うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

教員なんて、ならんで良かった。

2005-03-30 12:46:52 | 雑記
大学教員のフラスコさんのブログ「大学教員の日常・非日常」で「ここじゃ先生じゃないの!」という記事が載っていた。確かに学校以外でお互い出くわすと、気まずいものがある。私も中学時代、地元の某スーパーで担任が一家で買い物しているのを見かけ、何か見てはいけないものを見てしまったような気がして、目をそらしてその場を足早に去った経験がある。向こうも学校では「怖い先生」を演じていたから、あんな所で声をかけられたらたぶんイヤだったろう。
高校の時には、結構学校の近所に住んでいる先生が多かった。私の担任シラさんは隣町の古いアパートに住んでいたのだが、みんなそのアパートのことを知っていて「つぶれ荘」とか「倒れ荘」とか呼んでいたものだ。シラさんは温厚で飾らない人柄(&酒飲み)だったから、その住まいがまたシラさんらしくて親しみを感じさせたのだが、嫌われ者の先生だったら「あんなボロアパートに住んでいるくせに!」とか絶対攻撃対象になっていただろう。教員にとって学校と自宅が近いことは、結構リスキーである。

私の友人知己にも教員が多い。「こいつらが先生やってんのか…」と思うと日本の将来が心配になってくるのだが(ウソウソ、冗談です)、それぞれの職場では私たち友人には見せない「教員の顔」で授業をしているのかと思うと結構興味深い。

静岡で社会科の教員をしているタニーという友人がいる。
その昔、伊豆地方の某高校にいた時、地元に住んでいたせいで行動がまるわかりになってしまって非常に困ったと言っていた。

「タニー先生、昨日の夕方○○の○○スーパーで魚と肉買ってたでしょ」
「えー!?どうして知ってんの?」
「ウチのお母さんが見たって」
「…(滝汗)」

当時、彼はまだ本採用ではない臨時教員だった。それにもかかわらず生徒の親にまで面が割れている…。小さい町の恐ろしさをヒシヒシと感じた、とタニーはしみじみ語るのだった。
本採用となり別の高校(やっぱり伊豆地方)で教鞭を執っている現在は、学校と離れたところに居を構えたか…と思いきや、隣町の教職員住宅に住んでいる。離れたところに住むだけの余裕がないのか、それとも開き直ったのか、どっちなのだろう?
コメント (8)
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