うえぽんの「たぬき鍋」

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ドラフト「怪」説2016「外れ1位が皆佐々木。これがホントの『千隼フル』」その12

2016-11-17 16:58:34 | 野球・ドラフト「怪」説
★広島東洋カープ

1位(×田中正義投手・創価大→×佐々木千隼投手・桜美林大→)
加藤 拓也 (かとう・たくや) 投手 22歳
右投右打 175cm90kg
神奈川・慶應義塾高-慶應義塾大
直球を中心に強気に攻め込む姿は、引退した黒田博樹の若い頃のよう。黒田と同様、じっくり鍛えて投球に厚みを出したい。

2位
高橋 昂也 (たかはし・こうや) 投手 18歳
左投左打 181cm86kg
埼玉・花咲徳栄高
直球はバットを押し返すような重い球質で、スライダー、フォークも有効。球が暴れるタイプだが、四死球は意外に少なめ。

3位
床田 寛樹 (とこだ・ひろき) 投手 22歳
左投左打 182cm74kg
大阪・箕面学園高-中部学院大
一見すると力感のないフォームだが、長い腕を体に巻き付けるように鋭く振り抜くことで、直球にも変化球にもキレが出る。

4位
坂倉 将吾 (さかくら・しょうご) 捕手 18歳
右投左打 177cm82kg
東京・日大三高
巧みなバットコントロールとパワーで1年秋からクリーンアップを任された。「常識」に固執しない柔軟なリードも高評価。

5位
アドゥワ 誠 (アドゥワ・まこと) 投手 18歳
右投右打 196cm80kg
愛媛・松山聖陵高
ナイジェリア人の父を持つハーフ。長身ならではの独特の角度がついた球が持ち味。遊撃を守った経験があり、動きも軽快。

6位
長井 良太
(ながい・りょうた) 投手 18歳
右投右打 181cm77kg
茨城・つくば秀英高
1年秋に捕手から転向。当初は120キロ台だった直球がMAX149キロまで伸びた。マウンドさばきも経験の浅さを感じさせない。

解説
堂々のリーグ優勝。25年ぶりとは思えないぶっちぎりようで、見事なものでした。投手陣も野手陣も脂が乗りきった状況ですので、ドラフトも今年に関してはあまりガツガツ行く必要はなく、押さえておきたかったポイントは「投手」。その中でも特に黒田の後継者と左腕といったところ。最終的な1位指名になった加藤は、黒田の後継者という意味で考えるとなかなか面白い選択ですね。現状ではまだ粗削りな部分があり、黒田と同様に、数年かけて徐々に角が取れて味が出てくるタイプだと見ています。いきなり黒田の穴を埋めるというのは難しいと思いますが、「ドラフト1位の大学生」という視点は一度忘れて、高校生を見るぐらいの長い目で見守りたい選手ですね。2位・3位では左腕に目を向け、高橋、床田とタイプが全く違う2人を持ってきたのが、個人的には一番のヒットです。4位の坂倉で捕手陣に若さを加え、5位・6位では未完の大器タイプの投手を2人指名したあたりも先が楽しみで、指名順が一番最後に回って計算が難しい中、うまくまとめられたのではと思います。
コメント
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