〇dBpowerampでもリッピングエラー発生
と、思っていたら早速エラーCDに出くわしてしまった。
1987年リリースの3枚組CDの1枚目。なんと35年物。
2枚目、3枚目は問題なかったが、1枚目はdBpoweramp CD Ripperをもってしてもリッピングに失敗してしまった。
問題は4曲目に発生した。
通常どおりリッピングを行っていたが、通常モードでリッピングがうまく行かずSecure Modeに移行した。
これを3回繰り返したがそれでもうまくいかず、今度はUltra Secure Modeに移行。
さらにこれ3回繰り返したが、これでもダメでエラーが出ている個所をフレーム単位で再リッピングするモードに移行した。
これで一応リッピング動作は終了したが、とにかく時間がかかった。
CDの盤面を目視で確認したが、特に傷のようなものは見当たらないので、ピット記録層に何らかの問題が発生しているのだろう。
一応リッピングが終了したので、問題の4曲目を聴いてみると、エラーが発生していた個所で音が途切れている。
同じドライブでCDを直接再生してみたが、問題のエラー個所から無音になってしまう。
曲をスキップさせようとするとアプリケーションがフリーズする。
アプリを強制終了させると、エクスプローラーまで固まってしまうとう事態になった。
このCDはもうドライブにかけない方がいいな。
しかし、こんなCDをなんとかリッピングして音がちょっと途切れる程度のファイルにしてくれるdBpoweramp CD Ripperはある意味すごい。
結局CDからのリッピングがうまくいかなかったので、12年ぐらい前にEACでリッピングしたwavファイルをMusic Converterでflacへ変換することにした。
CD Ripperと違い、タグはほとんど手入力になってしまったが、この方法であっさりとflac化は終了。
音の方も問題はない。
12年前にはちゃんとロードできた音楽CDがその間にダメになったしまったようだ。
試しにPC用のドライブではなく、専用のプレーヤーで再生してみた。
OPPOのBDP-105JPLで再生したところ、問題の4曲目を事もなげに再生してしまった。
CDプレーヤーはCDが再生できない、音が出ないということを避けるために、強力なエラー補正回路を持っていると聞いたことがあるが、図らずもそのことが証明されてしまった。
音質自体はエラー補正によって劣化しているのだろうが、普通に聴いている分にはたぶん分からないだろう。
このCD自体はレーベルが変わって再発売(といっても2004年)されているが、現時点で新品が入手できるので、一応入手しておいた方がいいだろうか。
PCオーディオを始めてからというもの、買ったCDはすぐにリッピングをして、それ以降ドライブにかけるということすらしないようになった。
その後のCDの状態を把握するという機会がなくなっていたので、手持ちのCDの中にこんな劣化CDがあるなんて、かなりのショックを受けている。
手持ちのCDの状態確認の意味も含めて、リッピングを急ぐ必要がある。
がんばってCDからflacにしよう。
さて、Music Converterの方だが、これはなかなか変換の自由度が高い。
同じファイル形式でアップコンバート、ダウンコンバートにも対応してる。
そういえばDSD256形式で購入した「ブルガリアンポリフォニー」。
これがNASからの入力だとブルーレイプレーヤーBDP-105JPLでは再生できなかった。
Music ConverterはDSDのダウンコンバートにも対応しているので、購入したDSD256をDSD128にダウンコンバートして、BDP-105JPLで再生させてみたが再生不可。
それではということで、DSD64にすると、無事再生することができた。
そのうちスピーカー再生環境ももうちょっと整えて、CDとの比較試聴もしてみたい。