私と携帯電話の付き合いは長い。
携帯電話が始まった頃から使っている。最初はIDOという電話だった。乾電池で動くのだが、電池の持ちが悪くて、カバンの中には大量の乾電池を入れていて、次々に交換しながら使っていたのを今でも覚えている。電話は小型で今で言う親子電話の子機くらいの大きさだった。市街地や主要幹線道路や鉄道沿いでなければ通じなかったので苦労したものである。
携帯電話機も随分の変遷の歴史がある。
最初は自動車電話を携帯できるよう小型化したものでバカでかいものだったが、小型化の速度は凄まじかった。ウォークマンや電卓やカメラやラジオ、時計などなど小型集積化は日本人の得意分野であったらしい。日本人の文化にもピッタリだったようで、こればっかりは海外も太刀打ちできなかった。まるで技術オタク文化であるが、これが高度成長期の日本を支えていたのである。
携帯電話の方式も随分変わった。
最初は携帯無線機であったが、これを自動交換方式の電話にして、その後ワイヤレス電話に発展し、通信の自由化で各社が参入し現在に至っている。ポケベルなるものもあったが、これは最初は連絡をくれと呼び出すだけのものであった。これに数字やメッセージが伝えられるものに発展させ大いに普及した。携帯電話の方式もPDCやTDMAからCDMAやPHSなどがあったのを覚えている。
現在はスマートフォンなどと呼ばれているが、
つい最近私のスマートフォンに不具合が生じた。リチウム電池が劣化したため気化したガスで膨張して、そのためにケースが膨らんだ状態になった。機能的には問題ないが、ケースの接着部分が外れて隙間が生じている。応急的に無理やり強力接着剤で圧着してくっつけて問題ないが、中央部分は膨らんだままになっている。このままではいずれ死んでしまう運命である。
仕方ないので新しくすることにした。
7年前に購入した機種で、よく持ってくれたものである。今でも問題なく使えているが、不安もあってそろそろ買い替えようかとしていたところである。私は専門のショップを通すと最終的に高いものになるので、いつも機器を直接購入して自分でセットアップして使っている。この頃はシムフリーになったので、大変便利になって助かっている。
今は5Gが主流だが、別に4Gのままで個人的には何も問題ない。
買ったスマホは5G仕様ではあるが、旧機種の4Gのシムカードでも問題なく動いた。通信契約はそのままで4Gで使っているが何も問題ない。とは言ってもうまくいかない場合もあるが、そのことを承知の上で自己責任でやる分にはかまわないと思う。しかし多分通信会社は商売上嫌がるだろう。今ではすべての機能とデータ移行を終えて快適に使っている。
5Gにしたければ、
通信会社と契約し直して5Gのシムカードを手に入れて差し替えるだけである。将来的には5Gにせざるを得ないのだろう。以前のスマホのケースは薄手の樹脂だったが、今度のはアルミケースである。電池が少々膨らんでも大丈夫と思っている。前よりも画面が多少大きくなって薄さも重量も小さくなって使いやすい。
作業の途中でトラブルがあった。
マイクロUSBメモリーが紛失したのである。セットしたつもりだったが、外部メモリーを認識しないので再度確認したら外れてなくなっていた。繊細なもので装着し辛いので注意が必要だ。どこを探しても見つからない。小さいのはいいけれどもあまりに小さいために見つけるのは困難である。メモリーそのものは買えばいいが、中には大量のデータが入っている。困ったものである。
そこで登場したのが、ロボット掃除機のルンバである。
このルンバに掃除をしてもらった。そして、収集したゴミの中から無事にマイクロUSBメモリーを見つけることができた。大正解で思わず諸手を挙げてバンザイしてしまった。お陰でデータを紛失しないで済んだ。あんな小さなものに128GBものデータが入るのである。怖いといえば怖いし、データを持ち出そうとしたら見つけるのが困難だろうなと思った次第である。
面倒くさいのがネットワークの設定し直しである。
ひとつひとつセキュリティーや本人確認をしながらログインし直さなければならない。IDとパスワードをしっかり記録して整理していたつもりであったが、やはり抜けがあって、つながらない場合がある。その時は最初から設定のし直しである。場合によると、ロックされて受け付けない状態になる。セキュリティーも重要だが煩わしいことこの上ない。是非改善してもらいたいものであるが、もしかしたらもっといい方法があるのかもしれない。
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