2月21日
尾崎 谷斎(おざき こくさい) 武田谷斎とも名乗る
本名 尾崎惣蔵
1835年(天保6年)- 1894年(明治27年)2月21日)
根付師
ウィキによれば、谷斎は象牙よりも鹿角を好んで使用。具材の安い鹿角に芸術的価値を持たせることが谷斎の本領
仏具・蝙蝠・霊芝(茸)の作品が多い。
「谷斎彫り」といわれる)で時代の人気を得、当代人気番付にも頻繁に登場
谷斎ものを持たない芸者は本物ではないとまで言われた。
9代目市川團十郎が、注文してからなかなか届かないことに痺れを切らして、金に困っているのだろうと、金十両を送りつけると、谷斎は、馬鹿にするなと怒ってその小判に「金十両確かに受領せり」と彫って送り返したという逸話が残る。
江戸時代、 團十郎他人気歌舞伎役者、芸者が身につける櫛や根付けは一般の庶民の憧れでもあり、大きな宣伝効果があった…
大和文化館学芸員さんが講演「江戸の人気蒔絵師・原羊遊斉」そんなお話をなさっていたことを思い出す。
ところでわたくし 尾崎 谷斎(おざき こくさい)のねつけを知らない…
という訳で調べてみると、なんだかどこかで見たことがある。
嶌谷コレクション「幕末、明治の彫刻師 尾崎谷斎」
私にはあまりわからない世界だが、鯔背な役者や勝ち気な芸者や祭の男衆が何気なくこれをつけていると、美しいだろうと思う。