乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

2月7日 鮒じゃ! 鮒じゃ鮒じゃ 鮒じゃわぃのぅ!  『仮名手本忠臣蔵 三段目』

2012年02月07日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

  (写真はトルコのイスタンブール☆ 彼が釣った魚は、鮒ではありませんね^^)




 

『仮名手本忠臣蔵 三段目』


「おお、おぬしの顔が鮒に似てきた…おぬしは、鮒じゃ! 鮒じゃ鮒じゃ 鮒じゃわぃのぅ!」

 高師直の悪態 悪口雑言に絶えかねた塩冶判官は刃傷沙汰に…

 

 ところで今日は 2月7日

 鮒じゃ! 鮒じゃ鮒じゃ 鮒じゃわぃのぅ!

 今日は 鮒(2・7)の日






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26:『異界を覗く』 小松和彦 著 洋泉社(お伽草子と異類婚姻児など)1998

2012年02月07日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫


 (写真はイランのテキーイェのタイル画です。 本書とは無関係です。)



 2012年  本

    26: 『異界を覗く』




 小松和彦 著

 洋泉社

 1998 -

 237 ページ 2100円

 現世とあの世を移動し、人間に福と災いをもたらす異類・異形の世界。異類婚姻論、水木しげる論、宮崎駿論を加えた異界・異人・妖怪研究の最新成果。




 昨夜 小松和彦氏の『異界を覗く』を読み始めたが、面白くてならず代中でやめることができない。

 夜中、気持ち良く、読了。

『異界を覗く』は三部構成だが、わたしにとっては二章の異界・異人の考え方と具体的見解と二章の【異類婚姻と説話の宇宙】が内容が深く、興味深いと感じた。

 うんうんとうなづき、メモしながら読んだ。




 目次

壱 異界と異人の魅力的世界(「異界論」・「異人論」は学問の交差点
新たな「異人論」を目指して―「異人論」から「他者論」への模索
「異人歓待」説に疑問を呈す―生かすも殺すも土地の人々次第)

弐 異類婚姻と説話の宇宙(鬼と人間の間に生まれた子どもたち―「鬼の子」・“片子”・「片側人間」の世界
神から授かった子どもたち―「申し子」・「宝子」・「福子」の世界
「異常児」は異界を覗く「覗き眼鏡」―「お伽草子」と異類婚姻児)

参 視覚化された異界・妖怪たち(化け物屋敷考―『土蜘蛛草子絵巻』を解読する
捨てられた「古道具」のお化けたち―「もったいないお化け」と「つくも神」
「鯰絵」は江戸民衆の記憶装置―社会状況を反映した両義的トリックスター ほか)




 memo
 簡単に…

 1
 異界での受け入れられ方、排除
 異界、異人

 2
 片側人間    76
  ヘビ  上下 (頭人間 下ヘビ)   92
  オニ  左右
       理由は 人間に近い。「片角子」で顕著にわかる   93

 キツネとの結婚  子 呪術性

    





 

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25: 『幸若舞』から「信田」東洋文庫(「さんせい太夫」「信田」関連:8 )

2012年02月07日 | 説経節、幸若舞、舞の本等



 2012年  本

    25: 『幸若舞』から「信田」


 東洋文庫 855

 『幸若舞』から「信田」   169-237

        「解説 信田」369-372




17: 『古浄瑠璃 説経集』から「さんせい太夫」 岩波 新版古典大系


18:『さんせい太夫考』から「説経序説」「さんせい太夫の構造」岩崎武夫著 平凡社選書



19: 東洋文庫『説経節』から「山椒太夫」「注」「解説:山椒太夫」昭和44年3月



20:東洋文庫『幸若舞』「解説:信太」「解説」  岩波 新版古典大系『舞の本』「解説」



『説経節』厨子王丸& 『幸若舞』信太(平将門孫)& 『説経節』小栗判官 = 重瞳、双瞳


『閑吟集』118 情けは人のためならず 119 るゝるるるるるる るるるる ルンルン

24: 『舞の本』から「信田」70-101  岩波書店 新日本古典文学大系


25: 『幸若舞』から「信田」東洋文庫(「さんせい太夫」「信田」関連:8 )
 (←今回の記録)



 今回は題名などの記録だけで失礼いたします。














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24: 『舞の本』から「信田」70-101  岩波書店 新日本古典文学大系

2012年02月07日 | 説経節、幸若舞、舞の本等
   (写真は 信田   『入門 奈良絵本・絵巻』石川透著から)



 2012年  本

    24: 『舞の本』から「信田」


 岩波書店

 新日本古典文学大系

 『舞の本』から「信田」  70-101



 岩波古典文学大系『説経節』「さんせい太夫」、 『説経節』「さんせいだゆふ」、 『さんせい太夫考』から「説経序説」「さんせい太夫の構造」を読み、『舞の本』や『幸若舞』の中に納められた「信田」が「さんせい太夫」徒に建てんが多いことを知る。

 確かに類似する部分が多い。

『舞の本』では「信田」を二度読む。

「さんせい太夫」「信田」ともに復讐物語だが、その内容は海の外の諸国に負けずといった残酷さだ。

 映画『切腹』をみたことがあるが、それどころではなかろう…。

 ヨーロッパの首切りも刃が厚く、上手くしに切れなかったと言うが、浜歩く民に木ののこを引かすとは…

「信田」では残酷な記述は短かったものの、指20本云々から始まる拷問には震えが生じた。


 ところで、「信田」を読んだあと、小松和彦氏の『異界を覗く』を読み終えた。

『異界を覗く』の異人を受け入れる宿のことが取り上げられていた。

 タイミングのせいだかなんだか、「さんせい太夫」「信田」の人身売買の宿を思い浮かべた。

『異界を覗く』では旅人を殺し金品を奪って豊かになるが、その因果が子に何らかの影響を与えたといった芝居のような言い伝えが書かれていた。












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23: 『入門 奈良絵本・絵巻』石川透著 思文閣出版【鶏鼠物語、信田、しづか(9枚)】

2012年02月07日 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸
   (写真資料は 信田1 本書から)




 2012年  本

    23: 『入門 奈良絵本・絵巻』


 石川透著

 思文閣出版

 ¥2,100

 2010年08月

 


 奈良絵本

 平安時代の物語や鎌倉時代の軍記もの、歌集や日記・随筆、幸若舞や仮名草子など

 
 美しい奈良絵本を楽しませていただいた。

 もっと素朴な物が多いのかとおもっていたが、ことのほか豪華な貴族好みの絵構図が多い。

 元持っていたなら絵本のイメージは、おおきく覆された。


 著者が便宜上分けたと言う時代的グループに沿って見ると、流れがつかめた。




 鶏鼠物語1

 鶏鼠物語2

 鶏鼠物語3




 信田1

 信田2

 信田3





 しづか1

 しづか2

 しづか3





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