●武藤光朗氏逝去から11年!
今から11年前の1998年7月25日、元民社研議長・武藤光朗氏が逝去されました。昨年9月22日の本ブログで武藤光朗氏について、「中央大学教授・早稲田大学客員教授などを歴任し、哲学者ヤスパースの研究で知られていました。民社研議長の他、インドシナ難民連帯委員会会長なども歴任し、知る人ぞ知る研究・発言・行動の人でした。著書として『経済学史の哲学』など経済哲学三部作、『社会主義と実存哲学』、『現代日本の挫折と超越―友愛哲学の研究―』などがあります。武藤氏は実存哲学に立った民主社会主義論を展開し、旧民社党・同盟関係者や学生、若者に一定の影響力を持った学者でした。晩年は余り一般的ではない「社会思想家」という肩書きを好んで使っていましたが、私はそこに研究し、発言し、行動する武藤光朗氏の矜持を見る思いがしたものです」と書きました。
ところで今年は鳩山由紀夫氏の民主党代表就任により、「友愛」という言葉が注目されています。武藤光朗氏もしばしば「友愛」に言及されていましたし、日本の政治風土の中で「民主社会主義」が定着しないことを憂い、晩年は「友愛社会主義」という言葉を提唱されていました。
毎年、7月が来ると友愛会館地下1階の居酒屋で、武藤光朗先生や民社研事務局の浜田さんらとお酒を酌み交わしたことを思い出します。
以上
今から11年前の1998年7月25日、元民社研議長・武藤光朗氏が逝去されました。昨年9月22日の本ブログで武藤光朗氏について、「中央大学教授・早稲田大学客員教授などを歴任し、哲学者ヤスパースの研究で知られていました。民社研議長の他、インドシナ難民連帯委員会会長なども歴任し、知る人ぞ知る研究・発言・行動の人でした。著書として『経済学史の哲学』など経済哲学三部作、『社会主義と実存哲学』、『現代日本の挫折と超越―友愛哲学の研究―』などがあります。武藤氏は実存哲学に立った民主社会主義論を展開し、旧民社党・同盟関係者や学生、若者に一定の影響力を持った学者でした。晩年は余り一般的ではない「社会思想家」という肩書きを好んで使っていましたが、私はそこに研究し、発言し、行動する武藤光朗氏の矜持を見る思いがしたものです」と書きました。
ところで今年は鳩山由紀夫氏の民主党代表就任により、「友愛」という言葉が注目されています。武藤光朗氏もしばしば「友愛」に言及されていましたし、日本の政治風土の中で「民主社会主義」が定着しないことを憂い、晩年は「友愛社会主義」という言葉を提唱されていました。
毎年、7月が来ると友愛会館地下1階の居酒屋で、武藤光朗先生や民社研事務局の浜田さんらとお酒を酌み交わしたことを思い出します。
以上