夜の翼

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ヘッドフォンハンガー更新

2022-09-11 04:44:44 | オーディオ

ヘッドフォンの置き場所、意外とこれが困る。

なかなかうまい置き場所が決まらずに今に至っている。

いままではPCラックのモニターの上にある棚にヘッドフォンハンガー2つ付けていた。

こうするとスピーカーがヘッドフォンに隠れてしまうのだが、他に置き場所もないのでしばらくこの状態で使っていた。

 

使っていたヘッドフォンハンガーはゼンハイザーHD595の付属品とATH-A2000Zを買ったときに併せて買ったオーディオテクニカの AT-HPH300。

ゼンハイザーのヘッドフォンハンガーは向きを変えられない固定式。

オーテクの方は180度回転させて向きを変えられるが、固定するネジが緩くなってきたのと、ヘッドフォンをかける部分の人工皮革の表皮が経年劣化でボロボロにはがれてきている。

 

そろそろ替え時なのでヘッドフォンハンガーを更新することにした。

今まで使っていたヘッドフォンハンガーは固定するネジ式クランプの開口幅が狭く、PCラックの棚板部分にしか設置できなかった。

これだとヘッドフォンハンガーが正面向きにしか付けられないため、ヘッドフォンでスピーカーが隠れてしまう。

棚板を支えるL字の支柱ごとクランプで挟めれば、ヘッドフォンをPCデスクの側面にかけることができて、スピーカーの前をふさぐものがなくなる。

ということでクランプの開口幅が広いサンワサプライのPDA-STN25BKにした。

設置したい棚板と支柱の厚さが45㎜程度なので、開口部が48㎜のこのハンガーにした。

ねじ止めで固定するタイプではなく、本体にバネが内蔵されているバネ式。

このハンガー上下をひっくり返してヘッドフォンスタンドとしても使えるらしい。

もし、ハンガーとしての設置がうまくいかなかったら、スタンドとして設置を考えている。

 

このヘッドフォンハンガーを入手して、PCデスクの側面に取り付けてみた。

なんとか設置することはできたが、やはりクランプ部分がきつい。

たぶんそのうち折れそうなぐらいきつい。

しかもヘッドフォンハンガーの後ろにケーブル通しがあり、ちょっと出っ張っているのだが、これが右のスピーカーと干渉する。

 

これはちょっとあかん。

PDA-STN25BKはスタンドとして使った方がよさそうだ。

こんなこともあろうかと、はさむ部分の開口幅がもう少し広いヘッドフォンハンガーを調べておいた。

Amazonで見つけたLomicallのヘッドフォンハンガーDH03。

これは通常のねじ式で対応する棚の厚さが5㎜から50㎜までとなっているので、サンワサプライのヘッドフォンハンガーがダメならこれにしようと思っていた。

これ以上厚さのあるものをはさめるヘッドフォンハンガーはちょっと見当たらなかった。

 

Lomicallが到着して箱を開けてみると、このDH03はプラスティッキーで頼りない。

問題のクランプ部分は仕様どおりPCラックの上棚を支柱ごと無理なくはさむことができた。

ただ、ヘッドフォンが大きすぎるのかATH-A2000Zをかけると右のスピーカーに接触する。

スピーカーの位置の微調整は必要になったが、接触を避けられる位置に設置できた。

これでようやくヘッドフォンをスピーカーの前をふさがずに済む。

 

もう1つのヘッドフォンの置き場所であるが、ゼンハイザーのヘッドフォンハンガーをPCデスク右側のメタクラック1段目の前側に移動させてみた。

しかし、ヘッドフォンをかけた状態だと、2段目の棚においたアンプの電源と音量の操作がちょっとやりづらい。

メタクラックの1段目には外付けの光学ドライブが自作のオーディオボードの上に鎮座しているが、その後方はスペースが空いている。

ここにPCデスクには取り付けられなかったサンワサプライのヘッドフォンスタンドを設置することにした。

 

メタルラックの後方には、ちょうどMDFボードを載せていたので、これをヘッドフォンスタンドのクランプではさむといい具合に設置することができた。

これで決まりだなと思って、ヘッドフォンをかけてみると高さが足りない。

PDA-STN25BKは伸縮式なので、最大に伸ばした状態でも28cm程度でヘッドホン本体は大丈夫だが、ケーブルがヘッドフォンハンガーを設置しているMDFボードに着いてしまい、ケーブルの付け根が真っすぐにならず、曲がった状態になってしまう。

もう少し背の高い据え置き式のヘッドフォンスタンドはないかと探してみたが、30cm程度までのものが多く、そもそも高さの仕様が書いてないため確認できないものも多い。

 

ここで一計を案じ、自作のインシュレーターの端材があるので、それでヘッドフォンハンガーの台座を作ってみることにした。

要するに高さを稼いで、このヘッドフォンハンガーがはさめる構造になっていればいい。

そうして構想30分、作成1時間弱で完成したのがこれ。

ヘッドフォンスタンドのクランプではさむ部分が必要なので、細長い端材をラックの内寸に合わせてカットして、端材で作ったので正方形になっていないインシュレーターを両面テープで接着した。

インシュレーターが1枚だと高さが足りないので、もう1枚追加している。

高さが7.5cmぐらいになっているはずだが、意外と安定していて、ヘッドフォンをかけてもぐらぐらしない。

 

端材で作ったので何とも不格好だが、後ろで見えないのでまあとりあえずはこれでいいだろう。

もう少し高さを稼ぎたかったが、そうすると今度は前に置いている光学ドライブから出ているUSBケーブルと干渉するのでこの高さにした。

これでもまだヘッドフォンのケーブルの付け根部分と若干当たっている状態になるので、台座で高さを稼ぐのではなく、ヘッドフォンバンドを載せる部分に何か巻き付けるかして、上の部分で高さを稼ぐしかない。

 

PCラックに取り付けたLomicallのヘッドフォンハンガーにヘッドフォンをかけると、このヘッドフォンとも干渉しそうになるが、ギリギリセーフ。

ただ、ヘッドフォンハンガーにHD595を掛けようとすると、すぐわきのATH-A2000Zと接触しそうになるというか、接触せずに済ませるのがちょっと難しい。

これを避けるために、ヘッドフォンハンガーの位置をもっと高くするために、自作のヘッドフォンハンガーの台座の下に置く「台座の台座」を作ることにした。

 

「台座の台座」をつくる端材もないので、100円ショップで工作材料を調達して自作することにした。

ちょうどよい大きさのヒノキの板材があったので、それを使う。

ヘッドフォンハンガーの前に置いてある光学ドライブのUSBケーブルと電源ケーブルとの干渉を避けるために、板材をカットしてロの字に組み、その中にケーブルを通そうという考えだ。

板の厚さが1cmしかないので、ビス止めだと小口が割れそうなのでやめて、ボンド接着だけにした。

そんなに重いものを載せるわけではないのでボンド接着で十分だが、小口の面積が小さいので、接着面積を増やすために、内側の角に角材を当て接着面積を増やす。

本当は三角材の方がかっこいいのだが、100均にはさすがに三角材はなかった。

接着剤は自作オーディオボードを作成するときに使って余っていたパワーエース速乾アクリアを使った。

このボンドはとにかく乾燥が早いので使い勝手がいい。

接着面の片方が木材であれば、もう一方は金属やプラスチックでも接着できる。

 

完成したのがこちら。

なんだ、この小学生の夏休みの工作感は。

まあ、実用的にはこの上に台座を載せるとちょうどいい高さになった。

ヘッドフォンケーブルが台座には触れるが、ケーブルの付け根に力がかかるような状態にはならないので問題なし。

光学ドライブのケーブルも台座の接触せず、うまく台座の中を通すことができた。

板厚が1.5cmのヒノキ板もあったのだが、それだとケーブルが台座の側板に接触してしまうところだった。

ヒノキ材の表面はけっこうきれいなので塗装はせず、白木のままで使う。

上の台座の合板の断面が目立つが、ガイドソーを使っていて切断面がかなりきれいなので、意外と見栄えは悪くはない。

 

台座の上に設置したヘッドフォンスタンドにHD595を置いてみると、高さはいいのだが、座っている場所からちょっと遠い。

ちょっとヘッドフォンを置きたいときには少し不便。

なので、もともとヘッドフォンハンガーを設置していた右のスピーカー前にゼンハイザーのヘッドフォンハンガーを残すことにした。

スピーカーを使わないときには、すぐに手の届くこのヘッドフォンハンガーにヘッドフォンを掛け、スピーカーを使うときには奥にある台座の上のヘッドフォンスタンドにヘッドフォンを移動させる運用に決めた。

 

手元にあるものを最大限に活用して、長年の懸案であったヘッドフォンの置き場所はなんとか落ち着いた。

スピーカーの前に何もないって、やっぱりいいな。