ネクター

日々ニッキ。時々毒を吐く。

久しぶりに読み返してみた

2005-10-02 | 漫画(本)
 『ベルサイユのばら』全10巻
 [著書]池田理代子
 [発行]集英社

ご存知少女漫画界の金字塔。
宝塚、映画、アニメ、などのジャンルにも進出。
パロディやコスプレ(主にオスカル)にもよくされる。

実は初めて読んだ漫画が『ベルばら』でした。
うちの母が嫁入り道具と一緒に持ってきた本だったので、今ではかなりボロボロ。
裏を見たら250円なのが時代を感じる。
10巻になると320円になっていたのも、なんだか時代を感じる。
ボロボロだけれど、結構いい紙を使っていたのか、中の紙の変色はあまりない。
昔はいい紙を使っていたんだな。
母の面白いところは最終巻を買うのが恥ずかしくて、当時高校生だった弟に頼んで買ってきてもらったこと。
「高校生だった弟の方が買うのが恥ずかしいだろう?」
と聞いたら、
「妹にでも買ってくる振りして買ってきてもらった。」
だそうだ。それでいいのか?
そんな母は私が子供の頃、里中満智子の『天上の虹』を大人買いしたことのある人だ。

さて、『ベルばら』です。
フランス革命を軸にフェルゼン、アントワネット、オスカルの3人を主人公にした物語。
見た事がない人でも[ベルばら=オスカル=宝塚]の図式が頭にくると思う。
でもフェルゼンって主人公なのに影が薄い。
原作ではフェルゼンで始まってフェルゼンで終わっているのですが。
きらびやかに見えて後半は革命もあってかなり悲しい。いや、子供の頃見たときはかなりキツかった。ギロチンとかでてくるし。前半の華やかさが悲しくなるくらい。

キャラも色々いますが、私が好きなのはアンドレのおばあちゃん(マロングラッセ)とロザリーです。
なんか薄幸そうでしぶとい人間が好きなんだな。だからディアンヌは駄目だ。
後から知ったのですが、細かいところに出てくる人も実在の人物だったので、フランス革命に対しての熱意が感じる。

今年はアントワネット生誕250周年とあって、宝塚でも何度目かの再演をし、アントワネットが作曲した楽譜が見つかったので、それをCD化するなどイベントも様々。
去年はパチンコもあったしな。

ところでこの漫画で人生決めた人って結構いると思うのですが。


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