ナイジェリア 爆発物着けた少女の自爆テロ
11月19日 13時31分
西アフリカのナイジェリアで、少女が身に着けた爆発物を爆発させる自爆テロなどが相次いで、40人以上が死亡し、イスラム過激派組織ボコ・ハラムによる犯行とみられています。
ナイジェリア北部の都市カノの市場で、18日、若い女2人が身に着けた爆発物を相次いで爆発させ、近くにいた人少なくとも12人が死亡、およそ60人がけがをしました。
警察によりますと、2人はいずれも頭や体の線を隠すベールを着ていて、1人は10代前半の少女だったということです。
ナイジェリアでは、過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓うイスラム過激派組織ボコ・ハラムが、警戒されにくい女性や子どもに爆発物を身に着けさせ、人混みで爆発させるテロを繰り返していて、今回も同様の手口とみられています。
ナイジェリアでは前日の17日にも北東部の都市ヨラの市場で爆発があり、子どもを含む32人が死亡、80人がけがをしたばかりです。
ボコ・ハラムは、過激派組織の壊滅を掲げるブハリ大統領がことし5月に就任してからも、市民を狙ったテロを激化させ、この半年の犠牲者はおよそ1000人に上るほか、隣国のチャドやカメルーンにも勢力を拡大していて、壊滅の見通しは立っていません。
ナイジェリアで連日のテロ、買い物客ら12人死亡
ナイジェリア北部の都市で18日、自爆テロがあり、買い物客ら少なくとも12人が死亡しました
テロがあったのはナイジェリア北部カノの携帯電話市場です。18日、車からおりてきた2人の女が自爆して、少なくとも12人が死亡、およそ60人がけがをしました。車には他にも4人が乗っていましたが、現場から立ち去りました。
ナイジェリアでは17日にも北東部の街ヨラで、32人が死亡する爆発事件が起きたばかりです。ともに犯行声明は出されていませんが、この地域でテロを繰り返すイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の犯行が強く疑われます。(19日11:02)
ナイジェリア北部カノで2度の爆発が起き、50人以上が死亡、数十人が負傷した。新華社通信が伝えた。
新華社通信によると、カノの携帯電話市場で自爆テロが起きた。現場では、救助隊と救急隊が活動している。
観測者たちは、ナイジェリア北東部および北部で定期的にテロを繰り返している過激派組織「ボコ・ハラム」の犯行の可能性があるとの見方を示している。
17日夜、ナイジェリア北東部アダマワ州・ヨラの市場でもテロがあり、少なくとも32人が死亡、80人が負傷した。
「ボコ・ハラム」(ハウサ語で「西洋の教育は罪」という意味)は、ナイジェリア北部および北東部で活動するイスラム過激派組織。「ボコ・ハラム」 は、ニジェール、カメルーン、チャドなどの隣国でもテロを行っている。今年3月、「ボコ・ハラム」は、テロ組織「IS(イスラム国)」への忠誠を誓った。
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