岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

ライトバース・ニューウェーヴ短歌が切り拓いたもの

2014年12月12日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
昨日の記事では「ライトバース・ニューウェーヴ短歌」を、辛口に批評しました。しかし「ライトバース・ニューウェーヴ短歌」が切り拓いたこともあります。 . . . 本文を読む

正岡子規「歌よみの与ふる書」覚え書(2)

2013年03月22日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
非常に挑発的な物言いをする正岡子規正岡子規ですが、現代に通ずる問題提起もしています。 . . . 本文を読む

正岡子規「歌よみの与ふる書」覚え書(1)

2013年03月21日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
僕が短歌を本格的に始めた頃、「写生」を標榜する結社に入りました。「写生」とは何かと悩んだ時、正岡子規の書き残したものを探して、夢中になって読んだものでした。その時の「覚書」が書類の束から見つかりました。大切な事なので、十年ぶりに公開します。 . . . 本文を読む

戦後派短歌のリアリズム的傾向

2012年03月26日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
1945年(昭和20年)は日本人にとっての大きな節目の年でした。終戦です。戦後はさまざまな変化がありました。歌壇もその例外ではありませんでした。それは・・・。 . . . 本文を読む

塚本邦雄の代表歌集(70’まで)

2012年01月01日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
前衛短歌の旗手、塚本邦雄。王朝和歌から斎藤茂吉研究まで、幅広い業績を残していますが、塚本邦雄の代表歌集はと考えると、不思議なことに気づきました。それは、・・・。 . . . 本文を読む

土屋文明の代表歌集:「山谷集」「青南集」

2011年09月16日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
島木赤彦の死後斎藤茂吉を経て、「昭和のアララギ」を支えてきた土屋文明。伊藤左千夫の弟子の中では最も長生きしました。数多くの歌終を刊行しましたが、その代表歌集は「山谷集」と「青南集」だと僕は思います。その理由は・・・。 . . . 本文を読む

宮柊二の代表歌集:「山西省」「日本挽歌」

2011年09月07日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
宮柊二は「戦後短歌の旗手」と呼ばれます。一方、近藤芳美は「戦後短歌のリーダー」と呼ばれます。「旗手」と「リーダー」どこがどう違うのか判然としませんが、二人とも「戦後短歌」に大きな足跡を残したということでしょう。・・・ . . . 本文を読む

近藤芳美の軍隊経験とその作品

2011年09月01日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
この頃自宅に電話がかかって来るようになりました。斎藤茂吉や佐藤佐太郎に関する質問が多いのですが、僕も近現代短歌のすべてを知っているのはずもなく。・・・というわけで、今日はそれに関する記事です。・・・ . . . 本文を読む

近藤芳美の代表歌集:「埃吹く街」「静かなる意思」

2011年08月27日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
「未来」を創刊し「戦後短歌のリーダー」と呼ばれる近藤芳美。その代表歌集は戦後の米軍占領下に出版された二つの歌集だと僕は思っています。その理由は・・・。 . . . 本文を読む

1933年(昭和8年)の斎藤茂吉と土屋文明

2011年07月22日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
1933年(昭和8年)は日本にとって大転換の年でした。国際連盟を脱退して、国際的孤立・戦争の泥沼化へ向かい始めたのです。最近「新説」が一部で主張され始めましたが、まずはそのあたりのことから。・・・ . . . 本文を読む

短歌に於ける3・11以降

2011年05月17日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
ちかごろあちらこちらで「3・11以降」という言葉を見聞きするようになりました。日本社会が一つの曲がり角にきていることは確かでしょうが、「短歌に於ける3・11以降」を考えてみました。・・・ . . . 本文を読む

「アララギ」の歴史の中の伊藤左千夫

2011年04月14日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
「アララギ」(根岸短歌会)といえば、正岡子規ー伊藤左千夫ー島木赤彦・斎藤茂吉・土屋文明という子弟関係が一般に言われています。しかし、歌論の上からも、実際上も伊藤左千夫は「異色」なそ存在です。それでいて、「アララギ」草創期に重要な役割を果たしています。そのあたりのことをまとめてみました。・・・ . . . 本文を読む

和歌から短歌へ:正岡子規から斎藤茂吉の時代

2011年01月11日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
5・7・5・7・7の定型をもつ短歌は古くは、和歌の中の一つのジャンルとされていました。それが明治以降、短歌という呼称が定着してきたようですが、この頃こういう言葉ではくくれない問題、それも現代短歌とは何かという根本問題を含んでいると考えるようになりました。・・・ . . . 本文を読む

万葉集から学んだもの:「アララギ」と「心の花」

2010年12月19日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
アララギ(根岸短歌会)は「万葉集」から学ぶのを特徴として来ました。一方、「心の花」も万葉集の研究を家業とする歌学・国文学者の佐佐木信綱によって創刊されました。正岡子規の生前には、「心の華=現・心の花」に「根岸短歌会」の会員の作品が掲載されたりしたようですが。その後は少し趣が異なってきたようです。・・・ . . . 本文を読む

戦後の思想の混乱期と短歌

2010年12月12日 23時59分59秒 | 短歌史の考察
「星座」創刊号の尾崎主宰の「佐太郎のことば①」に「戦後の思想の混乱期にあたり・・・短歌というジャンル自体が踏みにじられかねない風潮の中にあった。」という一文があります。思想の混乱と短歌の否定。これについて僕の知っている範囲で、まとめてみたいと思います。・・・ . . . 本文を読む