岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

経験的・尾崎左永子論(3)「星座α」28号より

2022年04月14日 10時29分47秒 | 作家論・小論
(24号の続き)今回は、尾崎主筆とはなかなかまともに話せなかった。(テレビでの憧れの人と会ったようなものだから)という話から始まって、初めて相談に乗ってもらったこと、それと「運河の会」について書いた。 堀山庄次、長澤一作、川島喜代詩、山内照夫、鵜飼康東。の4人から教わったり示唆されたことは大きかった。  次に「星座」「星座α」の創刊と同時に入会。その理由も書いた。尾崎主筆とあれこれ話せ . . . 本文を読む

経験的・尾崎左永子論(2)「星座α」24号より

2021年04月12日 00時42分57秒 | 作家論・小論
 (20号)の続き。 弟子入り志願の手紙の返信には時間がかかった。二・三週間は待っただろう。 そしてある日、一枚の葉書が舞い込んだ。「尾崎左永子」と鮮明に朱色の印が押されていた。自宅で酒を飲みながら一人で祝杯を挙げたのを記憶している。 こちらからの手紙は「運河の会」の発行所に出したものだったが、葉書には「横浜で研究会をしています。詳細はA氏へ。」とややためらいがちに書かれていた。葉書の末尾のほとん . . . 本文を読む

経験的・尾崎左永子論(1)「星座α」20号より

2020年04月17日 01時12分51秒 | 作家論・小論
「星座α」が季刊となって、毎号選者随想が掲載されます。今回は私の担当。「経験的・尾崎左永子論」を掲載しました。そのダイジェストです。 . . . 本文を読む

寺山修司 試論(抄)

2015年09月22日 23時59分59秒 | 作家論・小論
『短歌研究』の「短歌研究評論賞に「寺山修司 試論」で応募しました。受賞には至りませんでしたが候補作となりました。『短歌研究』10月号に論文の一部が掲載されています。その部分を御紹介します。 . . . 本文を読む

「斎藤茂吉と佐藤佐太郎」目次

2013年02月20日 23時59分59秒 | 作家論・小論
執筆中の「斎藤茂吉と佐藤佐太郎」。脱稿しました。ここでは目次を紹介します。 . . . 本文を読む

永井路子・小論

2012年02月27日 23時59分59秒 | 作家論・小論
永井路子の作品に凝ったことがあります。きっかけはそう大したことでもないのですが、それが意外と深いところで、僕の短歌に関係があるのです。それは・・・。 . . . 本文を読む

横溝正史のミステリーの時代性

2012年02月08日 23時59分59秒 | 作家論・小論
「八つ墓村」「獄門島」「悪魔の手毬歌」「犬神家の一族」など、おどろおどろしい作品で知られる横溝正史ですが、その作品には「時代」が色濃く出ています。そpれは・・・。 . . . 本文を読む

体験的・岡井隆私論

2011年11月20日 23時59分59秒 | 作家論・小論
このブログの記事には、毎日のように岡井隆の名が出てきます。「カテゴリー:作家・小論」は世を去った歌人を対象にしているのですが、ここでは特別に取り上げたいと思います。「未来」に所属していないのに、なぜ岡井隆にこだわるか。「体験的『岡井隆私論』」です。 . . . 本文を読む

私見:近藤芳美の短歌の特色

2011年10月28日 23時59分59秒 | 作家論・小論
「戦後短歌のリーダー」と呼ばれる近藤芳美。ほかの歌人とは大きく異なる短歌作品の特徴があると思います。それは・・・ . . . 本文を読む

正岡子規・小論

2011年10月03日 23時59分59秒 | 作家論・小論
NHK のドラマ「坂の上の雲」。俳優の香川照之の好演もあって、ひとつの「正岡子規像」ができあがってしまったようですが、その実像は。この点に限って「正岡子規論」を書いてみました。そこから見えて来たものは。・・・ . . . 本文を読む

塚本邦雄・小論:

2011年08月23日 23時59分59秒 | 作家論・小論
前衛短歌を担った塚本邦雄。岡井隆・寺山修司とならび称されます。独特の「象徴主義=サンボリズム」の作風でしたが、その作風はどこからきたのか。そんな側面から論じてみたいと思います。・・・ . . . 本文を読む

島木赤彦・小論

2011年08月11日 23時59分59秒 | 作家論・小論
斎藤茂吉の友人にしてライバルだった島木赤彦。土屋文明を含めてアララギを支えた伊藤左千夫の3人の弟子です。僕が一番最初に名前を覚えた近代短歌の歌人です。・・・ . . . 本文を読む

近藤芳美・小論

2011年07月03日 23時59分59秒 | 作家論・小論
戦後短歌の「旗手」のひとりに近藤芳美がいます。「未来」の創刊、現代歌人協会理事長、「新しき短歌の規定」の刊行とさまざまな業績を残しました。・・・ . . . 本文を読む

土屋文明・小論

2011年06月22日 23時59分59秒 | 作家論・小論
近現代短歌の歌人の中で見逃せない歌人の一人は土屋文明でしょう。島木赤彦・斎藤茂吉と並ぶ、伊藤左千夫の三人の弟子のひとりにして、最も長寿。あれほど長く続いた「アララギ」も土屋文明没後ほどなくして分裂。それほど大きな存在だったのでしょう。・・・ . . . 本文を読む

石川啄木・小論

2011年02月27日 23時59分59秒 | 作家論・小論
浪漫派歌人・生活派歌人・思想詩人・社会主義歌人。さまざまな呼ばれ方をされる石川啄木。わずか27歳でこの世を去ったにもかかわらず、名前が広く知られ、人口に膾炙した作品も多いのは驚きです。やや線の弱さもあるのですが、その実像は・・・。 . . . 本文を読む