岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

旧日本軍の編成

2022年10月02日 18時13分16秒 | 歴史論・資料
     【戦時に編成される、より大きな集団単位】日中戦争が始まると、作戦ごとに二つ以上の師団、あるいは師団の一部を集め一時的な集団が編成された。これが「軍」で、戦争の拡大によってさらに「方面軍」、さらに「総軍」が編成された。 「軍」 戦時には複数の師団によって「軍」が編成され侵攻作戦をおこなった。上海戦を例にすると上海派遣軍が編成され最終的には第三師団、第九師団、第百一師団、藤重支隊によによって . . . 本文を読む

諸宗教者共同声明:安倍元総理の「国葬」閣議決定撤回を求める

2022年08月20日 04時20分15秒 | 歴史論・資料
 ー国民に弔意を強制してはならないー 安倍元首相の「国葬」を、9月27日に日本武道館で行うことを岸田内閣が閣議決定した(7月22日)ことに、私たちは強く抗議いたします。 与党の幹事長が、「国葬」の理由を「多くの国民が望んでいる」との趣旨の発言をしていますが、複数の報道機関の世論調査で、「国葬」に反対が「国葬」に賛成を上回っており、もはや「国葬」を「多くの国民が望んでいる」とは言えなくなっていること . . . 本文を読む

2022年8月15日に考えたこと(戦争と平和について)

2022年08月15日 01時27分20秒 | 歴史論・資料
 今年ほど、戦争についてかんがえさせられた年はない。2月にウクライナ戦争が始まり、戦争の加害と被害をかんがえさせられた。横浜の「戦争の加害」パネル展もきっかけの一つだった。 第一に、広島・長崎の原爆の被害。ぼくも現地に数回言ったから、その悲惨さは言うべくもない。だが、広島も長崎も「軍都」であり、軍需j産業で栄えた街であり、朝鮮人や中国人の強制労働も行われていた。核兵器は廃絶すべきだし、核兵器禁止条 . . . 本文を読む

日本ペンクラブ声明「侮辱罪の拙速な厳罰化が言論の自由を脅かすことを憂慮します」

2022年08月13日 12時02分34秒 | 歴史論・資料
 侮辱罪の法廷刑に懲役刑を加えて厳罰化する法案が、今国会に提出されました。 今回の法改正は、ネット上における誹謗中傷の深刻化を防ぐことを主な目的としています。ここ数年ネット上の誹謗中傷がエスカレートし、自死に追い込まれる被害者を生むようにまでなっている状況は、看過できません。ネット上の誹謗中傷により、個人の尊厳が踏みにじられるような状況を改善するために、一刻も早く対策を取るべきです。しかしながら、 . . . 本文を読む

JCJ声明【戦前の遺物「国葬」にメディアは明確に反対を】

2022年08月13日 00時39分58秒 | 歴史論・資料
 安倍晋三元首相が銃撃を受け死去した。これに対し岸田文雄首相が「国葬」を実施すると閣議決定したことに、批判が強まっている。だが主要メディアの「国葬」に対する姿勢はあいまいだ。「国葬」は天皇主権の明治憲法体制の遺物であり、国民主権・民主主義とは相いれないという立場を、報道機関は明確にし、人々に伝えるべきではないか。「国葬」とは何かを検証し、国民の「知る権利」に応え、「国葬」を実施するなと主張すること . . . 本文を読む

【JCJ声明】ロシアはウクライナから撤兵せよ

2022年08月11日 18時41分49秒 | 歴史論・資料
 ロシアによるウクライナへの軍事行動は、国際的に禁じられた侵略行為そのものであり、ウクライナ市民の日常を踏みにじる蛮行で、断じて許されない。過去の日本の侵略戦争への加担を反省し、平和を願う私たち日本ジャーナリスト会議(JCO)は沈黙することが出来ない。ロシアの即時撤兵を求める。 2月下旬に始まったロシア軍のウクライナ侵攻は、主権平等や紛争の平和的解決、各国の領土保全と政治的独立を定めた国連憲章など . . . 本文を読む

国際ペン 公開書簡「世界の作家のウクライナに関する声明

2022年08月10日 21時39分19秒 | 歴史論・資料
 私たちは団結して、平和を求め、暴力を煽るプロパガンダをやめるよう求めます。 私たち世界の作家は、ロシア軍がウクライナに対して行っている暴力に驚愕し、流血の終結を緊急に求めます。 私たちは、ウクライナの人々がモスクワの干渉を受けずに自国の忠誠と歴史とを議論する権利を認めようともせず、プーチン大統領が無意味な戦争を行ったことを非難するために団結します。 私たちは、作家、ジャーナリスト、アーティスト、 . . . 本文を読む

国際ペン・各国ペンセンター共同声明「悪化する情勢に平和的解決を促す」

2022年08月09日 23時42分38秒 | 歴史論・資料
 国際ペン(会長ブルハム・ソンメズ)ウクライナ情報について、日本ペンクラブ(会長桐野夏生)をはじめとする各国ペンセンターと連盟で、以下の声明を発信しました。 国際ペン声明「悪化する情勢に平和的解決を促す」 2月24日、ロシアはウクライナに対して大規模な軍事侵攻を開始しました。このニュースに接し、国際ペンのブルハム・ソンメズ氏は以下の談話を発表しました。 国際ペン会長談話 「国際ペンは、ロシア軍が放 . . . 本文を読む

国際ペン声明:「悪化する情勢に平和的解決を促す」

2022年08月08日 22時10分06秒 | 歴史論・資料
 世界の作家が参加する国際ペン、ウクライナ・ペン、ならびに、以下に署名したペンセンターンターは、ロシアがウクライナの国境に軍隊を送り込み、軍事力の行使をエスカレートさせるとの脅威のもとで、急速に悪化するウクライナの状況を深く憂慮しています。我々は、国際ペン憲章に沿った平和的対話と表現の自由の完全な尊重を通じて、ウクライナのすべての人の権利を尊重する平和的解決を求めます。 ロシアが国際法に反してクリ . . . 本文を読む

ロシアによるウクライナ侵攻に関する共同声明:日本ペンクラブ・日本文藝家協会・日本推理作家協会

2022年08月02日 18時21分19秒 | 歴史論・資料
 日本ペンクラブは、日本文藝家協会、日本推理作家協会とともに、3月10日、「ロシアによるウクライナ侵攻に関する共同声明」を発表しました。13時からの共同記者会見には日本ペンクラブ桐野会長、日本文藝家協会林真理子理事長、日本推理作家協会京極夏彦代表理事が出席し、声明発表後、記者の質問に答えました。 【ロシアによるウクライナ侵攻に関する共同声明】 私たちは、ロシアによるウクライナ侵攻に強く反対します。 . . . 本文を読む

あおばだい平和ニュース2022年4月号(ロシアとウクライナ・プーチン暴発の裏にあるもの)

2022年07月28日 18時03分33秒 | 歴史論・資料
【モスクワ駐在経験のある元朝日新聞記者が語った】  「愛憎半ば、ロシアとウクライナプーチン暴発の裏にあるもの」【ロシアは負けるだろう】 今回の暴挙は全く意外、想定外であった。プーチンは今年で政権担当22年。最初の10年で辞めていれば名君だ。エルツイン時代に落ち込んだロシア経済・社会を再建した名君で終わる筈だった。しかし今回のことをみると、彼の本質はやはりKGBの将校であり、ソ連時代のノスタルジーが . . . 本文を読む

第26回参議院選挙に関する声明by市民連合(いのちと暮らしを守る政治の実現のために)

2022年07月13日 15時23分45秒 | 歴史論・資料
第26回参議院に関する声明 7月10日に行われた参議院選挙は、大方の予想通り、自由民主党や日本維新の会が議席を大幅に増やし、衆議院に続いて参議院でも改憲勢力が議席の3分の2を超える結果となった。かたや立憲野党は、社会民主党が1議席を死守する一方で、立憲民主党も日本共産党も選挙前に比べて議席減となってしまった。 より詳細に見ると、自由民主党が議席を増やしたのは1人区を含む選挙区に限られており、比例区 . . . 本文を読む

今、政治に求めること・2022年参議院選挙における野党に対する市民連合の政策要望書

2022年05月12日 01時07分57秒 | 歴史論・資料
 ロシアによるウクライナ侵略がもたらす世界秩序の激動の中で参議院選挙を戦うという未曽有の政治状況の中、戦後日本の針路が問われています。市民連合は、立憲主義の回復と安保法制の廃止を求め、立憲主義の理念を共有する野党各党と、4回の国政選挙をたたかっています。今回も野党には、今こそ憲法が指し示す平和主義、立憲主義、民主主義を守り、育むために、以下の政策を共有し、一人区において最大限の協力をするように要望 . . . 本文を読む

2022年5月3日、憲法集会、特別アピール@有明防災防災公園

2022年05月05日 18時41分26秒 | 歴史論・資料
ロシアがウクライナに侵攻してから間もなく2か月半になる。ウクライナでは500万人におよぶひとびとが難民となって国をのがれ、それに倍する人びとが国内で戦火に追われて住む家を失って難民となり、数えきれない人々が殺され傷ついている。学校や病院、民間アパート、鉄道駅など非軍事の施設まで爆撃され、無差別に砲撃されている。原子力発電所も制圧された。ウクライナの肥沃で広大な畑や野原や林も焼け野原になった。これら . . . 本文を読む

今、政治に求めること・2022年参議院選挙に向けた主要な政治課題についての市民連合の考え方こと・2022年(2)

2022年04月16日 23時05分35秒 | 歴史論・資料
市民連合に政策提言(政策編)1、日本国憲法基づく平和国家路線の堅持と発展。 核兵器の使用さえ取り沙汰されるなか、戦争の拡大は絶対に避けなければならず、東アジアにおける平和の醸成の必要もいよいよ切実さを増しています。今こそ、日本は憲法の理念に基づき、平和国家としての行き方を堅持し、発展させるべきです。ロシアのウクライナ侵略の機に乗じた憲法9条改正、敵基地攻撃能力の保有、核兵器共有、集団的自衛権の行使 . . . 本文を読む