乱鳥の書きなぐり

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『ソクラテスの弁明 クリトン』20 ソクラテス(今彼がしていること、すなわち正義に対して人に死刑を処せんと企むことである。)

2021年04月28日 | 哲学

カーシャーン(イラン) バザールの屋根の上

 

 

 『ソクラテスの弁明 クリトン』20 ソクラテス(今彼がしていること、すなわち正義に対して人に死刑を処せんと企むことである。

 

 

 (『ソクラテスの弁明 クリトン』P.39から 抜萃)

 

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・諸君は私よりむしろ諸君自身を害することになるということである。

 なぜならばメレストにしてもアニュストにしても、決して私に害得ないであろうから。

 ・・・・・・・・けだし私は、悪人が善人を害するということが神的世界秩序と両立信じないからである。

 勿論彼は恐らく私を、あるいは死刑に、あるいは追放に、あるいは公民権剥奪に処することはできるであろう。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 それより遙かに大なる禍は、今彼がしていること、すなわち正義に対して人に死刑を処せんと企むことである。

 

 

 

参考

『ソクラテスの弁明 クリトン』

  プラトン  著

  久保 勉  翻訳

  岩波文庫 青601-1

 ウィキペディア

 

 

 

 

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