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保守記事.16-34 海外にも目を向けよう

2011-06-04 09:49:12 | 記事保守

「赤ちゃん製造工場」を摘発、少女32人を保護 ナイジェリア

  • 2011年06月02日 09:21 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【6月2日 AFP】ナイジェリア南東部アビア(Abia)州の警察は1日、新生児を人身売買する目的で10代の少女たちに妊娠・出産させていた通称「赤ちゃん製造工場」を家宅捜索したと発表した。

 15歳から17歳の少女らが子どもを妊娠・出産させられているとの通報を受けた警察は前月29日、アバ(Aba)にある「クロス・ファウンデーション(Cross Foundation)」の施設を捜索し、妊娠した少女32人を保護、施設長を逮捕したという。

 少女の何人かは、警察に対し、産んだ赤ちゃんを性別に応じて1人あたり2万5000ナイラ~3万ナイラ(約1万5500円)で売りさばく話を持ちかけら れたと話している。人身売買を監視する国家機関「NAPTIP」によると、赤ちゃんはバイヤーに1人あたり30万ナイラ~100万ナイラ(約15万 5000円~52万円)で売られていた。

 施設長は児童虐待と人身売買の罪で起訴される見込み。赤ちゃんの売買は違法行為であり、有罪になれば禁固14年の刑が科される可能性がある。

 西アフリカでは、児童の人身売買が横行している。多くは農園や鉱山、工場の働き手として、家政婦として、あるいは売春婦として売られるが、黒魔術の儀式 用に殺害または拷問を受けるケースもある。NAPTIPによると、ここ最近は違法な養子縁組が結ばれる傾向が見られるという。(c)AFP

 

ナイジェリアで横行する「赤ちゃん売買」、その背景にあるものとは

  • 2008年11月12日 13:58 発信地:エヌグ/ナイジェリア

【11月12日 AFP】ナイジェリア南東部の大都市、エヌグ(Enugu)の住民は、日中は静まり返り夜になると人の出入りが激しくなるその産科医院のことを、不審に思っていた。誰一人として知らなかったのだ。その正体が、赤ちゃんを売買するための施設であることを。

「赤ちゃん農場」「赤ちゃん工場」とも呼ばれるそうした売買施設のネットワークが存在することが、最近になり警察の摘発によって明らかになった。エヌグに あるこの医院では、5月の摘発で10代の少女20人が保護された。2階建ての医院には、現在シャッターが下ろされている。

 地元紙の報道によると、逮捕・起訴された50代の産婦人科医は、望まぬ妊娠をした少女たちを「中絶をしてあげる」と言って誘い込み、医院に監禁。出産後 は、その親である少女に約2万ナイラ(約1万7000円)を支払って新生児を取り上げた。新生児はその後、1人あたり30万から45万ナイラ(約25万 -38万円)で業者に売られていたという。 

 人身売買される新生児の数は不明だが、人身売買を監視する国家機関「NAPTIP」は、こうした売買は犯罪組織により想像以上に広く行われていると指摘する。売買は長らく行われてきたが、NAPTIPがNGOの指摘により初めて事件を把握したのは2006年12月のことだった。

■妊娠した10代の少女を医院に監禁

 売買は、さまざまな形で行われている。望まぬ妊娠をして「村八分」を恐れる少女が、クリニックに言葉巧みに誘い込まれ、新生児を手放すことを強要されるのが一般的だ。

 犠牲者の1人となったある18歳の少女が、恐怖の1週間の体験を語った。妊娠5か月のときにクリニックに誘い込まれた少女は、中に一歩足を踏み入れたと たんに注射を打たれ、意識を失った。起きたとき、自分がレイプされたことに気づいた。医師に「自分の居場所を知らせるために家族に電話をしたい」と申し出 ると、顔を殴られ、19人の少女が閉じ込められている部屋に押し込まれた。みんな、自分と同じ経験をしていたことを知った。少女は翌日も医師にレイプされ たという。1週間後、警察の摘発により、少女たちは救出された。 

 貧困にあえぐ女性たちが、現金欲しさに自ら妊娠・出産を望むケースもある。ナイジェリア警備・民間防衛隊(NSCDS)によると、エヌグの医院を摘発した際、赤ちゃんを産むために最長で3年間医院にとどまっている4人の少女が発見された。医師が少年たちを誘い込み、少女たちを妊娠させていたという。

 NAPTIPによると、ここ数か月で、こうした施設が10数箇所摘発されている。それぞれ、産科医院、児童養護施設、孤児院、ホームレスの妊娠少女のためのシェルターといった体裁をとっていた。

■新生児が買われる背景

 2005年、新生児売買への関与が取りざたされていたラゴス(Lagos)の孤児院が、閉鎖された。ごみ捨て場から炭化した新生児の骨が発見されたことから、この孤児院が呪術用、または臓器移植用に体の一部を売っていた疑いが持たれている。

 新生児が将来的に児童就労や性的虐待、児童買春といった目的で買われているという証言もある。

 だが、ナイジェリアの南東部では、新生児の売買に別の大きな動機が働いている。この地方に暮らすイボ(Igbo)人の社会では、婚姻外の子ども、そして子どもができない女性は「呪われた者」と見なされる。そのため、子どもがいない母親は、自分の子どもと偽って新生児を育てるためならお金を惜しまない。そのため医師の方も、一晩で大金持ちになれるというわけだ。
 
 そうした新生児の売買はこの地方では広く行われており、当事者にも犯罪の意識に欠ける場合がほとんどだ。NAPTIPは、「クリニックに行ってお金を払 えば、赤ん坊が手に入る。単なる養子縁組だと考えている人は多い」と指摘する。だが新生児の売買は、ナイジェリアでは禁固14年の刑に相当する。

 ユニセフ(UNICEF)は、ナイジェリアで1日に10人以上の子どもが売買されていると推定する。同国の犯罪件数では、詐欺、麻薬密売に次いで3番目に多い。(c)AFP/Susan Njanji

 

 

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