友愛労働歴史館の解説員便り

当館は2009年8月で一時休館いたしました。しかし資料の収集・研究、PR活動等は継続します。再開は2012年8月1日!

特別展「労働組合主義の確立者ー松岡駒吉」展が4月8日開会!

2008-03-27 10:26:38 | Weblog
■松岡駒吉生誕120年、没後50年
 今年は友愛会を創設した鈴木文治の後を受け、総同盟第二代会長に就任し、日本労働運動育ての親と言われた松岡駒吉の生誕120年、没後50年に当ります。これを記念し、友愛労働歴史館は4月8日から8月14日の間、「労働組合主義の確立者ー松岡駒吉」展を開催いたします。以下、同特別展のパンフレットの紹介文を掲載いたします。 
   「労働組合主義の確立者ー松岡駒吉、生誕120年、没後50年」展
 友愛会を創立した鈴木文治の後を受け、総同盟第二代会長に就任、幾多の労働争議を指導して健全なる労働組合主義を確立し、日本労働運動育ての親と呼ばれた松岡駒吉は、明治21(1888)年4月8日、鳥取県岩美郡に生まれています。
 15歳の時、郷里を出て機械工を志した松岡は、16歳で真鶴海軍工廠機械工見習いとなり、18歳の時に丹後教会で洗礼を受け、生涯をクリスチャンとして過ごしています。その後、いくつかの職場を経て22歳の時、室蘭の日本製鋼所に入職。26歳で友愛会に入会し、29歳の時、友愛会本部専従となり、以後、労働運動に生涯を捧げます。
 また、大正15年の社会民衆党結成に参加し、無産政党運動にも尽力。戦後は昭和22年の片山哲連立内閣の時、衆議院議長を務めています。昭和33(1958)年8月14日、病のため死去。享年70歳でした。
 今回の特別展「労働組合主義の確立者―松岡駒吉」展は、松岡の生誕120年、没後50年を記念したもので、労働運動家、政治家としての松岡駒吉の70年の生涯を、写真や文章で展示しています。
 特に今年は日本労働運動史上に残る野田醤油争議から80年であり、松岡はこの野田争議から多くの教訓を得て、「健全なる労働組合主義」を確立しています。今回の「松岡駒吉」特別展で、日本労働運動育ての親、労働組合主義の確立者、松岡駒吉の生涯を見つめてください。

<松岡駒吉生誕120年・没後50年特別展>
 と き 2008年4月8日(火)~2008年8月14日(木)
 ところ 友愛労働歴史館(友愛会館6階)
 展 示 松岡駒吉肖像画、写真、書、著書、その他各種資料
 その他 入館無料。見学時間の相談に応じますので、事前にご一報下さい
     友愛労働歴史館紹介ビデオ有り、希望により解説員の説明有り

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