横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

見通しをもてると・・・ラク!

2014-04-14 15:33:24 | 発達や学習が心配
月曜日始まりの1週間がすぎました。
まだ緊張が続いているお子さんもいると思います。
4月の最終週あたりで、やっとほっ!


今日は、「見通し」の話です。

終了時間の見通しについては以前書いたことがあります。
今回は「手順」です。


上のような「小物入れ」を家庭科で作りたいと思います。
まず、何をしたらよいのか。

1 材料をそろえる(糸・布・ボタン、裁縫道具)

2 布にチャコペンでしるしをつけて、裁つ。

3 ボタンの位置にしるしをつけ、緑の布に切れ目を入れる。

4 白い布にししゅうをする。

5 白い布にボタンをつける。

6 白い布と緑の布を縫い合わせる(待ち針を打ちながら)


7 ボタンをとめて、完成!
・・・と7つの工程があります。4と5は入れ替えても大丈夫です。
でも、4と6は、前後になっては、やりにくいです。

よく図工で、「絵」は得意ですが、「工作」になるとね・・・

というお子さんは、この「順序」の「見通し」が立ちにくかったり、

「立体視」が難しかったり、のり、はさみなどの道具の使い方に「苦手感」が

あったり、などいろいろな要因が考えられます。

「作りたい」という思いと出来上がりの「マイ・イメージ」があれば

あるほど、「うまくいかないことにいらいら」

たまに紙をくしゃくしゃと投げたり、かんしゃくをおこして泣いてしまったり

するお子さんも見かけます。

「せーの!」で作る「園」での工作のように順序が決まっていて、

先生がところどころ立ち止まって一人ひとりができているか

確かめてくださる時期から「すきな材料で好きな動物をつくってみましょう」

という小学校1年生へ。

簡単そうに見えても意外とハードルが高くなっているのかもしれません。

正方形で、罫線が入っている「付箋」を使って、上に書いたような

「手順書」をつくると、「はい、ここまで。」と時間を区切られても、

「次は4番からだ」と子ども自身で見通しをもて、落ち着けることも

あります。

この方法、「作文」にも応用できます!


・・・なんでこんな方法を考えたかって、それはね、

私自身がやることが多くなると、いらいらしないために
優先順位をつけたメモをつくるからなんです!!

個別学習塾 びすぽうくのホームページへ(色のついたところをクリックしてください)


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