おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

機械化

2024年08月24日 | 雑談

僕がタバコを吸う背景として、

老い先短いのが知れているという

私的な事情があることを、

折々、書いてきましたけれども。

もらう薬や、

医師の口から時には漏れる

検査の結果について、

今は知ろうと思えば

ネットから知れる時代になって。

僕もいろいろ見聞きした口です。

ネットは不確実な情報の塊ですが、

そういう方面の情報だけは、

けっこう正確でした。

おかげさまで、

健康診断のとき

一時持たされる心電図のチャートや、

病院でもらう検査の数字が、

およそ何を言っているのか

想像つくようになり、

それと医師の仕草とが

合致していたりして面白いです。

数えるほどですが

症状の進展にあわせて病院を替わり、

両手に満たない数ですが、

何人かの医師と関わっても来て。

今言うところの医療が、

こんな具合で

患者と離れたところにあるのを

実感した次第ですが。

日に30人も来る患者を

限られた時間のなかで

診ていかねばならないので、

流れ作業になるのは

自然な流れだと思います。

法律上、

診断ができるのは

医師だけなんだそうで。

看護師や技師は医師の指示のもと、

注射だとかX線だとか

限られた業務に従事するのみ。

自分の病状について聞いても、

答えられないことを知ったのは、

割と最近のことです。

それについては、

今も昔も、

医師に聞くよりないのですが。

医療全体は

昔とはかけ離れた構造

になりました。

よく知られた言葉で言えば

縦割りになった。

その昔、

医者は直接問診をし、

患者に触れ、

脈をとり体臭を嗅ぎ、

排泄物や吐しゃ物を参考

にしながら、

病理を推理し、施薬を試み、

無数の失敗をふまえて

患者の苦痛を和らげた

わけですが。

今、医師は

そのどれにも関与せず、

それらは看護師や技師に委ね、

みずからは法律にもとづいて

医療を執行する役回りとなり。

その責任を担うための存在

になったなと。

患者は治療しなければならず、

生かさねばならないのですから、

役回りの変化もまた

仕方のないことです。

それが一番、効率がいい。

ひとりふたり、

このひとは生かしたいと思える

そんな患者を相手にする時代は

とうの昔に過ぎ去りました。

今ふと、

このかたの作品を思い出して。

「飛べなくなった人」

で、僕はこの作家を知ったんですが。

この表紙を飾る

「燃料補給のような食事」

が、今のすべての分野に

あてはまっているなと。

教育、製造販売、

街に流れる音楽なんかもね。

コンビニに行けば、

商品はもう並んでいる。

牛丼屋へ行けば、

音楽はもう流れている。

大学へ行けば、

授業はもう用意されている。

病院へ行けば、

薬も施術ももう決まっている。

至極詳細な説明書によって、

どんな症状に何を使うかが、

あらかじめ定められてある。

医師は、医師だけに与えられた

法律にのっとった権限により、

説明書の、

技師の検査結果に該当する

ページを繰り、

そこに書いてあることを

執行する。

それはそうさ。

一々考えてる時間なんかない。

月に何人

こなさなきゃならないと思う?

複雑怪奇だが

素晴らしい結果を出す

検査機器を、みずから

扱う余力もありゃしない。

患者の個性をできるだけ省き、

ただ体質や病状にのみ注目して

時間あたりより多くの患者を

治療するほかに、

この世の医療が目指せる道はない。

基本的人権にかかる要求は、

憲法が求めるところでもあるし。

その辺のことをまっとうするには、

この流れ作業的方法が

一番しっくりと来る。

結果、そこに生身の患者が

いなくなったとしても。

僕はそれを肯定してるよ。

どうやったって、

流れ作業以外にはないものさ。

でも可能なら、

胸部X線像は見たいな。

それと心電図とで、

僕の体に関する疾患は

大体、理解できそうだから。

日常気をつけるべきことも、

分かるしさ。

いずれ、近い将来、

まだこの世があればだけど、

病院に行かなくても、

自分の健康診断の結果として、

心電図と胸部X線像くらいは

ネットで見られるように

なったらいいなと。


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朝食は部屋で

2024年08月24日 | 道外のホテル

寝落ちからの(笑

おはようございます。

時計を見上げれば

うぉ…

朝食運ばれてくる時間じゃん。

昨日、

ホットコーヒーたのんだとき、

朝食を

部屋食に変更してもらいました。

驚いたのは、

変更料金がかからない

(この記事現在)。

シングルのお部屋なので、

ワゴンで欲しいと伝えたら、

元よりそういう仕様とのこと。

まさか、

それ用のワゴンで来るとは。

某ホテルみたいに、

宴会用のボロクソな丸テーブルで

運ばれてくるわけじゃない。

そしてこの朝、

ほんとに驚いたのはですね、

トースター乗ってるよ……

いや、

こちらの高級ホテル界隈では

当たり前なのかもしれないけど。

こんなサービス初めてだわ。

部屋食と言えば、

何時間も前から作り置きの、

ナプキンで包んではあるものの

焼いてはあるが冷え切ったパン。

それが当たり前だと思ってました。

このサービスは嬉しい。

ほんと嬉しい。

コーヒーのポットは、

古風な中栓式。

チェックインのとき

案内してくださった制服のかたと

クラッシックホテルに

泊まりにきたみたいな話をしたので

気を遣ってくださったのかと。

このホテルに残る、

最古級の現役ポットだそうで。

これではないかもしれないけど、

チャップリンも手にしたのかと。

わぁ、

何この朝から至福のひととき。

ポットの重さを確かめてしまった(笑

うん。存在してる。実在してるわ。

座る。

これはいつも通り

ベッドに座る。

まずは、

別注の牛乳をいただいて(笑

牛乳飲まないと朝はどうもねぇ。

道民の宿命みたいなものです(笑

ご開帳(笑

そして今回大当たりだったのは、

この目玉焼き。

黄身の加減がもうね、

スンバラシイ!トレビアン!

僕は黄身を

パンに塗って食べる派で。

でもなかなか、

いい感じの黄身には出会えないのです。

ゆるくて流れてしまったり、

固くて塗れなかったりで。

けど今回のは、いい仕事してますねぇ。

はい、あーん(笑

ゴメンなんか

今見たらフォークとか

投げ捨てたみたいになってる(笑

テーブルマナーで、

最後はナプキン畳まない

んですよって聞いたけど。

ナプキン畳むのも忘れて、

みたいな。

そんなことあるかぃと

思ってたけどね。

あるわ(笑

これ美味かった。

ふぅ。

ごちそうさまでした。

場所を、

ソファと丸テーブルに移して、

食後のコーヒーを。

お隣ではもう工事が

始まってるみたいだけど、

気にもならず。

僕には聞きなれた音だしさ。

この30℃超えのなか、

大変だなぁと……

まあ明日は我が身ですけど(笑

美味しいコーヒー飲んで、

タバコを一服やりたくなり。

喫煙室は、

ザ・カフェの前にあります

(一度に利用する人数に制限あり)。

吸いながら、

部屋の冷蔵庫にもう1個

ケーキがあるのを思い出して。

いつかこのブログで紹介した、

上島珈琲で買う

ジャマイカン・ラムボールみたいの。

それと一緒に

残りのコーヒーを楽しみつつ。

食べてから、

写真撮り忘れたのに気づく始末(笑

昨日のサバランも、

実はあぶないところでした。

ひと口いっちゃってる(笑

プランで特に指定がなければ、

チェックイン14時以降、

チェックアウト11時まで。

普通で言えば

アーリーチェックインだし、

レイトアウトだしで、

追加料金取られるのにな。

懐の深いホテル。

客が欲しいところに

手が届くホテルだなと。

交通の便もよし、

名物が美味いってのも

実はなかなかなかったり。

ホテルにはそれぞれ

ダメなとこも含めて

そのホテルらしさがあるので、

僕は格付けとか★とか

つけない主義なので。

パッと見分かりにくいですが。

なるほど確かに、

僕が知る何軒かの

「グランド」ホテルは

超えているわ。

それでも評価が気になるひとには

\(^0^)/ えがった!

これに尽きるね。

今回は暑すぎて、

予定してた

横浜の一般的な住宅街を

歩くってのが

できなかったので。

バンドホテルの跡地に建つ

道民からすれば小さめな

メガドンキは見てきたけど(笑

今度は秋に行きたいなぁ……

 


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