松下幸子氏『江戸料理読本』(ちくま学芸書)を読み始める。
この『江戸料理読本』が面白くてならない。
今までにも何冊かは江戸の食通がうならす料理や一般民衆の料理本を読んだことはある。そういった本も面白かった。
だが、今回の『江戸料理読本』は今のわたくしにとって、興味深いことがてんこもりで、抜き出すときりがない。
なので、来年の午年の馬の好きなニンジンにあやかって、【胡蘿蔔】(こらふ)だけ、下に記録した。
多くの気になる記述が書かれ、井波律子氏の時と同様、著者である松下幸子氏に対して読み始めてすぐにあこがれてしまった。
胡蘿蔔(こらふ)(ニンジン)についても書かれていた。
この【胡蘿蔔】が気にかかって仕方が無い。
【胡蘿蔔】は
胡と蘿蔔である。
【胡】はイランという意味があるので知り合いに尋ねてみると、
【胡蘿蔔】は
イランと大根
【蘿蔔】はペルシャ語で【大根】という意味と教えてくれる。
加えて
「胡はイランで蘿蔔は大根だから、西の方から伝わってきた根菜
(くらいの意味)。
たぶん胡蘿蔔は中国のいい方だね。」
わたくしには皆目検討がつかないので【蘿蔔】をネットで検索した。
すると「季節の花300」様が
蘿蔔 (すずしろ)(大根)と載せて下さっていた。
季節の花300様、ありがとうございます☆
そしてその場で答えてくれる知り合いにも、普段より多く尊敬感がわいた^^
それ以上のことはわたくしにはわからないが、ニンジンは
ニンジンは原産地のアフガニスタン周辺で東西に分岐し、世界各地に伝播した。オランダを通りイギリスへと西方へ伝来しながら改良が行われた西洋系、中国を経て東方へと伝わったの東洋系の2種類に分類できる。東洋系は細長く、西洋系は太く短いが、ともに古くから薬や食用としての栽培が行われてきた。
日本への伝来は16世紀で、この頃は葉も根と同様に食用としていたが、明治時代以降では一般に根のみを食べるようになった。現在でも地域によっては、間引きのため抜去された株が葉を食べる商品として出荷されることがある。日本で江戸時代に栽培されていた品種は東洋系が主流だったが、栽培の難しさから生産量が減少し、西洋系品種が主流になっている。
(ウィキペディアによる)
イランでは日本で言うデザートニンジン(サラダニンジン)のような少し小さめで甘みのあるものが、45リットル以上に見えるカラフルなブニール織の袋の入れて持ち運ばれる。
スーパーの袋に満タン購入してもお安い。かわいらしく、マスコット人形になりそうなニンジン。
イランのバザールや繁華街のフレッシュジュース店でニンジンジュースを頼むと、デザートニンジンを十二、三本ジューサーのかけ、コップ一杯の甘いニンジン100パーセントジュースを楽しむことができる。これで。60円から100円くらい。
イランは食べ物に対して清潔な国の一つ。生野菜やフレッシュジュースを楽しんで、お腹を壊したことが無い。(ただしこれを読んで実行され、何かあっても責任は持たないので、各自のご判断にゆだねる)
来年は、午年
今回もとるに足りない中途半端なニンジンの話であった。
だが、上に書いた松下幸子氏『江戸料理読本』(ちくま学芸書)は素晴らしい。
松下 幸子 氏 まつした さちこ
1925年生れ。埼玉県さいたま市在住。47年、東京女子高等師範学校家政科卒業。埼玉師範学校、埼玉大学を経て、65年より千葉大学に在職し、教育学部助教授の後、同学部教授に。92年定年後より現職。そのほか大妻女子大学家政学部非常勤講師なども歴任。著書に『江戸料理読本』(82年、柴田書店)、『祝いの食文化』(91年、東京美術)、『図説江戸料理事典』(96年、柏書房)、共著に『再現江戸時代料理』(93年、小学館)、『料理いろは包丁』(94年、柴田書店)など多数。
「江戸食」は日本古来の和食の原点 松下 幸子 氏
今年も後一日半。
後はおせちやお掃除の総仕上げ。
時間を見つけては歌舞伎(テレビ)や本を楽しみたい。
今年読んだ本や観劇や他多くの記録ができてない。
せめて読んだ本の題名だけでも記録できれば良かったが、どうも時間切れのようだ…。
一部は来年にまわしたい^^
みなさま
お付き合い下さいまして、誠にありがとうございます。
感謝感謝です。