテスの弁明 クリトン』22 ソクラテス、クリトン、リュサニヤス、アンティポン、ニコストラトス、パラリオス、アデイマントス、アイアントドロス

2021-04-28 | 哲学

イラン 絵画

 

 

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』22 ソクラテス、クリトン、リュサニヤス、アンティポン、ニコストラトス、パラリオス、アデイマントス、アイアントドロス

 

 

 「ソクラテス、クリトン、リュサニヤス、アンティポン、ニコストラトス、パラリオス、アデイマントス、アイアントドロス」と、早口で噛まずに3回唱えるのは無理であり、無意味である。  乱鳥

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.45 説明)

 

     クリトン(クリトブロスの父)、

     リュサニヤス(アイスキネスの父)、

     アンティポン(エピゲネスの父)、

     ニコストラトス(テオドトスの兄)、

     パラリオス(テアゲスの兄)、

     アデイマントス(プラトンの兄)、

     アイアントドロス(アポロドロスの兄)

等がいるが、彼らはむしろ自身(ソクラテス)を援助している。

 

クリトン『クリトン』

 以前にもメモ書きしたが、クリトンはソクラテス裁判の後、監獄で死刑執行を待つソクラテスに面会し、自分の財産を負担しても救出したいと言って説得する。

 一方、ソクラテスは妥協せずそれを拒絶、国家、法律、美徳について語り合い、最終的にクリトンは説得を諦める。

 

クリトプロス

 ソクラテス

    どう役立てるかを知らなければお金でさえも財産とはいえない

    敵でさえもそこから利益を得ることができるならば財産といえる

 個人の家や僭主たちの館が戦争のおかげで大きくなっている例も提示し、クリトブロスを同意させる。

 ソクラテスは

    賭け事や性的快楽などにおいての欲望をコントロールできなければ、有益な仕事ができなくる。

    働いて収入を得たとしても、そのすべてをこれらくだらない欲望の代償として払わされる

 欲望のコントロールが重要であることを説く。

 

リュサニヤス

 自身の仲間となっている人々は、賢明とうぬぼれている人々が吟味されるのを楽しむ。

 しかし、自身は神からの使命としてこれを行なっている。

 自身が青年を腐敗させているのなら、その中で既に壮年に達した人々や、その家族・一族がここに復讐に来てなければおかしい。

 

アンティポン(エピゲネスの父)

 アンティフォン (Antiphon) アンティポン - 古代ギリシャの人物。

 アンティフォナ - キリスト教聖歌の様式。

 

テオド

 ディオドトス1世ソテル(ギリシャ語:Διόδοτος Α' ὁ Σωτήρ)は

 初代グレコ・バクトリア王国の国王。

 初めはセレウコス朝の総督(サトラップ)であったが、のちに叛いてグレコ・バクトリア王国の創始者となった。彼の事績はローマの歴史家ポンペイウス・トログス(紀元前1世紀頃)が記した『ピリッポス史』をユニアヌス・ユスティヌス(3世紀頃)が抄録したもの、すなわち『地中海世界史』(邦題)によって知ることができる。

 この中でのディオドトスはテオドトス(Theodotus)と表記されている。

 

アポロドトス 

 アイアントドロスの弟

 アイアントドロス(アポロドロスの兄)

 

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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『ソクラテスの弁明 クリトン』21 ソクラテス(死を逃れるために正義に反して譲歩するような者では決してない・・・・・・・・。)

2021-04-28 | 哲学

イラン 絵画

 

 

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』21 ソクラテス(死を逃れるために正義に反して譲歩するような者では決してない・・・・・・・・。

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.42から 抜萃)

 

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・私がいかなる人に対しても、死を逃れるために正義に反して譲歩するような者では決してないことと、しかも譲歩しなければきっとまた身を滅ぼすにいあたるであろうということを、諸君に理解するためである。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

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『ソクラテスの弁明 クリトン』20 ソクラテス(今彼がしていること、すなわち正義に対して人に死刑を処せんと企むことである。)

2021-04-28 | 哲学

カーシャーン(イラン) バザールの屋根の上

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』20 ソクラテス(今彼がしていること、すなわち正義に対して人に死刑を処せんと企むことである。

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.39から 抜萃)

 

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・諸君は私よりむしろ諸君自身を害することになるということである。

 なぜならばメレストにしてもアニュストにしても、決して私に害得ないであろうから。

 ・・・・・・・・けだし私は、悪人が善人を害するということが神的世界秩序と両立信じないからである。

 勿論彼は恐らく私を、あるいは死刑に、あるいは追放に、あるいは公民権剥奪に処することはできるであろう。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 それより遙かに大なる禍は、今彼がしていること、すなわち正義に対して人に死刑を処せんと企むことである。

 

 

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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『ソクラテスの弁明 クリトン』19 ソクラテス(いきと力が続く限り、知恵を愛求したり、諸君に忠告したり、諸君の中のいかなる人に逢っても指摘しつつ話すことをやめないであろう。)

2021-04-28 | 哲学

 

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』19 ソクラテス(いきと力が続く限り、知恵を愛求したり、諸君に忠告したり、諸君の中のいかなる人に逢っても指摘しつつ話すことをやめないであろう。

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.36、37から 抜萃)

 

 ・・・・・・・・。

 私は神託に従うことを拒み、死を懼れ、従ってまた自ら賢ならずして賢人顔するが故に、神を信ぜぬ者ということになるからである。

 なぜならば死を恐れるのは、自ら賢ならずして賢人を気取ることに外ならないからである。

 しかもそれは自ら知らざることを信ずることである。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 アニュストの意見に聴従することを拒否するとしても、ーーもし諸君がこの言葉に対して

「ソクラテスよ、私達は、今回は、アニュストの意見の意見を聴かずに、お前を放免しようと思う。しかし、それには、条件がある。お前は今後あのような人間吟味に従事せず、知恵の愛求に努めることをやめなければ貼らない。もしこれに反してお前が今後もそれをやっている現場で捉まったら、その時、お前を殺さねばならない。」

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 上の言葉に対して、ソクラテスは、

「アテナイ人諸君よ、私は諸君を尊重し、かつ親愛する者であるが、しかし諸君に従うよりもむしろいっそう多く神に従うであろう。・・・・・・・・。いきと力が続く限り、知恵を愛求したり、諸君に忠告したり、諸君の中のいかなる人に逢っても次のように指摘しつつ話すことをやめないであろう。

   

『好(よ)きともよ、アテナイ神でありながら、最も偉大にして、かつその知恵と偉力との故に、その名最も、高き市の民でありながら、出来得る限り大量の蓄財や、また名聞や栄誉のことのみを念じて、かえって、智見や真理やまた、自分の霊魂をできる限り善くすることなどについては、少しも気にかけず、心に用いもせぬことを、君は恥辱と思わないのか。』

 

 

アニュスト(アニュスト一派)

懼れる(おそれる)

 

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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『ソクラテスの弁明 クリトン』18 (メレトスくん。どういう積りで君はそんなことを主張するのか。日輪も月輪も神であることを、他の人々のように信じないというのか。)

2021-04-28 | 哲学

アベノ(大阪)

 

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』18 (メレトスくん。どういう積りで君はそんなことを主張するのか。日輪も月輪も神であることを、他の人々のように信じないというのか。)

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.31、32 抜萃)

 

 ・・・・・・・・。

「さよう、断固として私は、そう主張する」

 ・・・・・・・・。

 私は神々の存在に対する信仰を教えている。

 すると、私自ら神々の存在を信じているわけで、全然たる無神論者ではなく、この点において罪あるもんではないが、ただ私の神々は国家の信ずるところではなく、他の神々を主張するというのか、・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

「後者を私は主張する。貴君(メレトス)は総じて神を信じないのだ。」

 ・・・・・・・・。

 メレトスくん。どういう積りで君はそんなことを主張するのか。

 そんなら君は私が、日輪も月輪も神であることを、他の人々のように信じないというのか。

  ・・・・・・・・。

  ・・・・・・・・。

と、ソクラテスは彼ソクラテス涜神罪で訴えた三人のうちの一人である詩人のメレトスに力説している。

 力説は続く。

 

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 神霊(ダイモニヤ)の働きは信じるが、神霊(ダイモニヤ)は信じないという人があろうか。

「一人も無い」

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 

 

 

 

おさらい メレトスとは

 メレトス(メレートス、希: Μέλητος, 英: Meletus、生没年不詳)

 紀元前5世紀から紀元前4世紀にかけての古代ギリシャのアテナイの詩人。

 同国の哲学者プラトンが書いた『ソクラテスの弁明』『エウテュプロン』『テアイテトス』によると、政治家のアニュトス(英語版)やリュコン(ギリシア語版)と共に、詩人の代表としてソクラテスを涜神罪(神を冒涜した罪)で公訴した人物とされる。

『エウテュプロン』によると、彼はピットス区出身の無名の若者であり、髪が真っ直ぐで、髭が薄く、鉤(かぎ)鼻といった容姿をしていたという。

『ソクラテスの弁明』では、法廷中のソクラテスの質疑の相手として登場する。

 

涜神罪(とくしんざい)

 〘名〙 神の神聖をけがすこと。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕

  ※私の詩と真実(1953)〈河上徹太郎〉

  シェストフ的不安「この一聯の、敬虔から涜神(トクシン)へ直結する生活感情に私が惹かれたことは」

涜神(とくしん)

 神をけがすこと。「涜神行為」

冒涜(ぼうとく)

 冒瀆、冒涜は、崇高なものや神聖なもの、または大切なものを、貶める行為、または発言をいう。

 価値観が異なる人からすると冒涜の基準が異なるため、ある行為や発言を冒涜と感じるかどうかは各個人によるものである。

 通常、性的な意味で戒律など神の教えに背く、または社会のルールを破る場合は背徳といい、区別されている。

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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歌舞伎『お江戸みやげ』歌舞伎座 中村芝翫 中村富十郎 中村歌江 中村吉之亟 中村梅玉 中村福助 他

2021-04-28 | TVで 歌舞伎・能楽

 

  歌舞伎『お江戸みやげ』歌舞伎座

  中村芝翫 中村富十郎 中村歌江 中村吉之亟 中村梅玉 中村福助 他

 

  昭和三十六年(1961年)初演。

  作者は川口松太郎

 

 

 七代目中村芝翫丈の『お江戸みやげ』を見た。

 歌舞伎チャンネルやら衛星劇場やらで、中村芝翫さんと中村富十郎さんの『お江戸みやげ』を何度見たことであろう。

 面白いやら切ないやら、可愛らしいやら、熱中ぶりやら、多少の後悔やら、もう、女心が入り見られ咲の『お江戸みやげ』は、役者の片袖を胸に複雑かつ純粋な気持ちを抱く。

 これぞ一世一代の大仕事、ならず、片道実らぬ恋心。

 

 笑ってばかりはいられない。

 女の複雑でもありひたむきなる気持ちを切り取った、名作。

 故中村芝翫さんと故中村富十郎さんの『お江戸みやげ』は、絶品で、何度見ても見飽きない。

 

      あっぱれじゃ!!!

 

 今回も見たという簡単な記録のみにて、失礼致します。

 

 

感情高くムダ遣いをしないお辻(七代目芝翫丈)が行商の帰りに、ひょんなことから宮地芝居の花形役者に惚れ込んだ。

宮地芝居とは

 みやちしばい(みやじしばい)、また宮芝居ともいう。

 名称は神社境内ないし門前の地に小屋掛けする小芝居に由来。

 祭礼、勧進、開帳などの名目で臨時に認可された。

 恒常的な興行を許された大芝居との間にさまざまな格差があり,支配系統も,寺社奉行の下に統括された。

宮地芝居とは

 江戸時代の小芝居。

 江戸では官許の三座以外の芝居小屋は原則として認められず、見世物の名目で湯島天神など寺社の境内に、むしろ張りや粗末な小屋を立て、下級俳優による興行が行われた。

 これを宮地芝居といい、短期間の興行が寺社奉行に黙許されていた。

三座とは

 江戸三座(えど さんざ)は、江戸時代中期から後期にかけて江戸町奉行所によって歌舞伎興行を許された芝居小屋。

    官許三座(かんきょ さんざ)

    公許三座(こうきょ さんざ)

    三座(さんざ)

ともいう。

 江戸には当初数多くの芝居小屋があったが、次第に整理されて四座になり、最終的に三座となった。

 三座は江戸時代を通じて日本独自の伝統芸能である歌舞伎を醸成、明治以降も歌舞伎の殿堂として大正末年頃まで日本の演劇界を牽引した。

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