岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

崖下に湯のたぎり湧く歌:佐藤佐太郎の短歌

2011年07月29日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
1959年(昭和34年)佐太郎は岩手・秋田県境の八幡平を訪れますが、そのときの作品が20首「群丘」に収められています。その中の一つ。造語が効いている作品です。・・・ . . . 本文を読む

ひかり漂う蛍の歌:斎藤茂吉の短歌

2011年07月28日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
蛍。夏の風物詩ですが、そうであるだけ作品にするのは難しいのではないかと思います。「風物詩」とはその季節独特のものと広く認知されているからです。つまり素材の珍しさに頼れない訳です。こういうところに作者の力量が試されるように思うのですが。・・・ . . . 本文を読む

92対8・電力会社の株主総会:(斎藤茂吉は時局詠を作ったが)

2011年07月26日 | エッセイ
各種の世論調査によると、原子力発電を「続けるべきだ」は20パーセント弱、「ただちに止めるべき」「段階的に止めるべき」を合わせると約60パーセントです。しかし、6月末の株主総会では「原子力発電からの撤退」の株主提案は大差で否決されました。この落差は一体何なのでしょう。・・・ . . . 本文を読む

「憲政の常道」は常道ではなかった:斎藤茂吉「遍歴」「ともしび」の時代

2011年07月25日 | 歴史論
「憲政の常道」という言葉があります。これまた「憲政の神様」と呼ばれる尾崎行雄の残したものですが、これが実は「常道」ではないと僕は思うのですが。・・・ . . . 本文を読む

1933年(昭和8年)の斎藤茂吉と土屋文明

2011年07月22日 | 短歌史の考察
1933年(昭和8年)は日本にとって大転換の年でした。国際連盟を脱退して、国際的孤立・戦争の泥沼化へ向かい始めたのです。最近「新説」が一部で主張され始めましたが、まずはそのあたりのことから。・・・ . . . 本文を読む

湯が湧き出る歌:佐藤佐太郎の短歌

2011年07月21日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
これも八幡平の歌です。主観の鋭さと、作者の好んで使う語があるというのがよく分かる歌です。・・・ . . . 本文を読む

患者の退院を見送る歌:斎藤茂吉の短歌

2011年07月20日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
斎藤茂吉の時代の精神科はよい薬も少なく、時には「ただ見守るだけ」ということもあったそうです。(塚本邦雄「茂吉秀歌」への北杜夫の解説。)入院患者が完治して退院したり、社会復帰するのもなかなか難しかったようです。そういう悲しみを茂吉は詠嘆します。茂吉ならではの作品と言えるでしょう。・・・ . . . 本文を読む

災害列島と原子力発電所と

2011年07月19日 | エッセイ
中学の地理の教科書で、一般常識の範囲としてさらっと終わらせるのが「自然災害の多い日本列島」という単元。「6月が過ぎると秋まで台風が多い」「日本の川は急流が多く水害が多い」とテレビニュースを見ていればわかることだからです。ところがここ数年、深刻になってきたように思います。 . . . 本文を読む

斎藤茂吉・佐藤佐太郎の歌論を現代に活かす:「星座」58号作品批評

2011年07月14日 | 茂吉と佐太郎の歌論
「星座」誌上で「前号の佳詠」を執筆しました。「前号の北斗七星」という欄ですが、実作の批評は茂吉と佐太郎の歌論と実作を「現代に活かす」ことに他なりません。・・・ . . . 本文を読む

八幡平の石原の歌・佐藤佐太郎の短歌

2011年07月13日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
八幡平の歌です。5句31音のうち、1句で「一首が立ち上がる場合もある」というよい例の作品です。・・・ . . . 本文を読む

比叡山より丹波を望む歌・斎藤茂吉の短歌

2011年07月12日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
斎藤茂吉の叙景歌の特長のひとつは「遠近感」があることです。作者の位置が明確で、遠景・奥行きが感じられます。・・・ . . . 本文を読む

五月祭(メーデー)の歌:塚本邦雄の難解歌

2011年07月11日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
塚本邦雄の作風の特徴は、暗喩(「ごとし」「~のように」を使わない比喩)を使ったことでしょう。そのため難解歌になる傾向があるのですが、暗喩を使わなくても難解、あるいは解釈が分かれる場合が多々あります。この作品もそのひとつでしょう。 . . . 本文を読む

斎藤茂吉の佐藤佐太郎への読書指導

2011年07月09日 | 茂吉と佐太郎の歌論
短歌を始めたばかりの人からよく聞く質問。「どんな本を読んだらいいでしょうか」。佐藤佐太郎も例外ではなかったようです。・・・ . . . 本文を読む

「オリオンの剣」3首抄:「短歌現代」6月号より

2011年07月08日 | 岩田亨の短歌自註
僕の第二歌集「オリオンの剣」の書評が「短歌現代」6月号に掲載されました。そこで三首紹介されました。それは・・・。 . . . 本文を読む

斎藤茂吉と佐藤佐太郎の歌論を現代に活かす:「星座α」2号・今号の佳詠から

2011年07月07日 | 茂吉と佐太郎の歌論
「星座α」2号の誌上に、作品批評「今号の佳詠」を執筆しました。こういった作品批評は、茂吉と佐太郎の歌論と実績を現代に活かすひとつの場だと思います。・・・ . . . 本文を読む