乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

胡瓜

2012年08月03日 | 民俗考・伝承・講演
  (写真は鶏鉾  7月17日 巡行)


 胡瓜


 今年の夏は、暑い。
 こんな時に思い出すのは、イランの胡瓜(笑)
 イラン人は水がわり、オヤツがわり、食事にとにかく胡瓜をよく食べる(笑)

 大きな大きな編んだビニール袋のどっさりと入った胡瓜がトラックの荷台に山積み
 イランの胡瓜は日本のものよりも小さい
 人びとはその胡瓜をどっさりキロ単位で購入

 朝は胡瓜一本とトマト一個とゆで卵一個とバターとチーズと蜂蜜とジャムとジュースとチャイと焼きたてのナン
 わたくしはイランでは上の朝食が好きだった
 こういったものがイランの超田舎のここしか宿が無い公民館風宿舎に泊まった時に朝食として出てきた…
 毎回おばさんは、
「おはよう、もう起きたかい? ナンを焼いてもいいかい?」
と、朝早くからテンションの高い明るい声でやってくる。

 イランでの胡瓜は丸かじり
 或は皮を適当に縦にむいて丸かじり
 適当に切ってナンに挟む
 
 ナンに挟む場合は
 マヨネーズではなく、チーズやトマトの酸味やお好みで塩

 ヨーグルトにも細かく刻んだ胡瓜
 付け加えておくと、イランのヨーグルトは日本より酸っぱい。
 胡瓜以外にはきざんだにんにくの入ったものもあり、塩味

 ところでこの胡瓜
 京都の鉾町では祇園祭の一ヶ月間は胡瓜を食べない(とされている)
 理由はこうだ…

 京都の八坂神社の紋が輪切りの胡瓜に似ているから
 そんな感じ

 だが、実際に祇園祭の季節に鉾町で和食コースをいただくと、胡瓜の酢の物が出てくる(場合がある)
 現に今年の祇園祭もそうだった。

 また、最近の出店では涼し気な氷の上に並べた胡瓜の箸ざしが多い。
 わたくしは購入したことが無いが、箸ざしの胡瓜はケチャップでいただくようだ。
 人通りの多い祇園祭
 ケチャップののっかった箸ざし胡瓜を楯に、人垣を広げさせ直進する利口な輩を見た(笑)
 ケチャップを服につけられてはたまらないと、皆は道を広げていた…

 暑い夏
 そんなようなことを思い出しながら朝取り胡瓜を購入する今日この頃

 
 












コメント (2)
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