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岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

総括2015年:短歌を巡って

2015年12月18日 13時11分27秒 | 作歌日誌
2015年はとにかく忙しかった。国会議事堂へかようこと数十回。日本国憲法の平和主義がこれほど危機に晒されている時期はなかっただろう。この危機は未だに続いている。


1、この政治状況は僕の創作活動にも多大な影響をあたえた。友人が増えた。それも同志と呼べる友人だ。半ば人間不信だった心境が一変した。人間への信頼が回復した。人間の素晴らしさも醜さも実感した。作品からはマイナス思考のものが消えた。過去の作品も愚痴は捨てた。



2、「現代短歌評論賞」の候補作となった。「角川短歌賞」の予備選考に残った。これも大きい。歌人の知り合いが増えた。論と実作の方向性が見えた。今は新たな挑戦を考えている。



3、現代歌人協会の会員に推薦された。新入会員として臨時総会にも出席した。現代歌人協会は職能団体だ。短歌を生業とする覚悟が出来た。「星座」「星座α」の選者の役目も一層に力が入る。



4、論と実作の進展に「プロジェクト詩人の聲」の影響が大きい。これへの参加は聴衆としての参加が160回を越えようとしている。現代詩への理解が深まった。まだ読む量が少ないが、方向性は確立した。



5、「運河」「星座」「星座α」の歌会(作品批評会)は去年に続き重要な位置を占めている。歌会と詩人の聲が鍛錬の場だ。ここで養った収穫は一つの論となった。「星座」の尾崎左永子主筆は「短歌は定型の現代詩」という。僕は「短歌は現代の定形詩」だと思う。これは「星座」の全国集会の選者の対談で発言した。「星座」の新年号でも小文を書いた。


 来年も多分忙しいだろう。フェイスブックの友人は「神出鬼没だ」「いくつ体があるの」と言うが、忙しいときは移動の最中のカロリーメイトと野菜ジュースで食事をすます。栄養のバランスは考えているので健康に支障はない。

 55年生きて来たが今が一番充実している。




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