54: 『絵巻を読み解く』美術館へ行こう
若杉準治 著
新潮社
1998年
208ページ 1800円(税別)
『絵巻を読み解く』美術館へ行こう を読了。
美しい絵巻や興味深い内容の絵巻が多く載せられている。
絵巻は大きく三分類されるという。
絵巻は博物館などで見かけることが多いが、本書では見方や意味が細やかに説明されている。
この本に具体的に(一部)あった中では、地獄草子(奈良国立博物館)や「信貴山縁起」朝護孫子寺(巻違い)は見たことがある。
京都国立博物館では月四巻の絵巻が展示されていたというが、平常展示館は ずいぶん前から建替工事中で休止。
新平常展示館の2013年度完成予定を心待ちにしている。
大和文華館では多くの絵巻が展示されていることが多いので、最近のお気に入り野美術館のひとつ。
いろいろな本に 餓鬼草紙と信貴山縁起が出てくる場合が多いが、見てみたい。
今回も簡単な記録だけで失礼いたします。
目次
源氏物語絵巻―徳川美術館・五島美術館
信貴山縁起―朝護孫子寺
伴大納言絵巻―出光美術館
鳥獣人物戯画―高山寺
地獄草紙―東京国立博物館・奈良国立博物館
餓鬼草紙―東京国立博物館・京都国立博物館
病草紙―京都国立博物館
寝覚物語絵巻―大和文華館
白描絵料紙金光明経―京都国立博物館
前九年合戦絵巻―国立歴史民俗博物館〔ほか〕