横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

子ども自身の中にある「垣根」

2019-08-18 17:43:23 | 発達や学習が心配
夏休みに入ったのにお天気がすっきりしません!

外にでにくい分、宿題がはかどる?

私は今感想文のお手伝いをするため、いろんな本を読んでいます。

子どもたちの選んだ本、よく読むと深いものがあります。

・・・泣ける!


今日は子ども自身の心の中にある「垣根」について。

思ったよりテストの点数が伸びない・・・

テストを見せてもらうと、

算数ですと「cm」や「~まい」などの単位や数助詞の書き忘れや

計算ミス、
そして問題の読み間違えや、途中まで読んで「たぶん~~」と

思い込んで解く場合など

いろいろな原因があります。

なかには、最後まで解き切らない場合も。

時間が足りなくなる原因の一つに「難しさ」もありますが、

時間が足りなくなりそうで焦ってしまい、かえって周りの問題が

目に入って「集中しにくくなる」状態もあります。


テストは、自分でその問題番号のところだけ「折りだして」

見えるようにし、他のところを隠すと、「問題の文字」に集中する

ことがしやすくなります。

そんな話を子どもたちにすると、

「だって、そんなこと他の子はしていないよ。」

「たぶん、先生はだめって言うと思う。」

という反応が返ってきます。

私は教員のとき、この「折りだし」の方法を全員に教えていました。

うまく折れない子は手伝っていました。

もちろん、折らずにできる子はそのままで大丈夫です。

ただ、折りだすことでそれ以前より1問多くとけるようになった子もいます。

不正でないこと

自分の効率を高めること

定理から外れていないこと

自力でできること


は、友達と違う方法でもしていいですよね?

漢字の練習もたくさん書けば書くほど間違えて覚えてしまうタイプの子がいます。

(1回にたくさん書くと手本から遠くなりますし、だんだん雑になっていくのでは?)

夏休み、漢字の学習が宿題で出されたとしたらいつもと違う方法で練習してみるのも

よいかもしれないです。

一斉授業でも、同じ問いに対して解き方はいろいろ。

算数の教科書にも何通りがの考え方がのっています。

問題へのアプローチを自分の得意な形式で行い、

さらに「友達の考え・方法のいいとこどり」をする


それでいいのでは?

自分にあった方法が大勢の友達の方法と違うことを

自分自身が「いけないこと」と決めてしまう・・・


なんだかなあ、と思います。

となりの子が大勢と違う方法をためしていて、「いいなあ」と思ったら、

それを自分のものとして取り入れていくのもよいのでは。

または、自分とは違うけど、「それもありだね。」と認める。

「多様性」への違和感は、集団生活が始まるけっこう小さいころから

心の中にしみついていてなかなか抜け出しにくい。

子どもどうしも「しばり合って」いるのかも。

大人も世の中の動きに合わせて変わっていかないと、

子どもが「変わったこと」をしたときに「ダメ出し」をしてしまいそうです。





そういう私もときどき自分の言動を振り返りながら、

「やわらか頭」でいきたいです!!!


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)





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