乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

青砥稿花紅彩画の名台詞

2013-12-16 | 舞台・音楽 雑感メモ
(写真は東京 池袋近くの鬼子母神神社の絵馬 いただいたパンフレットより)



  青砥稿花紅彩画  (白浪五人男)




 以前にも記録しましたが、
 ここら辺で台詞を覚えたい~~☆
 と思うお年頃野わたくし^^



浜松屋店先の場
弁天小僧菊之助

知らざあ言って聞かせやしょう
浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の種は尽きねえ七里ヶ浜、
その白浪の夜働き以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵
百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字
百が二百と賽銭のくすね銭せえ段々に悪事はのぼる上の宮
岩本院で講中の、枕捜しも度重なりお手長講と札付きに、
とうとう島を追い出され、それから若衆の美人局
ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた爺さんの似ぬ声色でこゆすりたかり
名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだぁ!
青砥稿花紅彩画(白浪五人男)・鎌倉稲瀬川の場より


日本駄エ門

問われて名乗るもおこがましいが
生まれは遠州浜松在十四の頃から親に放れ、身の生業も白浪の
沖を越えたる夜稼ぎの、盗みはすれど非道はせず、
人に情けを掛川の、金谷を掛けて宿々で義賊と噂高札に
廻る配符のたらい越し危ねえその身の境界も、
最早四十に人間の定めは僅か五十年、六十余州に隠れのねえ
賊徒の張本日本駄右衛門


弁天小僧菊之助

さてその次は江ノ島の
岩本院の稚児あがり 普段着慣れし振袖から、髷も島田に由比が浜
打ち込む波にしっぽりと、女に化けて美人局 油断のならぬ小娘も、
小袋坂に身の破れ悪い浮き名も龍の口、土の牢へも二度三度、
段々超える鳥居数 八幡様の氏子にて、鎌倉無宿と肩書きも
島に育ってその名せえ、弁天小僧菊之助


 忠信利平

続いてあとに控えしは
月の武蔵の江戸そだち、がきの折から手癖が悪く、
抜参り(ぬけめえり)からぐれ出して 旅をかせぎに西国を、
廻って首尾も吉野山、まぶな仕事も大峰に 足をとめたる奈良の京、
碁打と言って寺々や 豪家へ入り込み盗んだる、
金が御嶽(みたけ)の罪科(つみとが)は、
蹴抜(けぬけ)の塔の二重三重、重なる悪事に高飛びなし、
後を隠せし判官の御名前がたりの忠信利平。


 赤星十三

またその次につらなるは、
以前は武家の中小姓、故主のために斬り取りも
鈍き刃の腰越や、砥上ヶ原に身の錆を、磨ぎなおしても抜け兼ぬる、
盗み心の深緑、柳の都谷七郷(やつしちごう)花水橋の切取りから、
今牛若と名も高く忍ぶ姿も人の目に 月影ヶ谷神輿ヶ嶽、
今日ぞ命の明け方に、消ゆる間近き星月夜、
その名も赤星十三郎。


 南郷力丸

さてどん尻に控えしは
磯風荒れえ小ゆるぎの、磯馴の松の曲がりなり、
人となったる浜育ち 仁義の道も白川の夜舟に乗り込む舟盗人
波にきらめく稲妻の白刃で脅す人殺し
背負って立たれぬ罪科はその身に重き虎ヶ石
悪事千里というからはどうで終めえは木の空と
覚悟はかねて鴫立ち沢、然し哀りゃあ身に知らぬ
念仏嫌れえな南郷力丸



コメント (1)
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中村獅童さん☆    映画『レッドクリフ』を見て

2013-12-16 | 舞台・音楽 雑感メモ
        (奈良 東大寺大仏池    2013年11月)




 映画『レッドクリフ』に中村獅童ちゃまが出ておられました。

 獅童ちゃんって歌舞伎役者なんだけれど、映画がうまいね!
 それでもってお母上様の おしこみ が良いのか、所作が美しいんだよ。

 お母様の書かれた本を読ませて頂きましたが、良い意味!でたいへんな親ばかさま
 かってまた違った親ばか傾向に有ったわたくしにとっては、非常に共感を持てる手記だったんだ。

 お母様のご子息に対する愛情の大きさに触れてから、獅童さんは今や獅童さんではなく、わたくしの中では獅童ちゃんにかわってしまったの。
 なので、歌舞伎でも出てこられると、
『がんばるんだよ。』
『応援しているよ。』
って我が子のように内心!心配しちゃうんだ。
 獅童ちゃんははじめは歌舞伎はトホホだったのかもしれないけれど
 ここのところ形や言い回しに一生懸命で、見ていて気持ちがいいよ!一生懸命だよ!
 
 心の中で、
『そうだよ!その調子。獅童ちゃん、良くなったよ、がんばれがんばれ』
って、獅童さんのお母様のような親心で見ているみたいなんだよ。きっと。

 そもそもお母上様は、
「息子は実力は…かもしれないけれど、うまさだけではない何かを持ち合わせている。」
つまり、男前だと言い切られたんだよ。
 確かに!
 引目かぎ鼻で、口が締まっていてあごの形が良いので、
 歌舞伎化粧をすると、
        役者絵
          みたいになるのね!

 お母様のご子息に対する思いが好きになんだよ。獅童ちゃんの場合。

 映画『ピンポン』で感動した獅童ちゃん。怖い怖いと思っちゃったんだけれど、あれって演技だったのね^^
『ピンポン』でなりきりだった獅童ちゃん。
 歌舞伎でもがんばって頂きたいなと思うようになったんだね。きっと。

 嬉しい事に、彼なりに最近歌舞伎をがんばっておられるのね。
 数年前の彼の歌舞伎と今ではずいぶん違っていて、
『えらいよ!獅童ちゃん☆』
って心で思っちゃうんだよ。

 映画『レッド・クリフ』でも中国人役なのに日本人の目力と忠義と日本人の美しき心をぴりりと聞かせて下さったのね。
 かっこ良かったよ、獅童ちゃん☆

 歌舞伎ももっともっとがんばって、白塗りすると舞台映えするお顔立ち。
 もう何でもいいから、その調子で、
     形を作って、見得を切りまくってね☆
             って感じがする。

 こんな風に書いているけれど、特別獅童ちゃんのファンって訳でもないんだ。
 だけど、好きだよ。獅童ちゃんのまじめな姿勢!
 それに
 やっぱり、舞台映えされる男前は得だよね☆役者さんは☆


   
コメント (2)
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『レッドクリフ Part ―未来への最終決戦―』

2013-12-16 | 映画

     (中国 雲南省で。
      料理店同士向かい合って、
      二階席同士、道路同士のグループが歌で掛け合っている。
      まるで大学の学園祭のようだ 
      雲南省似は諸少数民族の方が多く住まれておられ、
      歌垣(うたがき)が盛んであった(現在は知らない)

  
 


     『レッドクリフ Part ―未来への最終決戦―』


『レッドクリフ』は1と2共に以前見たんだけれど、今回は2だけ見る事ができたよ。
 これって、すご~~いスケールだね。
 中国人の女性は美しい方が出演なさっているし、演技派の俳優も出ておられて、満足するな。
 1も録画しておくべきだったな^^




監督・脚本:ジョン・ウー
脚本:カン・チャン/コー・ジェン シン・ハーユ
出演:トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン ヴィッキー・チャオ 中村獅童 リン・チーリン
2009年
144分
カラー
戦いだけでは終わらない。奇跡のラストを見逃すな! ジョン・ウーが巨額をかけて「三国志」の世界を映画化したスペクタクル歴史劇の完結編 壮大なアクション・シーンと繊細な人間ドラマで世紀の決戦“赤壁の戦い“の全貌を描く クライマックスでは2000隻の船団が炎上する映画史に残るスペクタクルが繰り広げられる 2000隻の船と80万の大軍の圧倒的兵力で「赤壁」の対岸に大陣営を構えた曹操。 対する連合軍は前戦により兵も村人も傷つき、食料も不足。 ある事件を機に民を想う劉備は撤退を決意。崩壊寸前の連合軍だが知略と信頼で 絶対絶命の大ピンチに勝機を見出した…。 それぞれの思惑が交錯するなか、三国志最大の激戦、「赤壁の戦い」の火蓋が 切って落とされる。


   みなさま見て下さいまして、ありがとうございます☆
   昨日は更新できず、申し訳ございませんでした。
   年末でちょい忙しく、おさぼりしてしまいました事を、お許しませませ



 データーは全て衛生劇場様からお借りしました
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