BABYMETALのおかげで、テレビでブルーレイソフトを見ることが大変多くなりました。
FOXDAYに向けてブルーレイ再生関係を改めて見直していると、ずっと気になっていることが1つありました。
それは、所定のフォーマットでAVアンプに音が送り込まれているのかということです。
使用しているソニーのAVアンプTA-DA3400ESには小さいディスプレイがあり、そこにソースの種類やビットレートが表示されるのですが、
何のディスクをかけても、「LPCM 48kHz」としか表示されないのです。
BABYMETALのブルーレイの音質は、全てPCM48kHz/24bitという仕様で、ブルーレイとしては標準というか最低限のものです。
ほかの音楽ソフトだと、2chとマルチチャンネルの両方が収録されていることが多く、
2ch だと96kHz/24bitのPCM、マルチチャンネルだと5.1chのDTSかPCMで48kHz/24bitというフォーマットになっています。
改めてU2の「iNNOCENCE + eXPERIENCE Live in Paris」で確認してみました。
この作品、パリで起こった同時多発テロ事件の影響で延期となったU2のパリ公演を収録したものです。
延期となった経緯が経緯なので、客の盛り上がりが違う。ボノの気合いに入り方も違います。
U2のライブは会場が大きくなりすぎて興味がなくなっていたのですが、
これはちょうどウェンブリーアリーナぐらいの大きさで、一体感がすごく感じられるとてもよいライブです。
ちなみにテロで襲撃を受けたEagles of Death Metalがゲストとして招かれて、U2と一緒に演奏していますが、
曲はデスメタルの要素は一切なく、ただの古臭いロックンロールです。
U2との共演は客も盛りあがっていたものの、U2のメンバーがステージからいなくなり、Eagles of Death Metalだけでのオリジナル曲の演奏になると、
客の苦笑、いや違う、憐憫といった方が正確ですね、そんな雰囲気にいたたまれなくなり、再生をやめてしまうこと確実のトラックも収録されております。
とりあえず2チャンネルを選択して再生すると、やはりというか「LPCM 48kHz」と表示されます。
(もともとビットレートは表示されないので、16bitなのか24bitなのかは分かりません。)
DVDレコーダー側の設定も確認しましたが、光デジタル出力設定はちゃんと96kHzの設定になっています。
大分悩んで調べました。ようやく分かりました。
著作権保護がかかっている音源(市販のブルーレイソフトなら全部ですね)は、デジタル出力した場合、
出力側で強制的に48kHz/16bit、つまりDVD並みの音質にダウンコンバート(ディスクによっては低ビットレートの別音源に切替)されてしまう仕様になっていました。
(ただし、HDMIで出力した場合は除く。)
その仕様になったのが最近ということなので、古いブルーレイレコーダーならきっと大丈夫だろうということで、
物置にしまってあったBDZ-X95を引っ張り出して試したところ、やはりだめでした。
BDZ-X95には光デジタルだけではなく同軸デジタルの出力端子もあったのでそれも試しましたが、結果は変わりませんでした。
試しにHDMIで接続すると問題なく「LPCM 96kHz」と表示されました。
BDZ-X95はHDMIの出力が2系統あったため(レコーダー側で出力切り替え)、1系統をテレビに直接、もう1系統をAVアンプに接続していましたが、
ブルーレイレコーダーを買い替えてからというもの、光デジタルでAVアンプに音を送っていたので、
ずっとDVDフォーマット並みの音を聴いていたのですね(残念すぎる自分)。
これを回避するためには、AVアンプとの接続をHDMIにすればいいのですが、
そうするとHDMI出力が1系統しかない手持ちのブルーレイレコーダーでは必ずAVアンプの電源を入れる必要が出てきます。
録って消しのバラエティー番組を見るのにいちいちAVアンプを使うのは正直手間です。
かといってせっかくハイレゾ(JEITAによるとハイレゾの定義はCD音質=PCM44.1kHz/16bit超ということらしいので、
ブルーレイの音はPCM収録であれば全てハイレゾということになりますね。)で収録されているのを常にダウンコンバートして聴いているというのは、なんか損した気がする。
何か解決の方法がないかと調べてみると、ありました!
HDMIの信号から音声信号を取り出してくれるスプリッターです。へー、今はこんなものが安く手に入るのですね。
価格も安いので物は試し、購入してみました。
買ったのは、Tendak AV-140-BK-JPというもの。HDMI→HDMI + 光TOSLINK SPDIF+同軸 +3.5mmオーディオ4K 3D対応という仕様で、アマゾンで売ってます。
HDMIはパススルー仕様になっているので、出力側の機器からHDMI接続で音が出ます
実際に手にしてみると、手のひらに載るほど非常にコンパクト。筐体でアルミ製で表面は梨地加工してあってなかなか立派です。
早速接続してみました。
ブルーレイレコーダー:BDZ-ET1200→(HMDI)→テレビ
↓(光デジタル)
AVアンプ:TA-DA3400ES
↓(プリアウト端子)
プリメインアンプ:A-9MK2 → スピーカー:GX100
というという構成でしたが、
ブルーレイレコーダー:BDZ-ET1200
↓(光デジタル) ↓(HDMI)
↓ HDMIデジタルオーディオ分離器:AV-140-BK-JP→(HMDI)→テレビ
↓ ↓(同軸デジタル)
AVアンプ:TA-DA3400ES
↓(プリアウト端子)
プリメインアンプ:A-9MK2 → スピーカー:GX100
と構成になりました。
レコーダー側の光デジタル接続はとりあえずそのままです。同軸デジタルケーブルはケーブル箱を探したら出てきました。
昔使っていたオーディオテクニカのAT6D45。
古い!ノイズ対策用の独立アース線が時代を物語る!古くてもケーブルは腐らない!www
とりあえず接続しまたが、結果はめでたく「LPCM 96kHz」と表示されました。
が、「96kHz/24bitの音ってこの程度か?」と思うほど光デジタル接続の48kHz/16bitとの差を感じません。
光接続も試みましたが、大差なし。
ダウンコンバートされる光デジタル接続の48kHz/16bitの音と入力を切り替えながらじっくり聴き比べてみました。
まずは、48kHz/24bitの音源。BABYMETALのBDは全てこの仕様ですね。
若干同軸接続している24bit(と思われる)の方が若干滑らかかなという程度。
ブラインドだとまず違いが分からないレベル。
16bitと24bitの違いってかなり大きいんだけどなー。
そういえば、BABYMETALの東京ドームブルーレイですが、2枚組になるとのこと。
2枚組になれば、あの公演時間からしてディスクの容量は十二分にあるはずなので、映像のビットレート上げてもらうのはもちろんですが、
マルチチャンネルはいらないので、音質については今までのPCM48kHz/24bitなどと言わずに、PCM96kHz/24bitにしてもらいたいですね。
続いて96kHz/24bit。FLACだとハイレゾ配信の中心となっているフォーマットです。
さすがにこれは違いが分かります。情報量が多く、きめが細かい。音が濃く感じます。
でも、やっぱり差が少ないような気がする。
「今までずっと48kHz/16bitで聴いてて損した!」と思うような音ではないです。
原因を考えてみました。
①スプリッターの性能があまり良くない。
②同軸ケーブルがイマイチ
③そもそもHDMI出力の音質がよくない。
なんだか全部あてはまるような気がするwww
①については、スルーアウトしているHDMIの映像の方はほとんど影響がなく、特に問題ない画質ですが、やっぱり③の影響が大きいのでしょうかね。
ブルーレイソフトの音質改善についてこれ以上手の打ちようがないように思えてきましたが、ひとつ気になるものがあります。
iFi-AudioのSPDIF iPurifierという商品です。
簡単に言うと「SPDIFのデジタル信号をリクロック、リジェネレイトしてくれるアイソレイター」ということらしい(ちょっと何言ってるか分かりませんwww)。
「コアキシャル(同軸)にもオプティカル(光)にもあらゆるSPDIFデジタル信号を改善する画期的グッズ」という触れ込みで、口コミを見るとかなり効果はあるらしいです。
同軸にも光にも使えるので、自分の環境だとスプリッター経由の信号でもレコーダー直の信号でも使えます。
両方試して効果がある方に使えばいいのですが、問題は価格。ノイズの少ない電源アダプター付きとはいえ、なかなかのお値段。
レコーダーを買い替えてしまうと、基本的に音声はHDMI出力となるため、出番がなくなる可能性が高いのです。そうすると使えてもあと2年間ほどの予定。
ちょっと迷うところですが、ブルーレイを見まくる生活もいつまで続くか分からないので、かなりのギャンブルですがいっちょ導入してみますか?
FOXDAYに向けてブルーレイ再生関係を改めて見直していると、ずっと気になっていることが1つありました。
それは、所定のフォーマットでAVアンプに音が送り込まれているのかということです。
使用しているソニーのAVアンプTA-DA3400ESには小さいディスプレイがあり、そこにソースの種類やビットレートが表示されるのですが、
何のディスクをかけても、「LPCM 48kHz」としか表示されないのです。
BABYMETALのブルーレイの音質は、全てPCM48kHz/24bitという仕様で、ブルーレイとしては標準というか最低限のものです。
ほかの音楽ソフトだと、2chとマルチチャンネルの両方が収録されていることが多く、
2ch だと96kHz/24bitのPCM、マルチチャンネルだと5.1chのDTSかPCMで48kHz/24bitというフォーマットになっています。
改めてU2の「iNNOCENCE + eXPERIENCE Live in Paris」で確認してみました。
この作品、パリで起こった同時多発テロ事件の影響で延期となったU2のパリ公演を収録したものです。
延期となった経緯が経緯なので、客の盛り上がりが違う。ボノの気合いに入り方も違います。
U2のライブは会場が大きくなりすぎて興味がなくなっていたのですが、
これはちょうどウェンブリーアリーナぐらいの大きさで、一体感がすごく感じられるとてもよいライブです。
ちなみにテロで襲撃を受けたEagles of Death Metalがゲストとして招かれて、U2と一緒に演奏していますが、
曲はデスメタルの要素は一切なく、ただの古臭いロックンロールです。
U2との共演は客も盛りあがっていたものの、U2のメンバーがステージからいなくなり、Eagles of Death Metalだけでのオリジナル曲の演奏になると、
客の苦笑、いや違う、憐憫といった方が正確ですね、そんな雰囲気にいたたまれなくなり、再生をやめてしまうこと確実のトラックも収録されております。
とりあえず2チャンネルを選択して再生すると、やはりというか「LPCM 48kHz」と表示されます。
(もともとビットレートは表示されないので、16bitなのか24bitなのかは分かりません。)
DVDレコーダー側の設定も確認しましたが、光デジタル出力設定はちゃんと96kHzの設定になっています。
大分悩んで調べました。ようやく分かりました。
著作権保護がかかっている音源(市販のブルーレイソフトなら全部ですね)は、デジタル出力した場合、
出力側で強制的に48kHz/16bit、つまりDVD並みの音質にダウンコンバート(ディスクによっては低ビットレートの別音源に切替)されてしまう仕様になっていました。
(ただし、HDMIで出力した場合は除く。)
その仕様になったのが最近ということなので、古いブルーレイレコーダーならきっと大丈夫だろうということで、
物置にしまってあったBDZ-X95を引っ張り出して試したところ、やはりだめでした。
BDZ-X95には光デジタルだけではなく同軸デジタルの出力端子もあったのでそれも試しましたが、結果は変わりませんでした。
試しにHDMIで接続すると問題なく「LPCM 96kHz」と表示されました。
BDZ-X95はHDMIの出力が2系統あったため(レコーダー側で出力切り替え)、1系統をテレビに直接、もう1系統をAVアンプに接続していましたが、
ブルーレイレコーダーを買い替えてからというもの、光デジタルでAVアンプに音を送っていたので、
ずっとDVDフォーマット並みの音を聴いていたのですね(残念すぎる自分)。
これを回避するためには、AVアンプとの接続をHDMIにすればいいのですが、
そうするとHDMI出力が1系統しかない手持ちのブルーレイレコーダーでは必ずAVアンプの電源を入れる必要が出てきます。
録って消しのバラエティー番組を見るのにいちいちAVアンプを使うのは正直手間です。
かといってせっかくハイレゾ(JEITAによるとハイレゾの定義はCD音質=PCM44.1kHz/16bit超ということらしいので、
ブルーレイの音はPCM収録であれば全てハイレゾということになりますね。)で収録されているのを常にダウンコンバートして聴いているというのは、なんか損した気がする。
何か解決の方法がないかと調べてみると、ありました!
HDMIの信号から音声信号を取り出してくれるスプリッターです。へー、今はこんなものが安く手に入るのですね。
価格も安いので物は試し、購入してみました。
買ったのは、Tendak AV-140-BK-JPというもの。HDMI→HDMI + 光TOSLINK SPDIF+同軸 +3.5mmオーディオ4K 3D対応という仕様で、アマゾンで売ってます。
HDMIはパススルー仕様になっているので、出力側の機器からHDMI接続で音が出ます
実際に手にしてみると、手のひらに載るほど非常にコンパクト。筐体でアルミ製で表面は梨地加工してあってなかなか立派です。
早速接続してみました。
ブルーレイレコーダー:BDZ-ET1200→(HMDI)→テレビ
↓(光デジタル)
AVアンプ:TA-DA3400ES
↓(プリアウト端子)
プリメインアンプ:A-9MK2 → スピーカー:GX100
というという構成でしたが、
ブルーレイレコーダー:BDZ-ET1200
↓(光デジタル) ↓(HDMI)
↓ HDMIデジタルオーディオ分離器:AV-140-BK-JP→(HMDI)→テレビ
↓ ↓(同軸デジタル)
AVアンプ:TA-DA3400ES
↓(プリアウト端子)
プリメインアンプ:A-9MK2 → スピーカー:GX100
と構成になりました。
レコーダー側の光デジタル接続はとりあえずそのままです。同軸デジタルケーブルはケーブル箱を探したら出てきました。
昔使っていたオーディオテクニカのAT6D45。
古い!ノイズ対策用の独立アース線が時代を物語る!古くてもケーブルは腐らない!www
とりあえず接続しまたが、結果はめでたく「LPCM 96kHz」と表示されました。
が、「96kHz/24bitの音ってこの程度か?」と思うほど光デジタル接続の48kHz/16bitとの差を感じません。
光接続も試みましたが、大差なし。
ダウンコンバートされる光デジタル接続の48kHz/16bitの音と入力を切り替えながらじっくり聴き比べてみました。
まずは、48kHz/24bitの音源。BABYMETALのBDは全てこの仕様ですね。
若干同軸接続している24bit(と思われる)の方が若干滑らかかなという程度。
ブラインドだとまず違いが分からないレベル。
16bitと24bitの違いってかなり大きいんだけどなー。
そういえば、BABYMETALの東京ドームブルーレイですが、2枚組になるとのこと。
2枚組になれば、あの公演時間からしてディスクの容量は十二分にあるはずなので、映像のビットレート上げてもらうのはもちろんですが、
マルチチャンネルはいらないので、音質については今までのPCM48kHz/24bitなどと言わずに、PCM96kHz/24bitにしてもらいたいですね。
続いて96kHz/24bit。FLACだとハイレゾ配信の中心となっているフォーマットです。
さすがにこれは違いが分かります。情報量が多く、きめが細かい。音が濃く感じます。
でも、やっぱり差が少ないような気がする。
「今までずっと48kHz/16bitで聴いてて損した!」と思うような音ではないです。
原因を考えてみました。
①スプリッターの性能があまり良くない。
②同軸ケーブルがイマイチ
③そもそもHDMI出力の音質がよくない。
なんだか全部あてはまるような気がするwww
①については、スルーアウトしているHDMIの映像の方はほとんど影響がなく、特に問題ない画質ですが、やっぱり③の影響が大きいのでしょうかね。
ブルーレイソフトの音質改善についてこれ以上手の打ちようがないように思えてきましたが、ひとつ気になるものがあります。
iFi-AudioのSPDIF iPurifierという商品です。
簡単に言うと「SPDIFのデジタル信号をリクロック、リジェネレイトしてくれるアイソレイター」ということらしい(ちょっと何言ってるか分かりませんwww)。
「コアキシャル(同軸)にもオプティカル(光)にもあらゆるSPDIFデジタル信号を改善する画期的グッズ」という触れ込みで、口コミを見るとかなり効果はあるらしいです。
同軸にも光にも使えるので、自分の環境だとスプリッター経由の信号でもレコーダー直の信号でも使えます。
両方試して効果がある方に使えばいいのですが、問題は価格。ノイズの少ない電源アダプター付きとはいえ、なかなかのお値段。
レコーダーを買い替えてしまうと、基本的に音声はHDMI出力となるため、出番がなくなる可能性が高いのです。そうすると使えてもあと2年間ほどの予定。
ちょっと迷うところですが、ブルーレイを見まくる生活もいつまで続くか分からないので、かなりのギャンブルですがいっちょ導入してみますか?