横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「宿題」をやらない理由を子どもの側から考えてみました。

2020-09-09 18:54:30 | 発達や学習が心配
教員をしていたころ、宿題をずーーーっとやってこない子がいて、

いろいろ対策を考えてみました。

少しやってきたこともあるけれど、

結局あまり進まず・・・・。

そんなことを思い出しながら、今日のテーマは、

「宿題をやらない子どもの理由」。

今日は、子どもだったら、宿題をどう思っているのかと「想像」してみました。

たぶん、すごく時間がかかりそうで、無理。

むずかしそうだけど、教えてくれる人がいない。

学校で疲れているのに、これ以上はやる元気がないよ。

忘れても、1回先生に怒られるだけで、その場を

      のりきれば、後はなんとかなる。

大好きなオンラインゲームの時間が近づいている。

      そっちを先に・・・・。あ、もう寝る時間だ。

宿題をやったって、やらなくたって、あんまり成績が

      変わらない(小学校の場合)・・・と思う。

40題の計算なんて、見ただけでつかれちゃう。

      数字も小さくて、自分の字だとスペースにはいらないよ。

兄弟姉妹や大人がテレビを見たり音楽をかけていて

      音が気になって集中できない。
4時に家に帰ってから習い事、家に帰って食事・お風呂・ゲーム。

      もう寝る時間になってしまう。習い事の宿題もあるし。

家の学習・学校の宿題・習い事の宿題どれを優先していいか

      わからない。

・・・・・まだまだありそうです。

すごくざっくりと言ってしまうと、子どもの側からみて

「宿題をやるよりほかのことをしていた方がメリットがある」

のかもしれません。

「しないこと」で叱られても、ずっとしないのは、

「宿題をしないより叱られる方がまし」なのかも。

だから、「メリット」がある「漢字50問テスト」の勉強は、

「問題の予告」があれば、いつもよりがんばれます。

特に「合格ラインがはっきりしている場合」。



ランドマークタワーからのながめ。まるで横浜の街の「模型」みたい。

**********************


そもそも、

「宿題」はなんのためにあるのか?

・授業の習熟を図るため(いわゆる「復習」)

・授業の予習のため(調べ学習など)

・大人になって「ノルマ」や「期日」を守れるようになるための

 トレーニング

・家庭でしかできない課題(家の手伝いや長期休みのからだづくりなど)




「宿題」は今の大人が子どものころからずっとあります。

ぜんぜんなくなりません。

結構「負担」で「ネガティブ」なイメージです。

宿題が大好き、な子もたまにはいるかもしれませんが

なんとなく「やらされてる感」があります。

全く量や内容を任されてしまうと・・・

たぶん、ほとんどの子は「やらない方向」にいくのでは・・・。

そして、今の子は6校時まで終わって帰ってくると

そこから寝るまでの時間が短く、

「オンラインゲーム」や「ユーチューブ」などとっても魅力的なものが家庭にあります。

「寝るまでの」5時間ぐらいをどう使うか。

この「時間配分」がポイントになりそうです。

私の感覚からいうと・・・・

「一人で宿題に取り組める内容・量にする」のがよいのかな。

「たくさん出してください」という家庭もありますが、

「一律にするなら少な目」がいいと思います。

そして、それも厳しい状況の子どもには、

他の子にわからないように量を少なくしたり、

ヒントを書き込んだりしていました。

それでも家でやりにくそうな子がいるときは、

全体に「さよならのあと、10分間、先生と一緒にやろう。」と声かけを

してみました。

・・・・でも、残りません!

さっと教室からいなくなります。

今にして思うと、本当に6校時までがその子にとっての

「めいっぱい」で、「はやく帰って楽になりたい」気持ちで

いっぱいだったのでしょうね。

小学校でも「教科担任制」が進むようです。

専門的で準備の行き届いた授業になりそうです。

ただ、宿題をどの先生も出すとすると

今まで以上に子どもたちにとって「きつい」状況になってしまうのでは。

黒板に「今日の宿題コーナー」を作って宿題を板書していくことで

先生方で子どもの負担を考えて量を調節してくださるとよいのかな。

連絡帳に宿題を写すときに「ため息」がでないように

と思います。

ちょっと考えすぎかな~。

今日は子どもの立場で考えてみました♪♪♪



前回の青いパズルが解けてしまったので、

ついにレベル3に挑戦!

これもクリア!

脳内にさ~っと爽やかな風が吹くような快感でした!

「先生、じっくりやれてずるい!」と生徒に言われてしまいました。

(子どもたちには制限時間を作っているので)

ごめんなさい・・・。

でも、クリアするのが、私の「ひそかな宿題」でした。


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