うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

電車ん中で(二題)

2005-03-31 18:52:57 | 表へ出ろ
その1「いくらやってもムダなものはムダ」
今日の仕事帰り、武蔵小杉で東横線から目黒線に乗り換えたら、いきなり溶剤のような臭いが鼻を突いた。「何じゃこりゃ!?誰かシンナーでも吸ってんのか!?」と思わず辺りを見回したら、「行列のできる法律相談所」に出てくる住田裕子弁護士の似顔絵を目隠しして描いたような顔のオバハンと、その娘とおぼしき鬼瓦みたいな顔のオネエチャンが堂々と化粧をしてやがった。娘は不自然なぐらいに長い睫毛の同じ所ををえんえんと手入れしており、オバハンはマニキュアを塗っていた。臭いの正体はそのマニキュアだ。
本当なら隣の車両にでも移りたかったのだが、こっちも疲れていたし、最寄り駅の出入り口に一番近い車両だったので「まぁ、ちょっとの辛抱だから」と思って我慢していた。電車は発車し、駅毎に客が乗ってくる。その間にもその親子は化粧をやめようともしない。アンタらには「恥じらい」ってものがないのか、ああオイ!?「この親にしてこの子あり」とはまさにこのことである。マニキュアの臭いのおかげでまだ頭が痛いよ、もう。
もっとも、「悪事」の報いか、オバハンは途中で手を滑らせてマニキュアの瓶を買い物袋の中に落っことして慌ててたけどね。ザマミロ!

その2「人を見かけだけで判断してはいけません」
おととい、これまた仕事帰りにJR埼京線に乗っていた時のこと。ドア付近に立っていたのだが、十条駅で怖そうなオニイチャンが2人乗ってきた。私の頭の中で「危険人物センサー」がピキピキピキーン!と反応する。彼らは革ジャンもズボンも真っ黒で、いたるところにシルバーの鋲やらアクセサリーやらがギラギラ光っている。いわゆるパンクロッカーというヤツか?頭も金平糖のようにトゲトゲが立っていて、ボディピアスもしている。私にとっちゃ、もはや彼らは「宇宙人」である(ものすごい偏見だ)。できることなら逃げたいのだが、あいにく夕方の埼京線は混んでいるし、私も大きい荷物を持っていて簡単には移動できない。そうこうしている内に彼らは私と反対側のドアの前に陣取ってダベりはじめた。怖いながらも「宇宙人」たちが一体どんな会話をするのか興味があり、耳をそばだてたら…。

メッチャメチャ訛っとるや~ん♪

しかも、声がまた見かけによらずかわいいこと!よく見たら、二人とも顔から「いい人オーラ」が出ている素朴そうな青年たちだった。私の中の「センサー」は反応を止め、見かけだけで判断してしまったことを、心の中で深く反省したのだった。でもやっぱり怖いよう。
コメント (3)
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