十月某日 能楽の講座を聴く
謡曲の『檜垣』(世阿弥)の真面目な授業の内容から、たわいない阿呆な事までを話を、
長々と夫に話し込んでいた私であった。(夫稼業も大変です事^^)
先日は阪大中之島センターの能楽の講座を聞き、大変に満足した私。
やはり能楽の理論の代位に陳謝のお一人ともなると、話の内容は深くて面白い。
できればこういった教授の授業を年間を通じて学生として受けてみたかった。
今回はいっぱい胃的に老女物と言われている謡曲『檜垣』(ひがき)を取り上げられていた。
この子いざは能楽、強いては演劇そのものの物の見方を理解する上での手助けとなる。
立派な先生に教えをこうことができた私は、幸せな人間だとつくづく感じる。
無理をいい夫に同行してもらい、阪大中之島センターの一階で二時間弱を待ってもらっていた。
彼にとっては勝手知ったるビルなので居心地は良さそうだ。
エレベーターから降りて夫を見つけた私は、満面の笑みだったという。
満足のゆく授業を聞くと、私の心は横隔膜を広げ鮮度の良い空気を胸いっぱいに吸ったような幸せな気持ちを味わうことができる。
気持ちの良いヒトコマの授業を終え、私たち夫婦はフェスティバルホールに向かったが、あいにくお目当の料理店は貸切であった。
中之島の夜空の下を少し歩く。
少し肌寒い。
地下鉄いる口についてしまったので、いざ!天王寺へ。
適当にお野菜も多いこぎれいでお気楽な店舗を選ぶ。
適当にうまそうなものを選び、ノンアルコールビールと小鉢を追加する。
店員の躾がとく、物静かで、ゆったりと時が流れる。
バックにはゆる〜りとした違和感のないクラッシックがかかる。
うまい冷たい烏龍茶
店員に注文を告げると、頼んではいないのに、冷たいコップにうまい水がなみなみと注がれて持ってこられた。
気遣いはがありがたい店である。
自然、夫との会話も弾む。
回るのカップルも物静かで、お互いに暗黙に了解で各領域を荒らすことなく、これもまた気持ちの良い時が流れる。
食事を終え、JR天王寺駅んい向かう。
とちゅう、私の好きなケーキの店、パブロフを見つけた。
私はなんの躊躇もなく、苦いキャラメルで上ひょうっめんが多い尽くされたチーズケーキを購入。
買って幸せ、食べて幸せ。
パブロフビチーズケーキは、ほろ苦い幸せのケーキ。
『檜垣』がこのケーキを食すれば、たちまち自己の罪から逃れることができようか?
それとも、罪の意識はますのであろうか。
真面目な授業の内容から、そんなたわいない阿呆なことで、無理やり謡曲の『檜垣』の話を長々と夫に話し込んでいた私であった。