横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

ちゃんと、しっかり。「ちゃんと」って何?

2020-07-04 15:51:23 | 発達や学習が心配
ぬぎっぱなしの玄関のくつを見て、思わず

「ちゃんとしなさい!」

と叱ったとしてくつをそろえてつま先を玄関に向けることだと

すぐわかる子はよいのですが・・・・。

「ちゃんと」っていったい何?

「ちゃんとしなさい!」で意味を理解できない子は、また同じ「失敗」を繰り返す。

「何度言ったらわかるの。」

「ちゃんと」がとっても具体的でないと「何度言われてもわからない」のかもしれないです。

「筆算をちゃんとそろえて書きなさい。」というより

「縦線を4本かいてから間に数字をかこうね。」の方がずっと通じる!

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「しっかり」や「きちんと」もわかりにくい。

どうしたら「しっかり」になり、「きちんと」になるのか?

大人が「しっかりやります」と言ったときは、けっこう「逃げ言葉」かな~と思うことがあります。

とっても曖昧ですよね。

今月あたりから学校でつくる「教育支援計画」や「教育目標」

「しっかり」「きちんと」という言葉がはさまっていると、

「じゃあ、どうなったら、目標が達成されたといえるのか?」と考えてしまいます・・・。

このことばを受け取る側のイメージも人によって違います。

一人の子どもを大勢のサポーターが支援しているわけなので、

サポーターどうし「共通理解できる」具体性が必要なのでは。


子どもに伝えるときは、「数」や「形(完成形)」「頻度」「時間」などわかる形になっている

「じゃあ、がんばろう!」となると思います。

「ここまでできた!」という達成感ももてますよね

そして、大人(支援する側)も「ここまで(例えば、漢字のテストで4割とれたなど)できたから、

この先はこんなふう(例えばテストで5割正解など)に~」と

見通しがもちやすいし、そのための方略を考えられます。

なんのための「支援計画」かと言えば、「子どもが手立てをもらって成長するため」だと思うので

子どもやサポーターみんなが分かる方がよいのでは・・・・と思うこのごろです。


・・・・・あ、今日も自分に問いかけているような・・・・?

多分、自分に「反省」を自分で促している感じ(笑)です。


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コメント
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