乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『平家蟹』 2005年 歌舞伎座 / 『たのきゅう』 2006年 歌舞伎座

2012年08月28日 | TVで 歌舞伎・能楽




  『平家蟹』

出演:中村芝翫 中村魁春 中村吉之丞 中村橋之助 市川左團次
2005年
歌舞伎座
69分
カラー
憎き源氏を呪い続ける、気高い官女の恐ろしくも哀しい物語。 平家物語で有名な「那須与市の扇の的」の後日談を描いた岡本綺堂の新歌舞伎。壇ノ浦の合戦後、その浜辺には甲羅が怒った人面のように見える蟹が多く集まり「平家蟹」と呼ばれるようになった。 舞台は壇ノ浦に近い浜辺。屋島の戦の折、扇の的を立てた小舟に乗り那須与市を招いた官女・玉蟲(たまむし)は生来気位が高く気性の激しい性格で、今なお源氏を呪う日々。しかし妹の玉琴は源氏方の那須与五郎(与市の弟)と末を誓うほどの仲になっていた。それを知った玉蟲は二人を祝う振りをして毒酒を飲ませて殺害する…。芝翫の玉蟲、魁春の玉琴、橋之助の与五郎、左團次の雨月で。(2005年/平成17年9月・歌舞伎座)




『平家蟹』を見た。

 好きな役者さんたちばかり。

 中村芝翫さん 中村魁春さん 中村吉之丞さん 中村橋之助さん 市川左團次さん
 それぞれの個性的な演技にうっとりした。

 中村芝翫さんの姿を見るとなつかしく感じる。

 中村吉之丞さんが出てこられると、台詞回しに聞き惚れる。




  





  『たのきゅう』

出演:坂東三津五郎 市川染五郎 坂東彌十郎 坂東巳之助 坂東新悟 坂東小吉 片岡亀蔵 市川高麗蔵  坂東秀調  中村扇雀
2006年
50分
カラー
<新たな演出や脚本で歌舞伎界に新風を吹かせた話題作を特集> 民話や落語で知られる「田能久」を題材にした舞踊劇。関西の劇団「リリパットアーミーII」を主宰し作家・演出家としてもマルチに活躍するわかぎゑふが新たに脚本を書き下ろした色彩豊かな意欲作。三津五郎のたのきゅう、染五郎のおろち、ほか扇雀、彌十郎、巳之助らの出演で。 昔々、旅芝居の花形役者たのきゅうは病気の母に会いに故郷へ帰る途中、山の中でおろちと出会う。おろちは「たのきゅう」を「たぬき」と聞き違え、狸だったら何かに化けてみろと言うので、たのきゅうは一座の衣裳や道具を使い、娘や殿様、和尚と次々に姿を変えて見せてやる。たのきゅうを気に入ったおろちは自らの弱点を教えてしまい…。(2006年/平成18年8月・歌舞伎座)




 テレビで何度か見ている『たのきゅう』

 坂東三津五郎さんの踊りって、いいな。

 坂東秀調さんも出ておられたよ。

『たのきゅう』も好きな役者さんばっかり!

 楽しいな、『たのきゅう』




  




 今月は衛星劇場の歌舞伎を見る本数が少ないよ(笑)

 三世河原崎権十郎さんの『伽羅先代萩~対決・刃傷』は前にも見たけれど、今月も見たかった、なのに 録画を忘れるし……(泣泣泣)

 1981年の『巷談宵宮雨』(十七世中村勘三郎 中村吉右衛門 中村児太郎(現・福助) 中村芝翫(全て敬称省略)出演)は時間の関係でまだ見られてないし……(泣泣泣)

 映画や他の舞台のいいのがあったので、歌舞伎を減らして映画を見ていたよ。


 

 

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『女優』監督・脚本:新藤兼人 乙羽信子 1957年 93分 新東宝映画 8.5★

2012年08月28日 | 映画



 
  映画『女優』
 



  8.5★/10
 
監督・脚本:新藤兼人
原作:森赫子
出演:
乙羽信子
小沢栄 東野英治郎 宇野重吉 千田是也 内藤武敏

1957年(全2話)
新東宝映画
93分
モノクロ
松竹蒲田や新派で活躍した女優・森赫子の自叙伝『女優』を新藤監督が映画化。 母の教えのもと女優として成長していくヒロイン。やがて映画『残菊物語』に抜擢される。




 新藤兼人監督と乙羽信子さんといえば、レンタルビデオで見た『裸の島』や最近楽しんだ『女の一生』を思い出すのだが、今回楽しんだ映画『女優』もその組み合わせ。

 隅々まで行き届いた演技をされる女優 乙羽信子さんに感激した。

 映画『女優』はわたしは素晴らしいと感じる。

 この映画はたいへん好きだ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする